トップページに戻る

【ウマ娘怪文書】――ヒシミラクルとの温泉旅行2日目の朝、目を覚ましたら布団の中にヒシミラクルがいた。……一度、冷静になろう。やけに重たい頭を働かせながら、昨晩の記憶を辿る


8: 名無しさん(仮) 2025/02/01(土)22:37:17

ヒシミラクルが、突然顔を背けてしまった。待ってくれ、俺はまだ他にもやらかしていたのか……!?
「……本当に何も覚えてないんですね……あれだけやっておいて……」「なに!? 怖い!? 俺は昨日何をやらかしたんだ!?」「………………言いません。自分で思い出してください。バカ」
ヒシミラクルが目を合わせてくれない。何をやらかしたのだ、俺は。……冷や汗が止まらない。
「…………アレは、私しか覚えていないんだ……そっか。ふーん……。トレーナーさんのヒミツ知ってるの、私だけなんだ……♡」「ヒシミラクル……!? 何の話をしているんだ……!?」
意味深な表情のヒシミラクルに焦る。俺のヒミツって何のことなんだ……!?




9: 名無しさん(仮) 2025/02/01(土)22:38:07

「……トレーナーさん」「はい……!?」
「昨日のことは、忘れませんから。覚悟していてくださいね?」
ヒシミラクルは妖しく微笑む。その姿を見て、逃れることはできないと直感する。
「……だから何をやらかしたんだ昨日の俺っっ!? 教えてくれ〜〜!!」
「ふふ〜ん、教えませーん♡ 一生悩んでいてください♪ トレーナーさん……♡」
からかうような彼女の表情に確信する。俺はこの先、ヒシミラクルに頭の上がらない日々を送ることになってしまうのだろう、と――。




10: 名無しさん(仮) 2025/02/01(土)22:41:30

――これは昨晩のお話。

「――も〜、トレーナーさん飲み過ぎですよ〜」「――いや、俺はまだまだいけるぞ〜〜おつかれーーヒシミラクル〜乾杯〜」
温泉を上がったあとに始めたトレーナーさんとのお疲れ様会。トレーナーさんと食べて飲んでお祭り騒ぎ……!
トレーナーさんも珍しくお酒を飲んで酔っ払ってます。(私はもちろんジュースですよ?)
「いや〜よく頑張ったよ、凄い! 天才! ヒシミラクルは最強!!」「何言ってるんですか〜トレーナーさん〜酔いすぎですよ〜〜」
トレーナーさんが酔っ払って私を褒めてきます。ここの所ずっとトレーナーさんはこんな調子です。
……トレーナーさんが酔っ払ってる所、初めて見るんですよねー。確か、一緒に飲んでたって人はトレーナーさんが酔うとうるさいとか言ってたっけ……。確かに……ちょっとうるさいかも? でもまあ、こうやって褒めてくるのはいつものことだし……? 言うほどかなーって感じもしなかったり?
「うーん……うーん……ミラ子〜……偉いぞ〜……すごいぞ〜」「も〜はいはいーありがとーございます」





11: 名無しさん(仮) 2025/02/01(土)22:42:34

トレーナーさんが真っ赤な顔で褒めちぎります。うーん、そろそろお開きにした方がいいのかなー……? トレーナーさん限界そうだしー……。
「そろそろおしまいにしますよー? ほら、トレーナーさん、おしまいですー」「う〜〜ん……」
トレーナーさんのそばに行ってお酒を飲むトレーナーさんを止めます。うんうん唸ってますし……うわ酒くさ……トレーナーさんどんだけ飲んでるんですかまったく……。
「んんん〜〜……ミラ子〜〜俺はな〜〜俺はな〜〜」
「も〜なんですかー? 褒め言葉は聞き飽きましたよ〜? ほら、しっかりしてくださいって」
ぼんやりとした眼差しでこっちを見てくるトレーナーさんに適当な返事をします。う〜ん酔っ払いの相手をするのはけっこう大変かも〜……?
「……俺はなあー……!! ヒシミラクルが、好きだー……!!」「ふえっ!?」
突然、トレーナーさんが叫びます。な、なな……何を言ってるんですかこの人!?
「ちょ、ちょっとトレーナーさん!?」「俺は……俺は、ヒシミラクルが大好きなんだーー!!」「えええ〜〜っ!??」
突然の告白。ビックリしすぎて私も大きな声が出てしまいます。




