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【1/2】営業事務として入った会社に社長の知り合いの娘が新しく入社してきた。この人が原因でストレスのスの字も感じなかった職場が滅茶苦茶になった話。


21:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:16:01.35 ID:3e8lTqdb0

当然、大将も聞いていたので社長が

「あ、アントンさんは社長令嬢やからなぁ。
 ここ、メッチャ旨いねんで」

皆も口々にフォローにならないフォローでその場を誤魔化した。




22:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:16:37.15 ID:3e8lTqdb0

そんなこんなで席につき、
とりあえずビールで乾杯しようという事になった。

皆のグラスにビールが注ぎ終わって、
社長が乾杯の音頭をとろうとしたが、
しかし、やはり相手はアントン。

そう簡単には乾杯させてくれない。

「私、ワインしか飲めません。」




23:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:17:16.51 ID:3e8lTqdb0

しょうがないので、ワインを注文。

きたワインを見るなり
「これはどこのワイン?」とか言い出した。

アントンと一緒に上座に座ってるユリさんは、ずっとテーブル見てた。

私は、アントンと離れて座って良かったと思った。





24:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:18:08.98 ID:3e8lTqdb0

そして皆のビールの泡もなくなった頃、やっと乾杯が出来た。

皆がユリさんの結婚相手について色々質問してた。

笑顔で答えていくユリさんが凄く綺麗だった。

ユリさんは美人だし優しいし、旦那さんは幸せだろうなって思った。

ちなみにユリさんの結婚相手は歯医者さん。




26:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:19:58.17 ID:2GqM5NoR0

>>24

ちょっとユリさんと結婚してくる




25:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:18:52.18 ID:3e8lTqdb0

アントンが明らかに不機嫌になってきた。

営業さんがもう1人の主役アントンを気遣って、話かけた。

普段でもメチャクチャなアントンが
お酒が入ってまともになるわけもない。

それからは、アントン1人が主役。




27:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:20:24.05 ID:3e8lTqdb0

離れて座って安心していた私だが、アントンの言動には興味があった。

アントンは声がデカイのでよく聞こえた。

とりあえず、私とベテランさんと
友近似の設計さんはアントンチェックを開始した。

アントンは、誰に言うでもなく自分についてたんたんと語っていた。

どこの会社にいっても部下から慕われる。

いずれは親の会社の経営に携わらなければならないので苦痛。

どこで働いても、自分の能力を活かしきれない。

とりあえず私はお金持ち。

お金に困ったことがない。

有名俳優や歌手にプロポーズされた事がある。

今は、3人からプロポーズされている。などなど。




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