【1/2】元彼女の両親と交わした「君が誰かを幸せにする日まで、それまでお願いするよ」という約束を果たす事が出来た話。昔の俺は不真面目でいわゆるDQNだったんだけど…
12: 名も無き被検体774号+ 2012/03/05(月) 11:04:10.91 ID:O+q6wkq5I
見てるぞ
13: 名も無き被検体774号+ 2012/03/05(月) 11:04:47.34 ID:YUFvLaoW0
綾子は、着替えてくるねと言い残しリビングから居なくなった。
まさに拷問タイムの始まりである。
ソファに座り、小さくなっている俺にお父さんが話しかけてくる
「綾子の彼氏なのか?」
あいや、違います・・・
「ただの友達なのか?」
まあ、はいそうです・・・
台所からお母さんが
「お腹空いたでしょう?もう少しでできるから待っててねー。」
18: 名も無き被検体774号+ 2012/03/05(月) 11:07:02.86 ID:YUFvLaoW0
「高校は決まっているのか?」
あ、一応スポーツやってまして・・・、その推薦貰えたので・・
「おお、たしか柔道だったね!おじさんも昔やってたんだよ!」
あ、そうなんすかww
あとなんかいろいろ質問されたけど忘れた。
綾子が戻ってきて、お母さんの手伝いに行った。
そして食事の準備が終わって、食卓に案内された。
すげえ、超豪華・・・
しかも俺の好きなものばかりだ。
19: 名も無き被検体774号+ 2012/03/05(月) 11:07:46.94 ID:YUFvLaoW0
ご飯を美味しくいただき、片付けが終わり雑談タイムが始まった。
遊んでいる時の綾子はどうか、
とか今までどんな悪いことしてきたのか、とか
まあ普通の雑談だった。
綾子はずっとニコニコしてたのが印象に残ってる。
夜もすっかり遅くなり、そろそろ帰ろうとしたところお父さんが
「1君、今日は泊まって行きなさい、親御さんには私から電話してあげるから」
え?泊まり?wwwwwwいやいやいやいやwwww
それは流石にと断ると
「遠慮なんてするんじゃないよ、一緒に温泉に行こう」
泊まり+温泉すかwwww
綾子は
「明日休みだし、いいんじゃない?マリオカートしようよww」
とキラキラしてた。
断りきれないと諦めた俺は、
もっていたPHSで父親へと電話をして事情を話、
お父さんへと変わり説明してもらった。
20: 名も無き被検体774号+ 2012/03/05(月) 11:08:28.17 ID:YUFvLaoW0
その日はお父さんと温泉へ行って、遅くまで綾子とゲームをして
お父さんと一緒に寝た。
中学を卒業するまでこういう関係が続いた。
休みの前になると、お父さんから電話が入り、
泊まりにおいでよと誘われたり。
綾子と遊んだ帰りはそのまま夕ご飯をご馳走になったり、
この頃からもう流石に緊張はなくなっていたし
一緒に食器洗ったりとかも平気でしていた。
24: 名も無き被検体774号+ 2012/03/05(月) 11:10:08.44 ID:YUFvLaoW0
綾子は無事第一志望だった大学に受かった。
考えないようにしていたことが、もうすぐそこまできていた。
綾子は、都会の大学を志望していたので、離れてしまう。
別に付き合っていたわけではないのだけれど、
淋しい気持ちでいっぱいになってしまうので考えない様にしていた。
そして、綾子の高校卒業の日、
俺は新聞配達とお年玉を合わせて、指輪をプレゼントした。
「卒業おめでとう、これ・・・お祝い・・・」
涙目になっていた。
もうすぐ離れてしまう事がイヤだった。
26: 名も無き被検体774号+ 2012/03/05(月) 11:12:11.75 ID:YUFvLaoW0
綾子は
「ありがとう、嬉しいよ。それで、1に話があるの」
涙を腕でぬぐって、綾子を見た。
「1の事がずっと好きでした、私と付き合ってください」
顔を真っ赤にして綾子はそう言った。
嬉しい反面離れてしまうのに、綾子はそれでいいの?と聞いたら
「ちゃんと休みは帰ってくるよww浮気もしない、
私が真面目なのは知ってるでしょ?ww
だから1も浮気はしないでね?君は不真面目だからねww」
嬉しさのあまり抱きしめてた。