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女がレイプされかけた話


182:RB19Goxc0 ◆jyk/HkHe/o :2014/05/21(水) 07:47:36.48 ID:SqPuqimc0

ワープロでやり取りは出来ないわ

すまん




185:RB19Goxc0 ◆jyk/HkHe/o :2014/05/21(水) 20:33:06.65 ID:SqPuqimc0

—-

ナナとの3度目のタンデム。

ナナは、前回より強く俺の腰に腕を絡めていた。

それがなんだか俺とナナの繋がりを示唆しているようで、

俺も笑みを零しそうだった。

今回は移動にそこそこ時間がかかる。

首都高速を経由して、およそ40分。

ナナは疲れやしないだろうか、と案じたが、特にそんな様子は見られない。




186:RB19Goxc0 ◆jyk/HkHe/o :2014/05/21(水) 20:33:43.07 ID:SqPuqimc0

道行く人の何人かが俺とナナを見る。

なんでもない視線なのかもしれんが、

ナナの容姿は人目を集めやすい。

俺は宛ら恋人として見られているのだろうか。

というか、そもそも恋人なのだろうか。

お互いの気持ちは知ったが、

まだ俺は正面からナナに好きだと言っていない。

なかなか難しいんだ、これが。

考えを吹っ切るようにアクセルを回す。

行き先は、舞浜だ。





187:RB19Goxc0 ◆jyk/HkHe/o :2014/05/21(水) 20:34:57.92 ID:SqPuqimc0

—-

ああ、待ってくれ。

「健吾さん、あれ!あれ乗りましょう!」

なんてこった…

ナナの体力は底無しだ。

もうどれくらい歩いたか分からん。

しかも面白そうなアトラクションを見つけた途端、

目を輝かせて走って行っちまう。

いや、俺が運動不足なのか…




188:RB19Goxc0 ◆jyk/HkHe/o :2014/05/21(水) 20:35:34.09 ID:SqPuqimc0

漸く追いつくと、並んでいるナナが俺に手招きする。

やめてくれ、目立つから。

「結構並んでるんですねー。健吾さん、時間かかっちゃうけど…」

「ああ、いいよ」

休めるからな。

笑顔で軽く礼をするナナ。

楽しんでくれているようで、何よりだ。




189:RB19Goxc0 ◆jyk/HkHe/o :2014/05/21(水) 20:36:04.07 ID:SqPuqimc0

ここは日本最大規模の遊園地の筈だが、

どうやらナナは初めて来たらしい。

これが結構意外だったが、

同時に、最初に連れて来てやれたのが自分、というのが嬉しくもあった。

ポケットから携帯を取り出し、

時間を見るとまだ三時半だった。

これから何時間も動き回ると思うと、

気が遠くなる思いだ。

まあ俺も楽しんでるけどな。

それにこれほどの反応を見せられちゃあ、俺もへばる訳にはいかん。




190:RB19Goxc0 ◆jyk/HkHe/o :2014/05/21(水) 20:36:37.26 ID:SqPuqimc0

—-

もう限界だ。

足が動かん。

グッズ売り場でマスコットキャラの耳がついたカチューシャを着けたり外したりしているナナに、声を掛ける。

「次は飯食わねーか。すぐ近くのレストランで…」

もう七時になる。飯には頃合いだ。

「あ、そうしましょうか!それと…」

何か言いにくそうだ。

……ああ、それが欲しいのか。

俺はナナが着けていたカチューシャをひょい、と取ってそのままレジに持っていく。




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