バイト先の弁当屋が夜逃げしてびっくり。夫婦ですごい優しい笑顔を浮かべる人だったのに
74: 名無しさん@おーぷん 20/02/29(土)01:21:41 ID:AAO
債権者の押し掛けか
ちとヤバ目のとこの
75: 名無しさん@おーぷん 20/02/29(土)01:24:35 ID:dnv
作戦は、先に俺が弁当屋に向かって着いて
Aが弁当屋が見える位置で、俺と弁当屋を見る
ということになった。
ただ、弁当屋につくなり俺はいつぞやかの外国車を見つけた
「あっ・・・・」と思ったし、心臓が本当に痛くなった
血の気の引けるってマジであるのかと驚いた、
鳥肌とは違った寒気がした
でも、止まってられないと馬鹿みたいに思った
正直、高校生に上がるまでに親には迷惑をかけたと思う
こんなに頭の悪いガキは他にはいないと思っていたし
それでも無理して高校にあげてくれたのが親だから
家にまで迷惑が行くのをなんとしても避けたかった
今考えれば「警察に相談する」と言う手段を何故しなかった
と思うけど
事を大事にしたくないとも思っていたのかもしれない
76: 名無しさん@おーぷん 20/02/29(土)01:27:05 ID:dnv
俺が弁当やにつくと、すぐに柄の悪い男が一人コッチを見てきた。
外国車の中にあの渋いオッサンがいるんじゃないかとドキドキした。
だから、そのまま目を合わせず通り過ぎようと思ったのだが
・・・・・・そんな俺の前に「前髪ナイアガラ」が現れた
77: 名無しさん@おーぷん 20/02/29(土)01:31:57 ID:dnv
前髪ナイアガラは相変わらずな聞こえない声で
なにかをワタワタ喋った後
何度も弁当屋の方を見て「・・・・・す!?」みたいな感じで
俺に聞いてきた
たぶん『弁当屋どうしたんです!?』と聞いてきたんだと思う
前髪ナイアガラはなぜかニヤニヤしながら
何度も店と俺の方を交互に見るせいで、流石に一人が近寄ってきた
ガラの悪い人「おい、お前らなんだ?」
前髪ナイアガラ「(かすれた声)・・・んぅです!」
ガラの悪い人「あ?見せもんじゃね―ぞ?」
前髪ナイアガラ「(かすれた声)・・・ねで!」
ガラの悪い人「あ?」
前髪ナイアガラ「ちが・・・(かすれた声)・・・で!」
俺の方を見て両手を身振り手振り
ガラの悪い人「なあ、喧嘩でも売ってんのか?」
前髪ナイアガラ「(かすれた声)・・・!」
ガラの悪い人「ああ???腹から声だして喋れや!!!!!!」
前髪ナイアガラ「○○(弁当屋)なんかあったんですかって、
店員さんに聞いているだけです!!!!!!!!!!!!!!」
超絶でかい声
ガラの悪い人「お、おう・・・」ドン引き
俺もドン引き。
ガラの悪い人「こえ、出るんだな・・・」
俺も同じこと考えた。
前髪ナイアガラ「ふーっ!ふーっ!ふーっ!
もう、いって、いいですか!!!!?」
ガラの悪い人「おう・・・」
78: 名無しさん@おーぷん 20/02/29(土)01:35:56 ID:dnv
前髪ナイアガラの出現により俺はバレてしまった
なにより馬鹿みたいにでかい声出したせいで注目が集まった
叫ばれたガラの悪い人も「え?いまのなに?」と言う感じで
俺の事に気がついていない感じだったのだが
渋いオッサン「おい、その子・・・・・ここの従業員だよな?」
渋いオッサンにバレた。
渋いオッサン
「なあ、悪いけど・・・・ちょっと話聞かせてもらえるかな?」
そのまま言われるがまま車の後部座席に乗せられた
79: 名無しさん@おーぷん 20/02/29(土)01:44:15 ID:dnv
後部座席に乗せられると、トランクから取り出した
缶コーヒーを渡された
座席が少し暖かくて、でも車内はメッチャ寒かった。
オッサンが運転席に座って、俺が後部座席に座った。
外に2人ぐらい立っていた。
渋いオッサン「とりあえず、飲みながら」
渋いオッサン「あの店の○○さんと○○さん(オジサンとオバサン)
何処行ったか知ってるか?」
俺「し、知らないです・・・・」
渋いオッサン「そうか・・・・・店の中がどうなっているかは?」
俺「し、知らないです・・・・」
渋いオッサン「君は、オジサンとオバサンとどういう関係なんだい?」
俺「バイトしに来ているだけで・・・」
渋いオッサン「バイトしに来ているだけ・・・・か・・・・」
俺「本当にそれだけです・・・・」
渋いオッサン「血縁関係とかはないの?」
俺「ないです・・・・」
渋いオッサン「そう・・・か・・・・・」
オッサン、そのまま深く考える。
渋いオッサン「なあ、悪いけど、もう少し聞いていい?」
渋いオッサン「なんで、バイトしに来ているだけを念を押したんだ?」
俺「えっ、えっ、それは・・・・・こんなに怖い状況なので」
渋いオッサン「ハッハッハッハッ、そうだねぇ、怖いねぇ」
渋いオッサン「本当にそれだけ?」ミラー越しに俺を見る。
俺は心臓がギュゥゥゥゥ・・・・・と締め付けられるのを感じた
渋いオッサンの目は上手く言い表わせられないんだけど
明らかに疑って食って掛かってきた感じだった、
正直やられると思った
80: 名無しさん@おーぷん 20/02/29(土)01:49:08 ID:dnv
俺「いや、だって・・・・ただのバイトなのに、
こんな目にあうっておかしくないですか・・・・」
渋いオッサン「そうだねえ」
渋いオッサン「別んところで働けって言ったのに、
なんでまだ働いているんだ?」
俺「それは、初バイト先だから・・・・・
あと弁当美味しかったから・・・・」
渋いオッサン「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
大声で笑う
渋いオッサン
「ついてないな~~~!本当についてないwwwww」
「じゃあ、あれか?初バイトだから気張ったのか」
「それにまかないがウマいから続けていたら、こんな目に?」
「本当だとしても、ついてないな、笑えるなwwwwwww」
俺「はははは・・・・」
渋いオッサン「分かった分かった、じゃ、何もないのな?」
俺「なんもないとは?」
渋いオッサン
「お前販売していたんだろ?なにか聞いたりしていないか?」
俺「一度だけウチでバイトしないかって土方の人に言われました」
渋いオッサン「ふーん、それ以外は?」まだ薄ら笑い
俺「いや、本当に、本当に、知りません・・・」
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