花陽「これで一件落着だね」【ラブライブ】 (109)(完)
78: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 20:56:09.15:D68TqliJ0 (78/109)
真姫「昨日あんだけ怒られても今日にはピンピンしてたし、明日になれば元気な姿を見せるわよ」
花陽「でも!」
真姫「じゃあ、ちょっとトイレ行って来るわね」
花陽「逃げるの!?」
真姫「トイレ行くの! 漏れそうなの!!」
花陽「あっ、うん」
タッタッタッタッ
花陽「凛ちゃん……」
花陽(真姫ちゃんがやったことを証明させたいけどどうすれば……)
花陽「……」
花陽(考えなきゃ!)
79: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 20:56:53.31:D68TqliJ0 (79/109)
花陽(何を言ったところで真姫ちゃんはしらを切るだろうし)
花陽「あー」
花陽(私が擁護すれば余計に怪しまれる)
花陽「うーん」
花陽(このままなかったことには)
花陽「……」
花陽(どうしたらいいのぉ!)
80: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 20:57:32.23:D68TqliJ0 (80/109)
真姫「ふぃー」
花陽「おかえり」
真姫「すっきりしたわ」
花陽「そう」
真姫「ねぇ、花陽」
花陽「何?」
真姫「さっき撮影した私のダンスシーンのとこ、ちょっと確認したいことがあるから見せてくれない?」
花陽「う、うん。いい……」
花陽(あれ?)
花陽「ダンス、練習、撮影」
花陽(これって、もしかして)
真姫「早くしなさいよ」
花陽(いける……これ、いけるよ!)
真姫「ちょっと、私の話」
花陽「これだぁー!!!」
真姫「ヴェッ!!!!!!!」
81: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 20:58:11.74:D68TqliJ0 (81/109)
◆
凛「なんで凛達は部室にいるんだろうね」
真姫「花陽がいきなり、みんなを部室に集めてって言うから」
凛「かよちん、どうしたんだろうね」
真姫「それで、凛の方はいいの?」
凛「怒られたけど、なんとか許してもらったよ」
真姫「そっ、良かったわね」
82: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 20:58:45.76:D68TqliJ0 (82/109)
希「それにしても花陽ちゃん、なんの用やろ」
にこ「てゆーか、部室の床に撒いてあるこの白い砂は何よ?」
凛「かよちんがせっせと撒いてたけど」
真姫「この砂。花陽の指示で私がホームセンターまで買いに行かされたんだけど、おかげで腰が痛いわ」
凛「ご苦労なことで」
絵里「シートの上に座ってるけど、砂利が混じってて足が痛いわね」
にこ「部室の真ん中にある椅子はなんなのよ」
希「それに、なんで凛ちゃんだけウチらとは別のポジションなん?」
凛「かよちんがここに座れって」
絵里「花陽は?」
凛「さぁ?」
83: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 20:59:11.36:D68TqliJ0 (83/109)
真姫「まさか私達を放置して帰ったんじゃ……」
ガチャ
花陽「みんな、お待たせ」
凛「かよちん!」
にこ「どこ行ってたのよ!」
希「足痛くなって来たんやけど」
絵里「私は痺れて……」
花陽「静粛に、ここはお白洲だよ」
凛「はい?」
84: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 20:59:42.84:D68TqliJ0 (84/109)
花陽「今、目の前にいる人達はお裁きを受ける人だよ」
にこ「はぁ?」
希「何言ってるん?」
絵里「お白洲って何?」
真姫「ちょっと、悪ふざけはやめなさいよ」
凛「かよちん足痛いから、その椅子に座らせて」
花陽「この椅子は奉行専用の椅子だからダメだよ」
真姫「奉行専用って何よ……」
花陽「ここでの私は奉行だから、これは私専用の椅子だよ」
真姫「意味分かんない……」
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