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【2/5】人生ド底辺だし、とやりたい放題だったクズの俺が父親になった話。喧嘩ばかりの嫁にイラついて家に帰らず女の家で過ごしてた俺に息子が通う保育園から連絡がきたのが始まりで…


368: クズ ◆ZST.gXlq96  2014/07/15(火) 23:33:25.77 ID:5+fbzMw2O

親父「泣きたい時は泣けばい。

悔しいだろうけど、悪くないなら悪くないって言い続けろ。悪いことしたらちゃんと謝れ。」

昔の記憶がよみがえる。

俺は眠るハルの髪をクシャクシャしながら、

父親の俺が息子を信じなくてどうすんだって、独り言を呟いた。

朝がきて、俺はハルをおぶって仕事場に向かった。

ハルを置いて仕事に行くのが不安だったからだ。




369: クズ ◆ZST.gXlq96  2014/07/15(火) 23:35:19.44 ID:5+fbzMw2O

アルバイトが会社に子供を連れてくるなんて、前代未聞なのは分かってる。

社長に事情を説明すると、

現場は駄目だから事務に置いていくならいいと言われた。

理解がある人で本当に助かったよ。




370: クズ ◆ZST.gXlq96  2014/07/15(火) 23:36:48.51 ID:5+fbzMw2O

事務員さんによろしく言って現場作業に出た。

昼は会社に戻ってハルとコンビニ弁当を食べた。

ハルは嬉しそうに食べてた。

俺もハルのそばにいて安心できた。

お利口にしてたみたいだし。

事務員「この子めちゃくちゃ可愛いね。

将来イケメンだわw」

息子を誉められて悪い気はしないもんだ。

作業が終了すると、社長がみんなでご飯に行こうと誘ってくれたので、

その言葉に甘えることにした。





371: クズ ◆ZST.gXlq96  2014/07/15(火) 23:39:46.00 ID:5+fbzMw2O

社長行き着けの居酒屋に入り「好きなもん食え」と言われた。

ハルは人が多いせいか少しグズっていた。

社長に酒をすすめられたけど、ハルもいるので断った。

帰宅したのは少し遅い時間になった。

ハルは俺の背中でぐっすり眠っている。

ハルを起こさないよう、静かに家に入る。




373: クズ ◆ZST.gXlq96  2014/07/15(火) 23:40:45.63 ID:5+fbzMw2O

リビングに灯りがついていたので、

遅くなりました。とだけ伝え部屋に入った。

ヒロシおじさん「俺くんちょっといいかな?」

戸を少し開けヒロシおじさんが顔を出した。

少し険しい表情に、何かあるなと感じた。




374: クズ ◆ZST.gXlq96  2014/07/15(火) 23:42:13.22 ID:5+fbzMw2O

リビングのソファーに腰を掛け対面するも少し沈黙が続いた。

何か言い出しにくそうにしていたので、

俺「あの…昨日はすいません。

奥さんの服汚れちゃったみたいで。」

俺から話しをふった。

ヒロシおじさん「いや…いいんだよ。

そんなこと気にしなくても」

相変わらず気まずい雰囲気だ。




375: クズ ◆ZST.gXlq96  2014/07/15(火) 23:43:14.83 ID:5+fbzMw2O

ヒロシおじさんは仕事用の鞄から、
パンフレットのようなものを出してテーブルに置いた。

ヒロシおじさん「これなんだけど…」

俺に見やすいように、そばに近づける。

自立支援相談?

サッと目を通した。




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