俺に人生を変える一言を贈ってくれた妻に「ありがとう」と感謝の言葉を伝えてみた。そんな妻との出会いは中学の時で…
87: 1 ◆P6h9Mo9jzE 2013/01/24(木) 14:57:10.08 ID:t5vj4X590
家に着くと誰もいない時間帯にも関わらず、
風呂場からシャワーの音がしました。
弟かな?と思いふと覗くと手首を切り、気を失っていました。
大量の血と青ざめた弟。
とっさにタオルで止血して、病院に連れて行きました。
弟の意識が戻り「お兄ちゃんごめんね…」と弱々しい声で謝ってきました。
私もこの時必死になっていたのであまり記憶がありません…
お前までおらんくなったら、お兄ちゃんは一人になる。
学校、母親の死、悩み色々あったんだと思います。
その事に気づいてあげれなかった
自分が情けなくなり涙が止まらなくなってしまいました
88: 1 ◆P6h9Mo9jzE 2013/01/24(木) 14:58:31.02 ID:t5vj4X590
幸いな事に腱のお陰と発見が早かったので
出血量は少なく大事には至りませんでした。
やはり心の傷も大きかったんではないかと思います。
ただあの時早退しなければ、弟は亡くなってたかもしれません。
お兄ちゃんを一人にせんで…弟の前で号泣してしまいました。
ごめんね…兄ちゃん。
こんな事は二度としないから。本当にごめんねお兄ちゃん。
89: 名も無き被検体774号+ 2013/01/24(木) 15:00:37.51 ID:0mdNzY1h0
弟…(´;ω;`)
90: 名も無き被検体774号+ 2013/01/24(木) 15:01:17.02 ID:cqPSXbol0
あかん…
94: 1 ◆P6h9Mo9jzE 2013/01/24(木) 17:31:00.28 ID:t5vj4X590
弟の手首の傷は癒えましたが、
俺も弟もお互い悩みも多かったです。
高校卒業後は就職すると言い張っていましたが、
説得の末進学を決めてくれました。
一念発起し勉強に集中しはじめました。
本音は塾に通わせたり、講習に行かせたりしたかったですが、
学校以外のほとんどの時間自宅に籠り勉強を頑張っていました。
咲も勉強を教えてくれたり、
自分の使っていた教材など持ってきてくれて弟をサポートしてくれました。
95: 1 ◆P6h9Mo9jzE 2013/01/24(木) 17:32:50.09 ID:t5vj4X590
この時、咲とは少し疎遠になりつつあった。
仕事で中々会えない日々が続きました。
一年前までは毎日のように会って、
一緒にお茶したり、デートしたり。
二人で過ごした時間が懐かしく、そして切なく感じていました。
それでも咲は待っててくれました。
「辛いかもしれないし、大変なのはわかっているよ。
でも私に…私だけは本音は吐いて欲しいよ。」そう言って励ましてくれました。
自分の感情を上手く表せない…
でも咲に対する感謝と想いは日々大きくなって行きました。
96: 1 ◆P6h9Mo9jzE 2013/01/24(木) 17:34:32.29 ID:t5vj4X590
頑張りが実ったのか、
弟は旧帝大に現役で合格することができた。
ただ離れた地方だった、
どうしても家から通わせる事も出来ず、
父の旧友である、長谷(仮名)さんに相談した。
長谷さんは全国区の不動産関係を扱う
職種でその地方でどうにか安い家賃で借りれる
賃貸を探してくれるように懇願した。
長谷さんは色々な物件を紹介してくれたんだ。
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