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後味の悪い話『医療事故の被害者』


833: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/05/27(水) 20:25:02.08 ID:N70jBD+a0

辛い毎日から解放されたと思えば、青年は救われたのかもしれない




834: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/05/27(水) 20:46:26.24 ID:/dBuWjO40

辛いと言っても死ぬ方がましなほどではないな




858: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/05/28(木) 17:58:35.49 ID:zNDDSqSk0

後味悪いかは微妙だけど、どこかの怪談のまとめにあった話。
うろ覚えだから細かい所は脳内補完。

ある所に、宿を経営している主人が居た。主人には小学1~2年生位の娘が居た。
この娘は小さいながらにお客に呼び掛けをしたりお茶を運んだり、よく父親の仕事のお手伝いをする働き者だった。
ある日、宿に一人の中年の男が泊まりにきた。主人は早速中に通す。主人は娘に、「このお客さんを部屋へ案内してあげなさい」と言った。
しかし、娘は「このひと、怖い」と言って奥に引っ込んでしまう。
「こら、お客さんに失礼じゃないか」と主人は軽く叱る。娘は引っ込んだままで、仕方なく主人自身が男を部屋へ案内した。
普段どんなお客にも人見知りせず愛想よく接する娘なのに、変だな、と主人は感じていた。

男が泊まったその夜、主人は車のアクセルの音に目を覚まして外へ出ると、そこには複数のパトカーがとまっており、驚く主人。
何でも警察の話によると、この辺りにお婆さんを殺害して物を盗んだ男が逃げ込んだという。警察に殺人犯の写真を見せて貰う主人。主人は背筋が冷たくなった。それは今日泊めたあの中年の男の写真だったのだ。
すぐさま主人はその男を警察に引き渡した。無事、犯人は逮捕された。

その後、主人は娘の言動を思い返した。娘が「怖い」と言っていたのは、あの男が殺人犯だとわかっていたからなのか。そうだとしても何故?
気になった主人は娘に問いかけた。
「なんであのおじさんを怖いと思ったんだい?」
娘はこう答えた。

「あのおじさんの後ろに怖い顔したお婆ちゃんがいたの…」





867: 本当にあった怖い名無し 2015/05/28(木) 21:48:25.26 ID:d63PuK/An

PCゲームの「電激ストライカー」
熱いゲームだと聞いてやり始めたらとんでもない展開だった

主人公のヤマトは幼い頃遭遇した「想い出コレクター」と名乗る、
「想い出と引き換えに願いを叶える」力を持った謎の老人の力で
憧れの漫画の中のヒーロー、電激ストライカーになることができた
しかし本当は漫画の世界の人物が現実に現れ同姓同名の主人公、ヤマトとその存在を交換。
ヤマトの魂は漫画の中の悪役であるミラーの心臓へと閉じ込められてしまった

十数年の時が経ち、その漫画の筋書き通りに悪の帝国が日本への侵攻を始める
18歳になった主人公のヤマト(入れ替わり後)は悪の帝国を打ち滅ぼすため奮闘し、ミラーとも対峙する。
元々の主人公であるミラーの中のヤマトは自分の身に起こったことを理解しておらず
心は幼い頃のまま、父や母との再開を喜んでいた…

実はその漫画は主人公の父親が描いたものであり、父親はミラーに向かって
「強大な力をもつお前はいずれ死んでしまう運命に設定してある。ざまあみろ」と告げる

結局父親はミラーの中に本物の息子の魂が宿っていることも知らず、ヤマトはミラーを倒し、世界に平和が戻ったのである

これが真EDではないけどどのEDも父親はヤマトのことを知らないままヤマトが消えてとにかく胸糞悪かった




919: 本当にあった怖い名無し 2015/05/30(土) 06:02:34.69 ID:7ZsvU03ow

国語の教科書で思い出した。
ヘルマン・ヘッセの「少年の日の思い出」

エーミールは「僕」の家の隣に住む先生の息子である。
非の打ちどころがなく品行方正な模範生であり、さらに蝶の保管(標本?)について優れた技術も持っていた。
貧しい家庭の「僕」はエーミールを慕いながらも妬み、憎んでもいた。
「僕」は幼い僕は、青い蝶を捕える。
その標本をエーミールに見せると、エーミールは蝶の珍しさを認めながらも、「僕」の標本が酷いから蝶が台無しだと批評する。
数年後、「僕」が欲しがっていた別の珍しい蝶をエーミールが蛹からかえしたと聞き、エーミールの部屋を訪ねる。
エーミールの居ない部屋で蝶を見ていた「僕」は、誘惑に負けて標本された蝶を盗みポケットに入れる。
すぐに良心の呵責から戻そうとするのだが、蝶はポケットの中でぐしゃぐしゃに潰れていた。
必死に直そうとする「僕」だが、当然つぶれた蝶は元に戻らない。
罪の意識に耐え切れなくなった「僕」は、エーミールに謝罪し、お侘びとして大切な自分の蝶を全て差し出すと提案。
しかし、エーミールは特に怒りもせず、ただ息をひとつ鳴らしてこう言った。

「そうか、そうか、つまりキミはそういうやつだったんだな。」

その夜、「僕」は自分の蝶を全て潰して捨てた。




920: 本当にあった怖い名無し 2015/05/30(土) 06:07:08.98 ID:7ZsvU03ow

>>919
ミスった
×「僕」は幼い僕は、青い蝶を捕える。
○ある日、幼い「僕」は青い蝶を捕らえる。

エーミールの言葉がなんか、グサッと来たんだよな
もちろん、「僕」が悪いから言い訳のしようもないわけだけど
人に軽蔑されることはこんなに恐ろしいのかと思った。




971: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/05/31(日) 12:34:48.43 ID:8Dz8pdvb0

ムーミンシリーズに、登場する度に後味が悪いというか物悲しいような、複雑な気分にさせられるキャラがいる。
モランという名前で、よくみんなのトラウマにも挙げられるキャラ。容姿は文章じゃちょっと説明しにくいので画像を下に貼っときます。因みに女性。

ムーミン谷は色んな生物や種族が価値観は違えど皆受け入れあい、共生している。だからこそムーミン谷はユートピアなのだ。
こんな風な言葉がムーミンの原作の解説にはあった。
しかしそのムーミン谷に陰を落とす存在、誰とも共生出来ない存在、それがモラン。

モランの体は冷たく、彼女に触れた者は下手すれば凍え死んでしまう。彼女の周りは冷気が立ち込める。彼女が通った跡は凍りつき、長く佇んだ場所は二度と草花が育たなくなる。
原作では氷のような声と表現され、アニメ版「楽しいムーミン一家」では呻り声しか発さない。

モランは寂しく、体は冷たく、常に(暖をとる意味でも、人肌が恋しい意味でも)あたたかさを求めて彷徨っている。
けれど彼女が焚き火を求めても近づいた途端冷気で火は消え、他人を求めれば他人は恐ろしさに逃げていく。

以下、原作のエピソード。




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