【5/5】人生ド底辺だし、とやりたい放題だったクズの俺が父親になった話。喧嘩ばかりの嫁にイラついて家に帰らず女の家で過ごしてた俺に息子が通う保育園から連絡がきたのが始まりで…
851: クズ ◆ZST.gXlq96 2014/08/24(日) 23:31:53.15 ID:ktYFwS2/O
疲れた。
もう疲れた。
俺は行く宛もなくただただ街をさ迷い歩いた。
ゲームセンターの前を通りかかった時に、足を止めた。
派手な格好をした高校生くらいのヤンキー2人が、中学生をなぐったりして脅してる。
まわりの人間は見て見ぬふりをしているようだった。
852: クズ ◆ZST.gXlq96 2014/08/24(日) 23:39:46.74 ID:ktYFwS2/O
俺「おいお前ら何やってんの。
そんなダサいことしてんな」
俺はそれを見かねて口を挟んだ。
ヤA「はぁテメー何?」
ヤB「しゃしゃり出てくんなオッサンw」
ヤンキーが中学生に蹴りを入れた。
お腹を抑えて座り込む中学生。
853: クズ ◆ZST.gXlq96 2014/08/24(日) 23:40:49.39 ID:ktYFwS2/O
俺「いい加減にしろクソガキ」
俺はヤンキーを突き飛ばした。
ヤB「おい、やんのかオッサン」
ヤA「ぶっ殺すぞ」
ヤンキーの一人がナイフを出して俺を威嚇する。
俺「恐くねーよ。
かかってこいクソガキ」
ヤA「ヒローのつもりかおっさんw」
ヤンキーが俺に近づいた。
854: クズ ◆ZST.gXlq96 2014/08/24(日) 23:42:01.12 ID:ktYFwS2/O
その瞬間、腹部に強い痛みが走る。
俺はその痛みの部分を見た。
服が真っ赤に染まり始めた。
どうやら刺されたみたいだ。
大量に血が出てるのが分かる。
恐怖心なんてものは微塵もなかった。
むしろやっと楽になれるんだ。
これでハルのところに行ける。
そう思った。
俺はその場に座り込む。
強い痛みの後に吐き気がやってきた。
目眩もする。
だんだんと視界が暗くなっていくのが分かった。
気を失ったんだ。
856: クズ ◆ZST.gXlq96 2014/08/24(日) 23:45:54.43 ID:ktYFwS2/O
次に目を覚ました時、俺は病院のベッドで横になっていた。
俺の左手を誰かが握っているようだ。
俺「サ…サリナ…」
サリナは俺が目を覚ましたのに気づくなり、泣きながら話しかけてきた。
サリナ「心配したよ…
バカ…
むちゃしないでよ…」
そうだ。
刺されたんだ。
俺「なんだ…
しねなかったのか…」
前進の力が抜けていく。
858: 名も無き被検体774号+ 2014/08/24(日) 23:46:26.33 ID:nUEB0yoM0
流石にこれは...
859: 名も無き被検体774号+ 2014/08/24(日) 23:47:35.80 ID:uagAHtUc0
おまえら黙ってろよいいから黙ってろ
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