花陽「これで一件落着だね」【ラブライブ】 (109)(完)
85: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 21:00:41.64:D68TqliJ0 (85/109)
花陽「さてと、ここに集まってもらったのはある事件について吟味するものであり」
にこ「事件?」
花陽「その事件とは、さっきの部室でのクッションのことだよ」
絵里「何言ってるの花陽、その件は凛が犯人で」
花陽「絵里ちゃん。私は奉行だよ」
絵里「え、えぇ……」
希「なんかめんどくさそうやなぁ」
86: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 21:01:27.47:D68TqliJ0 (86/109)
花陽「その事件について凛ちゃんは無実だと言い張ってるよね」
凛「凛は本当にやってないもん!」
花陽「仮にだけど、凛ちゃんがもしもやっていないと証明されたら、にこちゃん達三人は無実の人間に制裁を加えたことになるよ」
にこ「制裁って……」
絵里「叱りはしたけど」
希「別に危害とか加えたりしてないしなぁ」
真姫「……」
花陽「それでも、無実の人間を責め立てたってことに変わりはないよ」
凛「昨日はやり過ぎたかもってことで、ご飯大盛りのタダ券は貰ったよ」
花陽「あとでそれを奉行に提出するように」
凛「う、うん」
87: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 21:01:53.12:D68TqliJ0 (87/109)
花陽「さて、あんまり時間もないし形式的なのは省略して結論から言うと、凛ちゃんは無罪である」
凛「!」
にこ「!」
希「!」
絵里「!」
真姫「……」
花陽「驚いてるようだね」
花陽(真姫ちゃんは下向いてるけど)
88: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 21:02:31.34:D68TqliJ0 (88/109)
希「じゃあウチら、無実の凛ちゃんを……」
にこ「ど、どうすんのよ!?」
絵里「り、凛! ごめ……」
花陽「沙汰はまだだよ。それまで待ってね」
絵里「はい……」
花陽「凛ちゃんが無実であると同時に、凛ちゃんに事件の罪を被せた人間が存在する」
凛「酷いよぉ……」
にこ「誰よ、それ」
希「酷いことするなぁ」
絵里「許せないわね」
真姫「……」
花陽「私自信は犯人を知ってるけど、本人に名乗り出てもらうのが一番だと思うけどシラを切るって言うから……」
89: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 21:02:59.99:D68TqliJ0 (89/109)
花陽「ねっ、真姫ちゃん」
90: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 21:03:44.18:D68TqliJ0 (90/109)
にこ「!」
希「!」
絵里「!」
凛「真姫ちゃん!?」
真姫「……」
花陽「今日の部室での事件の犯人は真姫ちゃんだよ」
凛「どういうことなの!?」
真姫「し、知らないわよ! 花陽、適当なこと言わないで」
花陽「奉行は適当なこと言いません!」
91: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 21:04:30.23:D68TqliJ0 (91/109)
希「真姫ちゃんがウチらと同じとこに座ってるのも」
にこ「罪人だってことなのね?」
真姫「な、何言ってるのよ!?」
凛「真姫ちゃん……」
真姫「花陽! 私が犯人だって言うのなら、ちゃんとした動かぬ証拠を見せなさいよね!」
花陽「証拠?」
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