荒木比奈「仕事してる筈のプロデューサーがイベント会場にいる」 (20)(完)
15: ◆Z9rYxRK0vI:2023/08/16(水) 18:09:51.91:uOTv5ZPf0 (15/19)
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16: ◆Z9rYxRK0vI:2023/08/16(水) 18:11:15.83:uOTv5ZPf0 (16/19)
---後日、事務所
ガチャッ
比奈「プロデューサー、おはようございまス」
P「おー、比奈、おはよう」
春菜「おはようございます、比奈ちゃん」
比奈「春菜ちゃんもおはようッス。どうでした? 静岡の実家は」
春菜「いやー静岡も暑かったですよ! 夏用メガネがなければ耐えられなかったかもしれません!」
比奈「夏用メガネ…とは…?」
P「ちょっとおしゃれな響きだな。夏用メガネ」
春菜「メガネなのですからおしゃれに決まってるでしょう!」
比奈+P「アッハイ」
春菜「ところでプロデューサーさんは、やっぱりお休み無しで頑張られていたのですか…?」
P「え、そりゃもち…」
比奈「…………」ジー
P「…ゲフン! あんまり根詰めてもしょうがないからな。ちゃんとリフレッシュ休暇を取らせて貰ったよ」
春菜「それは何よりです! この暑さで無理しては体力が持ちませんよ!」
P「あ、ああ、そうだな…」
春菜「さあ、静岡のお土産でお茶菓子と眼鏡がありますから、一息付きましょう! プロデューサーさん!」
P「あ、ああ…、じゃあ、休憩にしようか」
春菜「はい! では、冷たい麦茶を淹れてきますね!」
ガチャッ バタン
17: ◆Z9rYxRK0vI:2023/08/16(水) 18:11:48.11:uOTv5ZPf0 (17/19)
比奈「……よう白々しい事言いますね」
P「て、訂正したからセーフだよ」
比奈「ところでプロデューサー、冬は出るんスか」
P「ぶっちゃけ分からんな…仕事が忙しいのは本当だし、準備の時間が取れるかどうか…」
比奈「じゃ、じゃあなんでスけど」
比奈「もし、自分では出ないけど、冬のベント、当日お休みが取れたらなんですけど」
比奈「うちのサークル、手伝ってもらえないでスか」
P「比奈のサークルを?」
比奈「は、はい。その、離席時に誰か居てくれるとありがたいし、プロデューサーさんがいれば、変なのも寄ってこないでしょうし…」
比奈「サークルチケットも無駄にならないし、ど、どうッスかね…」
比奈「何なら、終わった後に、その、ご飯とか、ご馳走しまスよ」
P「いや、飯は奢ってもらわなくてもいいけど、良いのか?」
比奈「勿論です。プロデューサーさんさえ良ければ」
P「そうだな…考えておくよ」
比奈(よし…これで冬は人手が確保できるかもッス…)
比奈(というか、冬って年末だし、そのまま二人で年越し…なんて可能性も…! えへへ)
比奈(これは、冬は気合入れないといけないッス……!)
18: ◆Z9rYxRK0vI:2023/08/16(水) 18:12:48.21:uOTv5ZPf0 (18/19)
由里子「その後」
由里子「冬のイベントに当選した比奈センセは、スケジュールを調整しまくって原稿を進めたじぇ」
由里子「しかし、比奈センセは人気になりすぎたじぇ」
由里子「知名度アップに伴い、仕事量も増加。調整に調整を続けるも無念にも新刊を落としてしまい」
由里子「冬はプロデューサーと二人で、新刊の無いサークルスペースで寒さに凍える一日を過ごしたらしいじぇ」
由里子「めでたし、めでたし」
比奈「何もめでたくないっス」
おわり
19: ◆Z9rYxRK0vI:2023/08/16(水) 18:14:03.36:uOTv5ZPf0 (19/19)
以上になります。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
今年の夏コミで起きた、オタ活を隠してる直属の上司にバッタリ遭遇するという惨劇を元に書きました
それはそれとしてC102お疲れ様でした。
お目汚し失礼致しました。
後ほどHTML依頼します。
20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/08/16(水) 18:40:45.85:Pjkk4jNlo (1/1)
おつおつー
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