【ウマ娘怪文書】「今日はマーちゃんがタキオンさんから貰った『ねこさんになるおくすり』を塚って、いつも働き者なトレーナーさんを癒してあげたいと思います」
8: 名無しさん(仮) 2025/01/26(日)04:30:18
「よしよしよし……。うーん、首輪はついてないし……トレセン敷地内の猫かな……? 確か、理事長は敷地内の猫を全て把握しているとか噂になってたような……」
『ふふふ、マーちゃんはマーちゃんねこですよ?』
「ん、そっか。うちのとこの猫かー。それならすこし愛でてても問題は無いか」
……会話ができない分、すれ違いは起きてしまいますね。すこし寂しいですが……でも致し方ありません。これもトレーナーさんを癒すため。我慢も必要なのです。
「おー、よしよしよし……」
『ふゃぁ……!?』
突然、トレーナーさんがマーちゃんのほっぺをすりすりし始めました。びっくりしてヘンな声も出ちゃいました……。
でも、トレーナーさんからしてみれば、ねこさんのほっぺをなでなでするのは普通のことで……。うー……///
『…………マーちゃんのほっぺた、もっとすりすりしてもいいですよ……?』
「ん、なんだほっぺすりすりして。……ふふっ、すりすり気持ちいいのかー?」
『なんだか、その……ポカポカしますのです……えへへ』
「そうかー、よしよし」『ふゃー……♪』
9: 名無しさん(仮) 2025/01/26(日)04:31:26
マーちゃんはトレーナーさんへの頬ずりをしばらくずっと楽しみます。……はっ……トレーナーさんを癒す計画のことも、もちろん忘れていませんよ……?
トレーナーさんはねこさんをなでなでできる。マーちゃんはトレーナーさんに頬ずりできる。うぃんうぃんなのです。
「……そういえば、首のとこも好きな子はいるらしいな」『……えっ?』「……よしよしむにむに……」『ひゃあっ……///』「ん、鳴いてる。ここが良いって感じかなー……?」
と、トレーナーさんに首すじを触られています……! とってもこそばゆくて、とってもムズムズします……。
うぅ……っ。こ、これ以上は危険です。マーちゃんアラート発令なのです。
「あれ、行っちゃった」
するりとトレーナーさんの手からすり抜けて、トレーナーさんと距離を離します。かわいいマーちゃんのうなじをむにむにするのは禁止なのです。
「はー、可愛かったなあ……よし、リフレッシュできたし仕事に戻るか」『あっ……』
どうしましょう、トレーナーさんが仕事に戻ってしまいます……! それはいけません。これはトレーナーさんをふやふやになるまで癒し尽くす大作戦なのです!
10: 名無しさん(仮) 2025/01/26(日)04:33:36
ならば……マーちゃんも一肌脱ぐ必要があるのです。
『トレーナーさん、トレーナーさん』「ん、なんだ……? 何を鳴いてるんだ……」
『トレーナーさんの脚に……スリスリスリなのです』「わあっびっくりした。いきなり甘えてきて……結構甘えん坊なのか……?」
『仕事なんて放っといてマーちゃんに構ってください〜』「あはは、可愛らしいけど……ちょっと歩くのにはジャマかも……? よいしょっと」
脚へのスリスリで進路を妨害したのですが、トレーナーさんはデスクまでたどり着いてしまいました。作戦失敗の危機なのです……!!
こうなったら実力行使なのです! マーちゃんやるときはやるのです……!
『えい』「あっ……」
ふふーん、トレーナーさんが椅子に座る前に先に座ってやりました。これでトレーナーさんは手詰まりです。
「…………これから仕事なんだ。ごめんね、ねこちゃん」『えっ……』
そうしてトレーナーは座ってるマーちゃんに近寄っていって……どんどん近づいていって……。そうして、差し出された手のひらがそのままマーちゃんの脇を捉えます。
11: 名無しさん(仮) 2025/01/26(日)04:35:14
『わわわあっ……!?』
と、トレーナーさんに、だっこ……されてしまいました……/// ……トレーナーさんはけっこー力持ち、ですね……?
「よいしょっと……ごめんねねこちゃん、仕事がまだ残ってるんだ……また後でね」
ドキドキしているマーちゃんを余所に、トレーナーさんはマーちゃんを降ろすと椅子に座ってしまいます。
むっ……むーーっ……。こうなってしまったら仕方がありませんね……強硬策なのです……!!
