ボウリング場にいた初心者の女の子にアドバイスしてみた。俺「あの、もう少しここをこうしたほうが…」女の子「え?」→その結果...
374: 名無しさん@お腹いっぱい。 2017/11/01(水) 01:39:38.19 ID:05xl3m4Y0
Bプロのいるセンターに到着して、Bプロに挨拶。Bプロの一言目は、
「ようやく俺君も、一緒にボウリング出来るカノジョできたかぁ。」でした。
Bプロは、Aさんに紹介してもらって以来の長い付き合いで、俺の彼女遍歴も全部知ってる人でした。
俺「い、いやっ!違いますから!」
って必死で反論しましたが、Bプロはニヤニヤ。嫁は照れ笑い。
俺「とりあえず早くやりましょう!」
って事で早速開始。嫁の手の大きさ、指の太さとか握りのクセとかを見て、かなり緻密にメジャーシート(ドリルする時の設計図みたいなやつ)を書いてくれました。
B「そうそう、せっかくだから」
と、少しキズになって売り物にはならないけど、投げるのには問題ないからと言って、かなり高性能なボールを嫁にプレゼントしてくれる事に。
嫁「でも、申し訳ないですから…」
B「いいのいいの!いつも俺君にはよくしてもらってるし。俺君の初のボウラー彼女ゲットのお祝いだから!」
俺「だから!違いますから!」
B(ニヤニヤ)
嫁「…(照れ笑い)」
帰りの車内は何となくお互い意識した微妙な空気を、お互い打ち消すようにワザと陽気に振る舞っていたように思います。
376: 名無しさん@お腹いっぱい。 2017/11/01(水) 02:25:48.52 ID:05xl3m4Y0
嫁は、新しいボールを手に入れてから指が痛いと言う事が無くなりました。お陰でかなりのゲーム数を投げる事も可能に。俺と時間を合わせて一緒に練習は勿論、自分一人でもかなり練習して、2ヶ月でアベレージが160を越えそうな所まで来てました。
その頃には、メールか電話はほぼ毎日、内容もボウリング以外の事も増え、練習の後に一緒にご飯を食べに行ったりする事も多くなりました。
もうほとんど「こちら側のひと」になってる事は間違いない感じ。俺に恋愛感情があるかは分からないけど、好かれてはいる事は間違いないだろうと思ってました。
そこで最後の関門。
俺「ねぇ、嫁ちゃん。せっかく頑張ってるから、試合出てみない?」
嫁「えぇっ!試合ですか?でも、自信ないですよ…」
俺「最初からうまくいく人なんていないし、大丈夫だよ。あれ、出てみたいんだけど。」
その日は隔週開催の「ミックスダブルス」の日。文字通り男女ペアでのチーム戦です。
俺「個人戦だとレーンは抽選だから一緒に投げられないかもだけど、ミックスならチームで必ず同じレーンで投げられるから。俺と一緒なら安心でしょ?」
ミックスの試合を2人で観戦しながら説明しました。嫁は試合となるとかなり緊迫した雰囲気だと思ってたらしく、実際のゆるーい感じを見て安心したみたいで、
嫁「分かりました。出てみたいです!」
早速2人でチーム名を考えて、次回開催のエントリーをしました。
377: 名無しさん@お腹いっぱい。 2017/11/01(水) 03:12:49.63 ID:05xl3m4Y0
試合当日、俺がセンターに着くと、既に嫁はいて、準備をしていました。試合での最低限のドレスコードは言っておいたんですが、完全にボウリング用のポロシャツにミニスカートでした。
嫁「買っちゃいました。」
俺「ウン、カワイイデス、スゴク。」
もう、ドキドキです、生足。スカートの下に見えてもいいの履いてる事は分かってるんですけど、それでも見たい!って思ってしまうのは男の性ですかねw
嫁「あ、そうそう、これ。」
そう言って嫁はバックから何やら出して来ました。
嫁「これ、つけましょう。」
それは、クローバーのワッペンでした。チーム名にクローバーを入れたんですが、前回のミックスダブルスを見た時にお揃いのワッペンをつけてるペアを見たらしく、手芸屋さんで買ってきてくれたとの事でした。
嫁「ハイッ!ほら!カワイイじゃないですか!」
両面テープで俺の左胸の所にペタっと貼ってくれました。その笑顔がすごく可愛くて、
(もう絶対今日、これ終わったら告白する!)
心に決めました。
試合中、
(何て言って告白しようか?)
(嫁ちゃん、僕とボウリングじゃない時でもペアを組まないか?……)
(……わかりづれぇぇぇっ!)
