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【ウマ娘怪文書】気を遣って貰わなくて良い、僕がやりたいからお願いしている。そう伝えたら、トレーナーさんは嫌な顔一つしないで合鍵をプレゼントしてくれた。それでも、トレーナーさんがいない日にあの人の家にお邪魔するのは初めてだった


8: 名無しさん(仮) 2025/02/10(月)21:34:01

「触ってみてもいいですよ……トレーナーさんなら、僕……」
触る?どこを?背筋が伸びてる時に何を触って確かめるのだ?シュヴァルは時々妙なことを言うことがあるが、そこで梯子を外したような受け答えをするとせっかく自信を持って伝えてくれた彼女を傷つけることになる。
つまりここは全力で梯子に登るのが正解なのだ。僕は何も迷ってなどいないように、彼女の後ろに回り込むと服の上から背中の僧帽筋を確かめる。正直触ったから何がわかるということはないのだが、シュヴァルが自信をつけてくれるのはいいことだ。
背中を撫でていると、突然彼女がリボンを解き始めた。まさか服の上からでは飽き足らず、直接背中の筋肉を見せようとしているのだろうか。もし彼女の制服の下の姿などを見てしまった時には、きっと僕の呪いはいっそう強くなるだろう。
慌てて静止すると、彼女はピタリと動きを止めた。そして襲ってくる後悔。やってしまった、先程彼女の行動を咎めない方がいいと思ったばかりだと言うのに。




9: 名無しさん(仮) 2025/02/10(月)21:34:16

「ちゃんと見るのは、また今度にしよう」
そう先延ばしにするのが精一杯だった。
「また今度って、いつですか?」
振り向きそう聞く彼女の目には、決して折れないだろうという意思が感じられた。時折シュヴァルは、突然頑固になりどうやっても曲げない彼女が出てくる時がある。僕にとって不幸なことに、今がその時だった。
困ったように卓上カレンダーを見て、「来月ね」と答えた。来月、春休み開けにトレセン学園の身体測定がある。このようなプライベートな空間でなく、しっかりとした学校行事の場なら、いくらか妙な雰囲気も薄れるだろう。
シュヴァルは自分の努力の成果を見せたいだけなのに、僕が邪な気持ちを抱いているせいでこんなことを言うのは心苦しかったが、どうやら彼女もそれで納得してくれたらしく、再びリボンを結び始めた。




10: オワリ 2025/02/10(月)21:34:27

「来月ね」とトレーナーさんは子供をあやすように大人っぽく言った。来月、春休み。きっと、こんな突発的で勢いに任せた流れで服を脱がすんじゃなく、僕のことを一人の女性として扱うために、長期休暇のタイミングを提案してくれたんだ。
やっぱり、僕はまだ子供だなぁと思うと同時に、トレーナーさんの気持ちが嬉しかった。来月、僕をちゃんと見てくれるんだ。リボンを結びながら、胸がときめいているのを感じた。
「じゃあ、ちゃんと見て、確かめて、いっぱい僕に下さい」
「?ああ……」
「泊まりになるんだったら両親にも伝えておきます」
「???ああ………」
どっしり構えてくれるトレーナーさんに、安心感を覚えながら、胸を大きくしてよかったと思うばかりだった。





11: 名無しさん(仮) 2025/02/10(月)21:39:41

お父さん大丈夫なんですかこれ




12: 名無しさん(仮) 2025/02/10(月)21:39:49

合鍵貰ってる時点で時間の問題だったんじゃねえかな…




13: 名無しさん(仮) 2025/02/10(月)21:40:20

アンジャッシュっぷりがむしろ美しいくらいだ




26: 名無しさん(仮) 2025/02/10(月)21:45:59

>>10

>「じゃあ、ちゃんと見て、確かめて、いっぱい僕に下さい」
>「?ああ……」
>「泊まりになるんだったら両親にも伝えておきます」
>「???ああ………」
わかんないのに返事するのよくないよ!




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