トップページに戻る

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『コトリコゾウ』


231:本当にあった怖い名無し:2008/08/20(水) 01:49:11 ID:Dk1FUodL0

気配
友人の話



怖がりのくせに怖い話が好きなやつなんだが

そいつがある夜怪談本を読んでいた

半分ほど読み終わった頃、気づけば夜中の二時を過ぎる頃だった

まあでもその時は連休中で、早起きする用事も無いし、

続きも読んじゃおうと本に目を落としかけた時にふと気がついた

そいつの部屋の窓には障子が付いてるんだが、それが半分ほど開いている

それが妙に気になって仕方ない

今にもその隙間から何かが覗きそうな、そんな予感めいた気持ちになってくる

閉めに行くのもなんだか怖いがこのまま本を読み進めるのはもっと怖い…

しばし逡巡の末、意を決して障子の取っ手に手をかけた



その瞬間、窓枠の下からにゅっと青い顔がせり出してきて

(スコシオソカッタナ…)と呟いた




236:本当にあった怖い名無し:2008/08/20(水) 23:20:13 ID:etEOT3ME0

床のベタベタ
さっきトイレに行ったんだ。

トイレから出たあとフローリングのリビングを歩いてると足の裏がペタペタと

ひっつく感じがあって、こりゃあ床の拭き掃除をしないと相当汚れてるなあと

思いながら、べとついた足の裏を台所マットで拭いてテレビを見てた。



そうこうする内にのどが渇いたんでコーヒーでも入れようかと台所に行くと、

マットに葉っぱみたいなものが落ちてた。(ちなみに俺は目が悪い)

何だこりゃと思ってティッシュで葉っぱを拾おうと近づいてみるとなんだか

立体的なものが。

よく見るとそこにはお亡くなりになったゴキブリとばらばらに散らばった足の

破片が・・・



全身トリハダがたった俺の恐怖の経験でした。




243:本当にあった怖い名無し:2008/08/21(木) 04:47:09 ID:0Fq1mluNO

すみません、
連投します;

「白い顔」



これは1Kのアパートに一人暮らしをしている

ごく普通の女子大生の話。





私は部屋の隙間という隙間が嫌いだ。

ドアやふすま、カーテンも隙間が開いてると

すぐ閉めるようにしている。

何故ならば、私の目に映る隙間という空間には



白い顔が存在するからだ。

白い顔はいつも私を見ているような気がする。

もし白い顔を見てしまった時は、すぐ目を逸らすようにしている。



隙間をみるといつも

何かが見えるような気がしてならないのだ。



そんな暗示にかかりやすい私は、何度も嫌というほど

部屋で白い顔を見てきた。





ある夜のこと



突然ブレーカーが落ち、停電にあった。





244:本当にあった怖い名無し:2008/08/21(木) 04:51:18 ID:0Fq1mluNO

>>243の続き



暗くて何も見えない。

「パソコンと炊飯器しかつけてないのに?」と

一瞬パニックになりかけた私だったが

すぐに冷静になり、携帯のライトをつけようと携帯を探した。

しかし携帯が見つからない。

仕方ないので手探りで懐中電灯を探す・・



暗闇に目が少し慣れ始めた頃



ようやく普段滅多に使わない懐中電灯を見つけ

鏡の下に置いてある懐中電灯を手に取った。



そして私は何気なしに鏡を見つめた。



鏡は灯りの消えた、いつもの私の部屋を映しだしていた。



しかし私は気づいた。



台所に違和感があるのだ。



そこには



隙間にしか現れなかったはずの



白い顔がいた。




343:本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 12:20:40 ID:9Hy5Stpm0
着信履歴
今ここで昔のことを懺悔します。
明日にでも死ぬのではないかと思うと毎日が嫌になります



