勇者(35)「あ、異世界から来た勇者です、よろしくお願いします」 女魔法使い「ええ…」 (74)(完)
36:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:11:52.193:83wXbE560 (7/10)
(´・ω・`)がんばえー
37:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:12:05.780:SzK1zoyM0 (25/44)
勇者(レベル52)「ハーレム目的で連れてた仲間が何人かいなくなってまあ…、
ちゃんと冒険者らしくなったね。で、どうする?」
若勇者(レベル71)「魔王を倒すのは俺たちの役目だっ!あんたは後ろで指をくわえてみてろっ!」
勇者「うん、じゃ、そうしようかな」
若勇者「はは、ここへきて怖気づいたか!よし、みんな行こうっ!」
女戦士(レベル44)「ええっ!」
女武道家(レベル36)「汚いおっさん!そこで私たちの戦いぶりをみてな!」
女僧侶(レベル40)「魔王倒したらあんたの番だからねっ!」
女魔法使い(レベル58)「え?いいんですか?魔王討伐の手柄、奪われちゃいますよ」ひそひそ
勇者「うん、正直レベル50そこらの俺ら二人で魔王倒せるほど甘くないと思うし。
彼らに先に魔王と戦ってもらって、HP削ったところでスキをついて魔王倒す策に変更しよう」ひそひそ
女魔法使い「うわあ…」
38:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:12:22.495:SzK1zoyM0 (26/44)
…
魔王「くっく、勇者よよくここまで来たな。だがここまでだ。
わがうでの中で息絶えるが良い!」
若勇者「お前を倒して世界を平和にしてみせるっ!行くぞみんなっ!とりゃあ、ギガスラッシュ!」
女戦士「ああ、どりゃああ!烈破斬!」
女武道家「ていやっ、正拳突き!」
女僧侶「回復はまかせて!ヒール!」
魔王「ぬうう!やりよるっ!」
……
どぎゃあ!がぎい!
勇者「がんばれー、若いのー」
女魔法使い「……はあ、なんか緊張感ないな。ようやく魔王戦なのに。
あ、そういえば、勇者さん。魔王を討伐したら、どうするんですか?」
女魔法使い「……、って、やっぱ、故郷に帰って奥さんのもとに…
むぐぐっ、ふぁ、ふぁにするんですか、むーむーっ!」
勇者「その先はいわないように」
女魔法使い「ぷはっ、…え?なんでですか?」
勇者「ジンクスだよ。戦場でその手のセリフいうとフラグが立つからさ。
さすがに魔王が相手だと、何があるかわかんないからね」
39:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:12:35.875:SzK1zoyM0 (27/44)
若勇者「ギガスラッシュ!」
魔王「ぐあああああ!」
どさっ…
若勇者「はあ、はあ…、や、やった、勝った!魔王を打ち取ったぞっ!!はは、みたかおっさん!」
勇者「ばか!、油断するな!魔王がそう簡単に負けるわけないだろ!!
魔王ってのは一度倒したって、変身して第2戦なんてお約束なんだよ!」
若勇者「え?」
魔王「ぐごごごご…やってくれたな…、ガキが」
若勇者「え…?なんだ、この化け物…、ひっ、ぎゃあああ!」
若勇者「」
女戦士「いやあああ!!ゆ、勇者がああ!一撃で…、そんな…」
女僧侶「そんな…、わたしまだ蘇生呪文…使えないのに…」
40:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:12:47.335:uedhfG+20 (3/4)
wktk
41:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:12:53.913:SzK1zoyM0 (28/44)
勇者「げえ…、なんだあの魔王。思ってたのと違う。想像よりずっと強いぞ…
くっ、やばい!俺たちもすぐ戦闘に参加しようっ!」
女魔法使い「は、はいっ!けど、まずどうすればっ!」
勇者「あの若い勇者、世界樹の葉で蘇生させてっ!あの魔王見た目からしてだめだわ、
正直、俺らじゃ勝てないしっ、彼に復活してもらって勝ってもらうしかない!
彼のパーティにも下がってもらったほうがいい」
女魔法使い「え、けど、彼を蘇生している間、誰が時間稼ぎをするんですか…、
誰が魔王と戦うんですか!?世界樹の葉すりおろすの、結構時間かかりますけどっ」
勇者「いやそれは…、まあ…、…、仕方ないか…」
42:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/06/16(日) 20:13:12.837:SzK1zoyM0 (29/44)
魔王「ぐごごご…、残りは、どいつだ…」
勇者「こっちだ魔王!ここからは俺が相手だ!」
魔王「ぐごごご…、貴様らが何人挑んでこようと同じことだ…、そこの若い勇者と同じように
血祭りに…ぐあっ、なんだこれは、前が見えないっ」
勇者「目つぶし草だっ!こっちは、メダパニ草!しばらく酔っぱらってろ!」
魔王「うごごご…、なんだそれは…、ひ、卑怯だぞ…小癪なっ!ぐあっ!」
魔王「(なんじゃこいつ、レベルは大したことないが…、なんというか戦い慣れておる……、
異形の姿をしたワシにも動じておらんし…なんかこう…、いろいろ手慣れておるっ…!)」
勇者「はあ、はあ…、1対1で魔王と戦うなんて…初めて勇者したとき
以来か、懐かしいな…はは…。いやもう、こんな無茶する歳じゃないんだけど…」
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