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私が中3の頃にバスで毎日隣の席に座ってきた障者の男の子の話する


30: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/ 2014/10/29(水) 07:43:41.84 ID:9nuPyzhm0

特別寝ようとか意識して窓を見ようということもなく普通にそこに座るということをしていた。

ある日隣に座った彼がいつもなら大人しくちょこんと座っているのに今日はなにやら鞄から国語の教材をとりだした。
ちなみにこのときの私の心境はお?どうした相棒、今日は随分とキザなことをしてくれるなくらいのものである。




31: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/ 2014/10/29(水) 07:49:37.42 ID:9nuPyzhm0

そこにはあまり上手ではない字で簡単な漢字や平仮名が沢山書いてあり、恐らくそれは彼の勉強の形跡であった。
初めてのアクションに私はなぜかワクワクしていた。
ペラペラとページをめくる彼。するといきなり音読を始めた。といっても大きな声で元気良くではなくぼそぼそと小さな声であった。
このときの率直な気持ちはえ?君喋れるの?とかいう失礼極まりないことだった。声を聞いたのが初めてだったのでなんだ君も普通に喋るのねと少し安心していた。今まで無言の圧力みたいなものを勝手に感じていたためだ。




32: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/ 2014/10/29(水) 07:53:00.93 ID:9nuPyzhm0

恐らく彼にもテスト週間のようなものがあって勉強していたのだろうと思われる。ただ意外とこの子長く喋る。せめて黙読くらいにしとこうよ。バスんなかだし。と思っていた矢先、彼がこっちを見た。

?!





33: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/ 2014/10/29(水) 07:57:37.76 ID:9nuPyzhm0

私の視線に気づいてということではないらしい。

なぜなら彼はドヤ顔、そうドヤ顔しているのだ。
ドヤ顔でこちらに振り向いてみせたのである。

我々はすでに一心同体。私は彼の考えていることなど手に取るように分かる。
彼はバスのなかで勉強する俺偉いだろぉドヤぁみたいな心持ちだったのだと思う。私は笑顔で会釈した。




34: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/ 2014/10/29(水) 08:01:07.69 ID:9nuPyzhm0

最初私は彼に対して無言でどこまでも追いかけてくるアンドロイド的な怖さを感じていたが、彼の人間らしさに触れていくにつれてなんだかこの子も憎めないなと思えてきて段々と彼を観察するのが楽しくなってきていた。




35: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/ 2014/10/29(水) 08:01:54.74 ID:UaQojSh/0

で行いいつするの?




37: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/ 2014/10/29(水) 08:04:59.38 ID:9WTAcAyp0



>>35


氏ね




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