ここに書こうと思った発端は一昨日のことでした。

「本当にあった怖い話」がやってましたよね。スザンヌとかがゲストで。

その時に「着信履歴」という話がありました。
友達を置いていったら入らないはずのその友達の着信が…

というやつです。私は以前、それと全く同じことをしてしまいました。

いや、それ以上に危ないことを。

ここに書けば「パクリ乙」だとか煽られるのでしょうが、私はそれを望んでいます。

私はあれを幻だとか気のせいだと思いたいのです。
不可思議で、どう考えてもおかしいことが

立て続けに起こったのですから。私はそれを信じたくないのです。

前置きが長くなりましたが、今から懺悔したいと思います。




345:本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 12:31:49 ID:9Hy5Stpm0

そうですね、あれは5年ほど前のことでしょうか。

私は「着信履歴」と同じことを、同じ場所でしたのです。

私と友人A,B,友人Aの友人であるC(ほぼ赤の他人です)がAの車であるセレナに乗って

地元の山の方へ行っていた時のことです。

山の方、と言っても歩けば30分程度で麓の自宅に帰れるほどの距離で、
そこには心霊スポットがありました。

あんまり大きく噂は流れていないのですが、知人達の間では結構流れているのです。
 

そのトンネルの中に入ると女が追いかけてくる、だとかありきたりな話でしたが

そこの近くの林では地元の自殺数の90%を占める自殺者が首を吊って死んでいる、
というのは知っていました

私たちはそこへ行き、「着信履歴」と同じことをBにしました。

そのトンネルの入り口にそこそこ大きな石があり、
それに触れると祟られる、という噂があったので

私たちはそこへ行くようBをけしかけ、置いてけぼりにしたのです。

今思い出すととてもひどいことをしました。
私たちは麓へ徒歩でも歩いていけることに安心したのか

Bを車の中へ入れず、そのまま家に帰ってしまったのです。

「今度会ったら謝ろう」と言って、私たちはその日解散しました。



次の日、Bの家に近かったAから電話があり、「Bが帰ってきていない」みたいでした。

家には鍵がかかっており、Bは家にいるときは絶対に鍵をかけない人間だったので、
まだ帰ってないと判断したみたいです。

私はCに連絡し(電話番号は聞いていました)、
Bの件を話して、あそこへ行こう、と言いました。

Cは罪悪感もあったのか、すぐにokの返事をし、
Aの家まで行くことになりました(Cと私は家が近所でした)




346:本当にあった怖い名無し:2008/08/28(木) 12:43:32 ID:9Hy5Stpm0

自転車でAの家に向かい、車であの場所へ。

ついた時、異変を感じました。あの石が無くなっていたのです。

私たちは首をかしげ、周りを見渡してみると、林へ続く獣道に石が転がっていました。

まるで誰かに投げられたかのように。

林の奥の方へ行くと、微かに腐臭がしました。

その林は結構入り組んでいて

見つからない死体もあるそうです。

私たちはあまり木を見ないように(林だから無理なのですが)進んでいきました。

もしかしたら、と私は木を見て歩きました。Bが自殺しているかも、という万が一を考えたのです。

ですが私の目には薄暗い林の木しか見えなく、私たちは戻ることにしました。

とりあえず、Bの部屋に行くことになりました。
大家さんに事情を話して鍵を貸してもらい、大家さんと一緒に部屋へ。

鍵をあけて入ったとき、微かに、ほんの微かにですが、あの林の臭いがした気がします。

玄関を抜け、リビングに入ったとき、私は腰を抜かしそうになりました。

Bが首を吊って死んでいました。
さらに、顔はとても笑顔で、しかし目だけは笑っていませんでした。

ニヤニヤ、という表現が合うのか合わないか、
という顔で私たちを見下げていたBは、今でも目に焼きついています。

大家さんはわれ先にと家から出ていきました。

私たちは「通報しないと!」と思い、電話を探しました。

玄関の近くにあり、Aが受話器をとって電話をしました。

その時、ふとAを見ると、そのAの背後に、
リビングに居たはずの首吊りをしたBが、その状態で立っているのです。

立っている、という表現はおかしいですね。吊るされていたのです。

私とCは声を上げられませんでした。

あの目だけが笑っていない笑顔がとても怖かった。

Aの首にロープがかかるのを見た瞬間、私とCは脱兎のごとくかけだしました。

その間Aの「どこに行くんだよ!待てよ!」という叫びを背にしながら。



その後2時間ぐらいしました。私とCはBの家に行くことにしました。

Aの安否を確かめなければ、と思ったのです。




[6]次のページ

[4]前のページ

[5]5ページ進む

[1]検索結果に戻る

この記事を評価して戻る



通報・削除依頼 | 出典:http://2ch.sc


検索ワード

トリコ | 洒落 | | コトリコゾウ |