【1/2】営業事務として入った会社に社長の知り合いの娘が新しく入社してきた。この人が原因でストレスのスの字も感じなかった職場が滅茶苦茶になった話。
28:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:21:13.80 ID:3e8lTqdb0
友近さんはひいてた。
でも私とベテランさんは興味津々。
たった10分くらいの話で
私達3人を満足させてくれるアントンってほんとうに凄い人だと思った。
29:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:22:24.56 ID:3e8lTqdb0
アントンは自分のことを話し終わると、
注文した料理の話に移った。
この味付けは何か一味足りない。
このワインはなんでこんなに不味いのか。
この料理なら私は3分で作れる。
素材が悪い。
もっと新鮮な物じゃなきゃだめだ。などなど。
これは大将の耳には入っていなかったので良かったが、
ちょっとハラハラした。
でもベテランさんは「やっぱりアイツおもろいwww」って大爆笑だった。
それから私達は大好きなスルメの天ぷらを食べながら、
今後の楽しい日々を想像して盛り上がっていた。
30:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:23:13.65 ID:3e8lTqdb0
アントンはとにかく食う。飲む。
胃下垂だから大丈夫なんだって言ってた。デブなのに。
歓迎会ももうすぐお開きだという頃に、
不味いと言っていたワインを2本半飲み、
ワインしか飲めないといってたくせにビールも数本飲み、
料理を食い散らかしたアントンがやっと大人しくなった。
皆ちょっと疲れてた。
それから30分程してその日は解散した。
31:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:24:01.57 ID:3e8lTqdb0
次の日、アントンは休んだ。
理由は
「二 日 酔 い」。
やっぱりアントンは関っちゃいけない人だと思った。
32:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:24:49.49 ID:3e8lTqdb0
とりあえず、アントンは使えない人だった。
でも『出来る女』を演じるのが好きだった。
35歳だから、それなりに事務仕事は出来るだろうと考えていたけど、
両面&縮小&拡大コピーが出来ない。エクセル・ワードもぼちぼち。
電話応対&敬語が変。
33:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:25:03.82 ID:cqb5KCeX0
なんかドンマイ
34:名も無き被検体774号+ 2012/09/08(土) 10:25:49.57 ID:3e8lTqdb0
そのくせ、全てにおいてオーバーアクション。
一度にコピーを撮ればいいのに数回に分けてバタバタ走り回る。
電話を取れば耳と肩に受話器を挟んで、
何故か自分のスケジュール帳みたいなやつにメモ。
皆アントンには急ぎの仕事や重要な仕事は廻さないようにしてた。
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