【1/2】営業事務として入った会社に社長の知り合いの娘が新しく入社してきた。この人が原因でストレスのスの字も感じなかった職場が滅茶苦茶になった話。
10:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:10:09.33 ID:3e8lTqdb0
業務開始直後、とんでもない事が発覚した。
自分から設計がしたいと設計部を希望しといて、CADが使えない。
もちろん、設計なんか今までやった事もない。専門知識もない。
でもアントンは
「教えてもらったらすぐ出来る。覚えるのは早い方やから。」て自信満々。
社長が見て見ぬ振りしてた。
ユリさんが
「社長の知り合いの娘って・・・何の知り合いなんだろうね。」
って言ってた。
私は本能的にアントンとは関っちゃいけないと思った。
11:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:10:51.34 ID:ttbNPJJH0
面白くなりそうだ
12:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:11:34.89 ID:3e8lTqdb0
もちろん設計出来るわけもなく、雑用する事になったらしい。
アントンは、設計さんにコピーを頼まれた。
が、何故かアントンは不機嫌。
どうもコピーをとるという業務が気に食わなかったらしい。
設計さんから受け取った書類を、私の所へ持ってきた。
「これ、コピーしてきて」と。
13:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:12:07.51 ID:3e8lTqdb0
私は営業部。アントンは設計部。
ちょうど私は、急ぎの見積書を作っていた最中だったし、
一瞬「ん?」と思ったけど、
コピーの使い方が解らないんだろうと思い、
私はアントンをコピーの所まで連れて行き
「このままセットして、ボタン押すだけです」と説明しながらやっていた。
が、アントンは自分の席に戻っていた。
16:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:13:32.46 ID:3e8lTqdb0
とりあえず、コピーした書類をアントンの所で持っていくと
「ちゃんと出来た?じゃ、次これFAXしてきて」
と次の書類を渡された。
アントンのPCを見るとエクセルの表があり、
下に小さい窓でヤフー知恵袋が開かれていた。
勤務一日目からこの態度。すごい人だと思った。
さすがに設計さんが、
「アントンさん、あんたに頼んだんやから。」
と助け舟を出してくれた。
17:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:14:36.04 ID:3e8lTqdb0
するとアントンは舌打ちをし
「バン!」と机を叩いて立ち上がりFAXを送りにいった。
今までそんな人が居なかったので、皆凍りついた。
ベテランさんだけがニヤニヤしてた。
アントンはFAXを終えて自分の席に戻ってくるなり、
書類を机に投げ喫煙室へ消えた。
18:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:15:25.80 ID:3e8lTqdb0
とりあえず、その日はユリさんのお祝いと
アントンの歓迎会を兼ねた飲み会があった。
皆の時間や予算的に、歓送迎会的な感じだった。主役は2人。
場所は、皆がよく行く居酒屋さん。
小さいながらも大将も面白いし、料理も安くて美味しい良い店だった。
が、店に入るなりアントンが
「は?何よこの店。私こんな店始めてやわ。狭いなぁ。」
と言い出した。