後味の悪い話『ふたりのジョンの話』
82:本当にあった怖い名無し:2013/10/17(木) 21:28:58.30 ID:adUz6T470
>>81
藤山さんって、藤山直美さん?
だとしたら観たかったなぁ~
彼女はコメディもシリアスも最高の表情するんだよね
舞台を観に行くと毎回アドリブ満載で共演者までも素で笑いすぎてたりするんだよね
83:本当にあった怖い名無し:2013/10/17(木) 22:10:45.41 ID:AZj7/I2z0
>>82
81じゃないけど藤山直美さんだったよ
普段の穏やかな口調から冷たくて棘のある口調に変わるのがめちゃくちゃ怖かった
スレ的にもばっちりな内容だったけどまとめる頭がなかったから>>81ありがとう
自分としてもかなりお気に入りの部類
137:本当にあった怖い名無し:2013/10/19(土) 15:43:49.31 ID:SFYgUTANi
俺の叔母の話。
21だった叔母は姉妹一番の美人で、頭も良かった。
なのに職場で29の男に一目惚れされ、猛アタックされた末付き合い始めた。
しかしいざ結婚の時に叔母の両親と姉妹全員が猛反対。
親類も「お前はまだ21だ、29まで結婚できないような男はだめだ」と
猛反対した。
さらに向こうの両親が、29だからと結婚を急かしてきたのだ。
押し負けた末に結婚する形になったが、
夫となったその人は重度のマザコンかつシスコンで、
叔母がバセドー病になっても理解を示さず、
すれ違いの末、生まれたばかりの長男を引きとり離婚に至った。
稼ぎだけは良かっただけに叔母の両親は「あれさえなければ」と泣いた。
138:本当にあった怖い名無し:2013/10/19(土) 15:45:10.06 ID:SFYgUTANi
しかし長男は出来が悪くて、
交通事故を起こすは仕事を一日で辞めるわで、
もう60になった叔母のすねかじり。
30で再婚した相手は、稼ぎが悪い上に借金だけ残して早死したため、
叔母は昼間は病院の賄い婦、夜はフェリーの掃除の仕事で
毎日働いてる。
親が猛反対する結婚の半分は、人生経験から
何かしら不穏な気配を感じ取ってる場合が多いから、
みんなも結婚でハイになる前に、親の話をよく聞いてくれ。
せっかく街一番の美人だったのに
人生台無しにした叔母みたいになるぞ。
あと、後味悪い話はそこら辺に転がってるもんだなと
俺は思った。ていうか長男がもっと頑張れよ、男だろ…
140:本当にあった怖い名無し:2013/10/19(土) 16:14:19.18 ID:D2h2iHkm0
>>138
借金なんて相続放棄すればいいじゃん
その叔母はそんなことも知らなかったのか?
142:本当にあった怖い名無し:2013/10/19(土) 16:59:36.85 ID:Csay3dpEi
>>140
勝手に連帯保証人にされてたらしいが
詳細は不明。とにかく相続放棄できないらしい。
変なところから旦那が借りてたのかな、まったくろくでなしだ
144:1/2:2013/10/19(土) 17:26:21.77 ID:AkJVr77l0
マンガ。篠原烏童の8Pの短編「密の如き血のかおり」
多分舞台はフランス。
新進気鋭の画家が連続殺人で捕まった。
彼はモデルを次々に殺し、その血まみれの死体を描いたり
絵の具にその血を混ぜて絵を描いたりしていた。
刑事に芸術の為に罪も無い娘を3人も殺したのかと詰め寄られ
「芸術のためなんかじゃない、最高に美しいもののため」と冷静に返す画家。
ではその最高に美しいものとは何かと刑事に聞かれると
「分からないのです。僕に取り憑いている赤(ルージュ)とは一体何なのでしょう」
画家はずっと美しい赤のイメージを追い続けていた。しかし全く辿りつけない。
ある日、画家を愛してしまったモデルが彼の冷たい態度をなじり
自分で自分の腕をナイフで傷つける。
自分は生きた人間であなたと愛しているのにと。
その血を見た画家はその血の匂いで目覚める。
そうだ、求めていたものはこれだ。そのモデルを殺害。初めての殺人。
その血の香りは探していたものではなかったが
なかり近い感じがした画家は次々モデルを殺害。
もう少し、もう少しで赤(ルージュ)の正体が分かる。
そこで逮捕されたのだ。
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