勇者(35)「あ、異世界から来た勇者です、よろしくお願いします」 女魔法使い「ええ…」 (74)(完)
1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 19:52:20.982:SzK1zoyM0 (1/44)
勇者「あれ、仲間って君だけ?なんか情報と違うけど…、まあいいか。それじゃ早速旅にでましょうか」
女魔法使い「あ、ちょっと待ってください、勇者さん、今装備している武器と防具ってその」
勇者「え、ああ、武器はヒノキの棒で、防具はこれ、お鍋の蓋かな?まあ、初期装備ってことで」
女魔法使い「そ、それじゃレベルは」
勇者「え?当然レベルは1だよ?これから冒険始めるんだから、当たり前…」
女魔法使い「じゃ、じゃあ歳は!?」
勇者「えっと35であと2か月したら36に…」
女魔法使い「おっさんやんっ!」
2:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 19:52:35.092:l92lfa640 (1/1)
3行で
3:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 19:53:07.924:83wXbE560 (1/10)
(´・ω・`)懐かしい
4:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 19:54:20.355:SzK1zoyM0 (2/44)
女魔法使い「伝説では異世界からくる勇者様は、歳は十代、超イケメンで
はじめからめちゃくちゃ強くて、くっそ強力な武器持ってるって話でしたけど…」
女魔法使い「少なくとも貴方よりちょっと前に来た勇者さんはそんな感じでしたし」
勇者「ああ、僕らよりちょっと若い世代の勇者はそんなかんじかもね。
けど、まあ勇者っていろんなタイプいるからさ…、ってあれ、俺が来るより前に
もほかに勇者来たの…?」
女魔法使い「ええ、超イケメンで強そうなのが。
私の同期の戦士と僧侶と武道家はその勇者と一足先に
旅に出ちゃいましたよ。
はあ…、わたしも最初に来た勇者さんについていけばよかった…まさか次に来る勇者さんが、こんな普通のおっさんとは」
勇者「ええ…、いやひどいな君。けど、なんで皆と一緒にその若い勇者と旅にでなかったの」
女魔法使い「…、なんかその勇者、自信に満ち溢れてて、女癖悪そうだったからいけ好かなくて」
勇者「君、全方位に口悪いな…、まあいいけど、一応、俺と一緒に魔王討伐のために
パーティ組んでくれるってことでいいんだよね」
女魔法使い「ええ、もう仕方ありませんからあなたについていきますよ…はあ」
5:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 19:54:42.623:SzK1zoyM0 (3/44)
最初の村
女魔法使い「ここが最初の村ですね。ええと、まずはどうしたらいいんだろ…、
書物とかだとなんかギルトとかに行って、依頼とかを引き受けたりとかそういう…」
勇者「まずは情報収集だな」
女魔法使い「え?」
勇者「あ、すみませーん、お爺さんちょっと」
村人A「ふぉっふぉ、ここは最初の村じゃよ」
勇者「そっか、ありがとうございます、あ、そこの、すみません」
村人B「剣や防具は持ってるだけじゃなくちゃんと装備しないと意味ないよ」
勇者「なるほど、ありがとうございます」
女魔法使い「ええ…?」
6:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 19:55:02.424:SzK1zoyM0 (4/44)
女魔法使い「なにやってんですか、そんなしらみつぶしに村の人に声掛けて」
勇者「こういうのはまず村の人から情報を得て冒険のヒントを得るんだよ。常識じゃないか…、よし次は」
勇者「すみませーん」がちゃ
女魔法使い「ちょ、ちょっとそこ人んちでしょ、だ、だめですよちょっと!」
村人C「東にある塔に魔法のカギを守ってる魔物がいるそうだよ」
勇者「うん、なるほど。ありがとうございます。よっと」ぱりーん
女魔法使い「いや何家のツボ勝手に割ってるんですか!」
勇者「みてみ。ツボから薬草でてきた。もらっておこう」
女魔法使い「いやちょっとっ!?」
7:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 19:56:03.258:83wXbE560 (2/10)
(´・ω・`)久々に全部読みたいから頼むぞ