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【5/5】人生ド底辺だし、とやりたい放題だったクズの俺が父親になった話。喧嘩ばかりの嫁にイラついて家に帰らず女の家で過ごしてた俺に息子が通う保育園から連絡がきたのが始まりで…


689: クズ ◆ZST.gXlq96  2014/08/24(日) 05:52:24.57 ID:ktYFwS2/O

俺「どうしたい? 

何でも言ってくれていいよ」 

サリナ「ハルともう一度二人でやり直したいの…」 

俺「…」 

サリナ「ハルにとって俺君は大事なパパだって分かってるよ。 

でもね、 

ハルともう一度頑張って生きて行こうって思ってるの…」 

俺「…だめなのか………」 

3人で生きていくじゃだめなのか?って言いたかった。 

でも言葉がうまく出ない。 




690: クズ ◆ZST.gXlq96  2014/08/24(日) 05:54:53.13 ID:ktYFwS2/O

>>687こんな時間まで付き合ってくれてる人もありがとう。 

続き 

サリナ「えっ?」 

俺「いや、何もない。 

そっかw 

うん。分かった」 

俺は何納得してんだ。 

俺「あっ、そうだ」 

俺はタンスの引き出しから通帳を出して、サリナに差し出した。 

サリナ「これは?」 

俺「ずっと貯めてたんだ。 

ハルのために家ん買おうと思ってたんだけどなw 

でも、 

どうやら俺には必要ないみたいだからw 

ハルのために使ってやってほしい」 




691: クズ ◆ZST.gXlq96  2014/08/24(日) 05:56:35.02 ID:ktYFwS2/O

サリナは通帳に手を伸ばすと、そのまま俺に返した。 

サリナ「受けとれないよ…」 

俺「いいから。 

お金がなきゃ生活も出来ないだろ?」 

サリナ「優しくしないでよ…」 

泣き出すサリナ。 

サリナ「そんなに優しくしないで… 

俺君に甘えちゃう…」 

俺「いや、甘えていんだよ。 

他人じゃないだろ?」 

サリナ「いやなの… 

俺君の優しさに甘えるわたしがいや… 

だから出ていくの…」 

それ以上俺は何も言えなかった。 

サリナが決めたことなんだ。 

俺は陰ながら、サリナとハルを応援出来ればいい。 

そう思ってた。 





692: 名も無き被検体774号+ 2014/08/24(日) 05:56:40.67 ID:GWwXZ0430

なんでそこで引いちゃったんだ… 

押すとこだろうに。 




693: クズ ◆ZST.gXlq96  2014/08/24(日) 05:59:46.80 ID:ktYFwS2/O

数日後、 

サリナとハルが住むマンションが決まった。 

サリナは介護職に復帰し、いよいよ引っ越しとなった。 

距離は一駅程だったので、いつでも会いに行けると言うことで少し安心してる。 

ハルは泣いてぐずってたけど、好きな時に会えると言うことで我慢してもらった。 

我慢ばかり可哀想なんだけどな。 

ようやく引っ越しも終わり、サリナとハルとはお別れだ。 




694: クズ ◆ZST.gXlq96  2014/08/24(日) 06:01:07.96 ID:ktYFwS2/O

サリナ「俺君本当にありがとう」 

俺「うん。 

全然いいよ。 

また何かあればいつでも言って」 

サリナ「うん」 

ハル「パパー。 

まいにちおでんわするねw」 

ハルには携帯を持たせた。 

俺にいつでも電話出来るようにだ。 

きっと心配で俺ばっかり電話するんだろうけど。 




695: クズ ◆ZST.gXlq96  2014/08/24(日) 06:03:07.89 ID:ktYFwS2/O

俺「じゃあまたな」 

ハル「パパーまたあしたねー」 

俺「明日は無理だよw 

お休みになったらなw」 

ハル「はいw」 

俺「ハルのこと頼んだよ」 

サリナ「うん… 

俺くん…?」 

サリナが少し切ない表情を見せる。 




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