1: 七波羅探題 ★ 2025/04/15(火) 14:22:24.59 ID:vWAuAusi9
〈大阪万博〉「高すぎる」「こんなん地元やと1000円で食べられる」話題の1杯3850円メニュー…食した来場客の率直な感想は
集英社
https://shueisha.online/articles/-/253672https://livedoor.blogimg.jp/akb48matomemory/imgs/e/4/e4097f99-s.jpg大阪・関西万博の会場内で提供される“万博グルメ”の「価格が高すぎる」との声が続出している。その象徴とされるのが、1杯3850円(税込)の「えきそば」だ。実際、開幕日には同メニューを提供する店の前に2時間半待ちの長蛇の列ができ、1日で約300杯が売れたというが、はたしてその満足度は?
無事、開幕を迎えた大阪・関西万博。なかでも注目のひとつとなっているのが、会場内で提供される“万博グルメ”だ。
1杯2000円のラーメンに、1000円のサンドウィッチなど万博グルメが明るみになると、開幕前からネット上で「高すぎる」などの声が上がった。これに対して大阪府の吉村洋文知事が「ここでしか食べられないものを体験してほしい」と訴えるも、〈絶対普通のラーメンやろ〉〈ぼったくりや〉などの批判が相次いだ。
なかでもその高額な“万博グルメ”の象徴となったのが1杯3850円(税込)の「えきそば」だ。
提供するのは兵庫県姫路市の「まねき食品」。ふだんはJR姫路駅構内で和風だしに中華麺という独特の「えきそば」を販売しているが、今回は万博特別版「究極の神戸牛すき焼きえきそば」として、バージョンアップして販売されている。同店関係者によると高額になった背景は、その贅沢な食材にあるという。
「通常の和風だしにホタテやハマグリなどのエキスを加え、すき焼き風に味付けした地元の銘柄肉・神戸牛100グラムを使用しています。温泉卵も一緒にトッピングし、提供する丼は輪島塗など豪華仕様の器です」
実際、開幕日には雨天の中でも店頭に長蛇の列ができ、2時間半以上待つ客の姿も。一時は200人以上が待つ状況となり、17時に整理券の配布を終了。開幕日だけで約300杯が売り切れたという。
■「JR姫路駅で1000円で食べれる」の意見も
実際、お味のほうはどうなのか。約2時間待ちの末、ようやく店内で究極のえきそばを注文できた奈良県在住の70代男性に提供前に話を聞いた。
「マスコミに叩かれながらも大阪府知事が『ぜひ食べてほしい』と呼びかけていたので、せっかく万博に来たし、話題のメニューを食べてみようと思いました。たしかに高いけど、3850円もかければ、まあ悪いもんではないやろと思います」
だが、いざ実際にえきそばを食してみると、やや微妙な感想に…。
「うんうん、おいしいですね。でも牛肉もめちゃくちゃいい肉なんか、といわれたらなんか疑問に感じます。(調理してる人が)忙しいのか肉もカラカラなるまで焼いてしもてる感じで…、まあ200人以上も客が来るから調理の人も大変なんでしょう」
一方、千葉から来た30代の男性は、さらにシビアな意見。
「おいしいとは思いますけど、普通に街でこの価格で販売してたら買わないですね。そこは“万博価格”だと思っていただいてます。1700円ぐらいだったら次も食べたいな~って思いますけどね」
また雨の中、メニューを見ただけで「高すぎる…」と気落ちし、店に入るのを躊躇する来場客の姿もあった。
「私、地元が姫路なんですけど、こんなんJR姫路駅で1000円で食べられますよ? 『まねきのえきそば』といえば、姫路市民のソウルフードですから。インバウンド向けの価格なんやろけど、地元民からしたら、さすがに高すぎやんって感じちゃいます」(姫路出身、40代女性)
たしかに、店内には外国人の来場客の姿も多く見受けられ、価格に驚く日本人とは対照的に、好意的な意見が多く聞かれた。アメリカ・ロサンゼルスからきた 40代男性は、初めて食べる味に舌鼓を打った。
「ニューヨークやロサンゼルスではこの価格は普通なので、大して驚きませんね。むしろ神戸牛をこんなたっぷりのせてもらえて、贅沢だし安いと感じるぐらいです。まさに想像を絶するおいしさ!」
万博会場で「ここでしか食べられないものを体験してほしい」という意味では、その価格や行列待ちも含めて2度と味わうことのできない食事になるはず。
いつかお値段以上の思い出になる日がくるだろうか…。
取材・文・撮影/集英社オンライン編集部