1: ネギうどん ★ 2025/04/19(土) 12:30:04.27 ID:bBcfox8O9
アニメ化された世界文学の名作が、「原作と趣きが異なる」として物議を醸している。(略)
小説『赤毛のアン』の愛読者向けのSNSを開設している松本氏は『アン・シャーリー』の第1話が放送された4月5日、《ぜひ私に校閲をさせてください》とつぶやいた。
『赤毛のアン』のアニメ作品には、1979年に日本アニメーションが制作した世界名作劇場『赤毛のアン』(フジテレビ系)がある。故・高畑勲さんが監督・脚本を担当し、宮崎駿氏など錚々たる面々がかかわった伝説的な作品で、いまも根強いファンが多い。ネットでは高畑版と『アン・シャーリー』を比較する声も相次いだ。
そんななか、松本氏の投稿には多くの共感の声が上がり、5万件以上の「いいね」がついた。一方、モンゴメリの遺族と親交の深い松本氏に対し、《原作者の代理人気取りか》《他人の作品にケチをつけるな》といった意見も届いたのだ。
松本氏が「原作との違い」を投稿したのは、放送開始前に公開されたイメージビジュアルだ。そこには主な登場人物のダイアナとギルバートに挟まれ、笑顔を見せるアンが描かれている。
「この絵のアンは、ピンク色の服を着ていますが、彼女がピンク色を着ることはありません。小説の時代である19世紀の西洋では、髪の色と服の色の組み合わせに暗黙のルールがあり、“赤毛の女性が赤やピンクの服を着るのはみっともない”とされていました。原作小説のアンは、生涯にわたって《ピンクの服は着られない》と何度も言います」(松本氏・以下同)
また、アンの親友・ダイアナの目は緑色に描かれている。
「モンゴメリの英文でも村岡先生訳でも、ダイアナは黒髪に黒い目です。カナダは移民の国で、ダイアナはアイルランド系。黒い髪と瞳の“ブラック・アイリッシュ”と呼ばれるタイプです。西洋人にとって、髪と目の色はアイデンティティーを示すもので重要です」
そうしたアニメの顔ともいえるイメージビジュアルで原作との違いがあり、松本氏は不安を覚えたという。放送が始まると、心配は現実になった。
「アンは感受性が豊かで、感動すると胸の前で両手を握りしめるかわいらしい癖があり、大人になっても繰り返すアンを象徴するしぐさです。アンは、馬車でグリーン・ゲイブルズ(アンが暮らすことになる家の屋号)へ向かう道中、りんごの花の並木道に感動して両手を握り合わせますが、この大切なしぐさの初登場シーンがアニメの第1話にはなく、小説の愛読者はがっかりしました」
ほかにも物語の根幹にかかわる色の“改変”があるという。
「アニメでは、ダイアナが緑色の服を着ていますが、緑の服はアンの人生の記念碑的な服です。少女時代から地味な服を着ていたアンの初めてのイブニングドレスは、赤毛によく合う緑。家族の喪があけて初めて着る色物の服は緑。アンが求婚されて婚約するときの服も緑。小説ではその場面が感動的に描かれます。今回のアニメでは、このくだりまで映像化されますので、アンの人生の大切な服が何色になるのか、案じています。
ちなみに原作では、ダイアナが緑色の洋服を着る場面は一度もありません。
続きはソースで
https://j7p.jp/138903/2 https://livedoor.blogimg.jp/akb48matomemory/imgs/a/b/ab48cdae-s.jpghttps://livedoor.blogimg.jp/akb48matomemory/imgs/0/e/0ec07a79.jpghttps://livedoor.blogimg.jp/akb48matomemory/imgs/5/6/562e8ead-s.jpg