魔法使い♀「名前で呼んでよ勇者」 (44)(完)
1: ◆CItYBDS.l2:2022/12/05(月) 19:34:12.23:RberBGrR0 (1/44)
魔法使い「ねえ勇者」
勇者「なんだ魔法使い」
魔法使い「……何で私たちって役職名で呼び合ってるの?」
魔法使い「普通に名前で呼び合えばいいじゃん」
勇者「あのな、それは魔王軍に名前を知られないためだよ」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1670236451
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2022/12/05(月) 19:35:38.40:RberBGrR0 (2/44)
Part.1 名もなき勇者と魔法使いと、戦士と僧侶
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2022/12/05(月) 19:37:15.00:RberBGrR0 (3/44)
魔法使い「何で知られたらいけないのよ?」
勇者「そりゃあ、俺たちは魔王を倒しに行くんだぞ」
勇者「名前を呼ぶことすら憚られるあの魔王をだ」
戦士「ヴォル●モートかな」
僧侶「……ヴォルデモー●とは一体?」
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2022/12/05(月) 19:37:46.92:RberBGrR0 (4/44)
勇者「そんな恐ろしい奴を倒しに行くのに、本名を隠さないでいられるか」
魔法使い「どういうこと?」
勇者「名前が知られれば故郷が知られるかもしれないし」
勇者「故郷が知られれば家族が人質に取られるかもしれない」
勇者「それに魔王を倒した後も」
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2022/12/05(月) 19:38:20.48:RberBGrR0 (5/44)
勇者「名が知れてしまえば、魔族の残党に怯えながら暮らすことになる」
戦士「一理ある」
僧侶「一理どころじゃないですよ」
魔法使い「なるほど、そういう理由があったんだ……」
戦士「……っ!」
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2022/12/05(月) 19:38:55.61:RberBGrR0 (6/44)
勇者「どうした戦士?」
戦士「魔物だ!」
突如、魔物が現れた
魔物の攻撃 戦士がダメージを受けた
戦士「ぐあああああああああああ!」
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2022/12/05(月) 19:39:28.96:RberBGrR0 (7/44)
勇者「戦士っ!」
勇者「くそっ! くらえっ!」
勇者の攻撃 魔物がダメージを受けた
魔物「ムキュー」
魔物は倒れた