ゆらり、ゆらりと座っているトレーナーさんに近づいていく。
『覚悟していてくださいね……? トレーナーさん……!』「えっなに……?」『えいっ』
そうして、アストンマーチャンは椅子に座っているトレーナーさんの上に座ってしまうのでした。
「わっ、膝の上に乗ってきた……そんなに構ってほしいのか……?」『はい、その通りなのです』「そっか……」「……でも仕事はしないといけない」『だーめーでーす! トレーナーさんは癒されるのです!』
マーちゃんはくるりとトレーナーさんと向き合うように座りなおします。そうしてそのまま……。
『ぎゅーーっ!!』
12: 名無しさん(仮) 2025/01/26(日)04:37:20
トレーナーさんに抱きつきました。これならもうお仕事できないハズなのです。
「わっ、めっちゃべったりくっついてくるなこの子…………うう、やっぱりかわいい……」『良いんですよ、存分にかわいいマーちゃんを可愛がってください……♪』「…………うぅ……うーーぅ……うーーーん……っ」
トレーナーさんの表情に葛藤の様子が浮かんでいます。これはもうあと一押しなのです……!
『トレーナーさん、マーちゃんは欲しいです……♡ マーちゃんを愛でて撫でていっぱい可愛がってくださいね……♪』
それがトレーナーさんからどう聴こえていたのかはわかりません。ですが、トレーナーさんの理性さんを飛ばすには充分だったようでした。
「〜〜〜〜〜っ!!」
ガバッ。トレーナーさんがマーちゃんを抱きしめながら立ち上がります。
全身がぎゅぎゅーっと密着して、マーちゃんのお顔は思わず真っ赤になってしまいます。
「……………………」
ズンズンとトレーナーさんはソファーに向かって歩きます。そうして……。
ごろーん!『ふゃあ……!』
トレーナーさんはマーちゃんを抱えたまま仰向けにソファーに横になりました。
13: 名無しさん(仮) 2025/01/26(日)04:38:49
密着して、抱きしめあって、まるでトレーナーさんを押し倒してしまったみたいな姿……/// トレーナーさんからは、ただねこさんを抱いてるだけに見えるかもしれませんが、それはそれなのです……///
「…………かわいいなきみは」
よしよしなでなで……。トレーナーさんは頭を背中を撫で回します。
『ふゃぁ……♡』「……お耳もいじってあげるか。お耳のなかをカリカリカリ」『んんっ♡♡ ふぁっ……♡♡』
お、お耳をいきなり……しかも裏側をカリカリ刺激されてしまいました……。うぅーー……/// トレーナーさんのへんたいさんです……///
「お耳をモチモチむにむに」『んんん〜〜〜♪』
お耳のマッサージをされて思わずふやぁとなりました。トレーナーさんは猫撫での才能があるのではないでしょうか。
「かわいいなぁ……お前はホントに」
そう言ってトレーナーさんはマーちゃんの顔に顔を近づけます。
どんどん近づいて、近づいて、近づいてくる。瞼を閉じたトレーナーの顔が、唇が……。
……わぁ……ま、待ってください……マーちゃんそれはまだ心の準備というものができてはいないので――!?
14: 名無しさん(仮) 2025/01/26(日)04:40:20
――ちゅっ。
『にゃ……にゃあ……///』
二人の間の距離がゼロになる。トレーナーさんの唇の感触が、マーちゃんの唇…………ではなく、マーちゃんのお鼻に伝わりました。
……び、びび……ビックリしました……。まさかトレーナーさんがこんなにも大胆だったとは……。……ううん、マーちゃんはわかります。トレーナーさんはねこさんのお鼻にちゅーしただけだと。
でも、それはそれとして。仕返ししたくもなりました。どうせねこさんだと思っているのです。マーちゃんだって大胆なことをしちゃいましょう。それくらいしても良いのです。
「……ん、どうかしたのか?」『ふふっ、トレーナーさん……♪』
トレーナーさんの口元にそっと近づきます。そうして……。
『んー……んぅ、大好きです……♡』
……ペロペロちゅっ♡
トレーナーさんの唇をぺろぺろとなめて、軽くキスをします。どうせにゃーとしか聴こえてない愛の告白もセットしました……♡ ふふっ、仕返し成功なのです……♪