そんなバカな事考えたり、アプローチに立った嫁の後ろ姿に(生足ミニスカに)俺のムスコが勃ってしまったり。
まあ、スコアはグズグズでした。
嫁も頑張ったんですが、結果は参加17チーム中、ダントツ最下位。
それでも嫁は、自分が上手くいかなくても、場の空気を悪くするような態度をとらずニコニコして、回りの人達と色々話しをして、常連さん達にとても可愛がられていました。
優勝したAさん夫婦が、
「嫁ちゃん、これ、家に持って帰ってあげな。」
って、優勝賞品の洗剤セットを嫁に渡してくれて、嫁大喜び。その姿見てた俺の方が嬉しくてたまりませんでした。
379: 名無しさん@お腹いっぱい。 2017/11/01(水) 03:59:49.93 ID:05xl3m4Y0
帰り支度をして駐車場を2人で歩きました。俺は告白のタイミングをはかってました。
嫁は自分の想像以上に楽しかったらしく、
「楽しかったけど、やっぱり悔しい」
「私もスペア用のボールが欲しいから、今度Bプロのお店に行こう。スペア取れないのが敗因」
「ワッペンをAさんご夫妻が褒めてくれた」
「ワッペンもいいけど、Aさん達みたいなお揃いのポロシャツもいい」
「次は頑張って最下位脱出!」
興奮気味に話してくれました。ミックスダブルスは単発エントリーだから、まだ次出るって決めてないのに、もうやる気満々。この流れに乗って一気に告白してしまえっ!って思いました。
嫁の車の所に着いて、嫁が自分の道具を車に閉まって、こちらに振り返った時でした。ホントにドキッとしました。
ちょうど嫁の車は駐車場の街灯の真下にあったんですが、その街灯の光がスポットライトみたいに嫁を照らしてて、キラキラしてて、もう、天使が降臨したかと思うくらい綺麗でした。
その瞬間、ボウリングが…とか、「こちら側のひと」とか、バカな告白のセリフとか、ホントにどうでもよくなって
俺「嫁ちゃん、俺、嫁ちゃんの事好きです。付き合って下さい。」
って自然に口から出ました。
嫁は「えっ!」って顔をして一瞬固まってしまい、目を大きく見開いたまま口を両手で覆ってしまいました。嫁の顔がどんどん赤くなっていくのが分かりました。
で、嫁が発した一言目に頭がカチ割れるくらいの衝撃を受けることになりました。それが、
嫁「ごめんなさい…」
だったんです。
ここまでしてきてもダメなのか!ボウリングは楽しいけど、俺は恋愛の対象では無いのか!ビックリした、と言うか、目の前真っ白になりました。で、過去のイヤな思い出が蘇りました。
「マイボールとか、キモッ!」
そう言って笑った女の顔まで浮かんで来ました。でも、嫁が言った次の言葉に違う意味で更に衝撃を受けました。
383: 名無しさん@お腹いっぱい。 2017/11/01(水) 07:15:03.01 ID:05xl3m4Y0
「ごめんなさい…私…もう、俺さんと付き合ってるつもりでいました…」
俺「……は?」
嫁「私、もう、俺さんとお付き合いしてるもんだと思ってました…」
嫁「だって、毎日電話かメールして、いつも一緒にボウリングしてご飯食べて。いつも一緒にいたから…」
俺「でも、俺、告白は今が初めてだけど…」
嫁「私、告白した事もされた事も無いし、男の人とお付き合いした事無かったから、こうやって始まる事もあるのかと…」
俺「でも、好きとか言った事なかったし…」
嫁「そういうのも今後徐々にあるのかと…」
俺「手繋いだり、色々な事も…」
嫁「そういうのも今後徐々に…」
嫁、盛大に勘違いしてくれてました。相当恥ずかしかったらしく、そのまま両手で顔を覆って俯向いてしまった姿に辛抱たまらなくなり、担いでたバック放り投げてそのままギュッと抱きしめました。
で、嫁の中ではもう付き合ってたんだから、と自分に言い訳して、そのまま嫁のファーストキス(多分)をいただきました。
(今付き合ってる人がいないというのは聞いてたけど、付き合った事が無い、というのは知らなかった。)
その後、嫁の中での付き合ってる期間はだいぶ経ってるから、という都合のいい自分への言い訳をして、嫁の色々な初めてをいただくまでに、さほど時間はかかりませんでした。
385: 名無しさん@お腹いっぱい。 2017/11/01(水) 07:39:14.13 ID:4YP7sZwV0
色々な初めてをkwsk
387: 名無しさん@お腹いっぱい。 2017/11/01(水) 11:06:36.32 ID:f+BNeY5Rr
色々な初めてって…
すみません。ご期待に応えられるような事ないです。全然色々じゃなかったです。
普通に嫁の初めていただいて、あとはせいぜい、ボウリングのユニホーム着せたままの初の着衣プレイですw