12: 名無しさん(仮) 2025/02/01(土)22:43:36

「あのな……ヒシミラクルはな……誰よりも頑張り屋で……ひたむきで……かわいくて……最高なんだよ……!!」
トレーナーさんが、堰を切ったように褒め言葉をまくし立てます。
「俺の愛バは世界で一番かわいいんだ……最強なんだよ!! みんな、普通だとか奇跡だとか言うけどな〜!? ヒシミラクルは才能の塊なんだぞ、誰よりも強いんだ!! 俺の愛バは世界一なんだよチクショウ!!」
「と、トレーナーさん!!? 何恥ずかしいこと言ってるんですか!?」
「お前は分かってない!! あのな、ヒシミラクルは、アイツは世界で一番かわいくて強いんだぞ!! アイツの素質は一番なんだ努力の天才光る原石存在自体が最高一等級!!」
「俺は、ヒシミラクルを愛してるんだ!! 夢をかけてるんだ!! アイツが俺の一番だ!!! 大好きなんだ!! アイツが、ヒシミラクルが、大好きだ!!!」
トレーナーさんの言葉に耳まで熱くなります。な、なんてことを言ってるんですかトレーナーさんは……!!? 私のこと愛してるって……!? ええっ!??




13: 名無しさん(仮) 2025/02/01(土)22:44:49

っていうか……!? トレーナーさんが酔うとうるさいってこういうこと!? えっいつも外でこんなこと言ってるのトレーナーさん??? 恥ずかしすぎるんですけど〜〜!?
「ヒシミラクルのな……いっぱい食べる姿も好きなんだよ……アイツ幸せそうに食べるんだよ……俺が幸せにしてやりたい……クソ……かわいすぎるんだよ……ヒシミラクルはかわいいんだ……。いっぱい食べるアイツが好きだ……!!」
叫ぶトレーナーさん。そんなこと思ってたんですかこの人……!? た、確かになんか……一緒にご飯食べてるとき、なんかトレーナーさん楽しそうだなーって思ってたけど……。
「おなかも好きだ……モチモチしてて健康的で……本当は駄目だけど、駄目なんだけど!! いっぱい食べて欲しい……痩せなくていいからずっとモチモチしてて欲しい……!!」「えぇーーっ!?」
トレーナーさん、私のことそんな目で見ていたんですか……!? 
「……ミラ子……? うぅ……ミラ子だ……お腹モチモチだな……よしよし……」「うひゃあっ!?」
突然、トレーナーさんがお腹を揉んで来ました。ちょっトレーナーさん、何してるんですかっ!?




14: 名無しさん(仮) 2025/02/01(土)22:46:15

「こ、こら……トレーナーさん、ちょちょ、揉むな〜!!」「うーん……モチモチ……好きだ……いっぱい食べてくれ……」「うひゃ〜〜……!?」
モミモミ……もみもみ……。トレーナーさんにおなかをこれでもかと揉みしだかれます。
「トレーナーさんの英知……! スケベ……! へんたい……!」「うう……好きだ……ミラ子……」
この……酔っ払い……!! 好き放題揉んでくるトレーナーさんをげしげしします。
「うぅ……もみもみ……好きだ……おなかモチモチだ……」「うぅ〜〜!///」
なんなんでしょう、この人は。さっきから……!
「……好きだ……ヒシミラクル……俺の愛バ……絶対お前を幸せにしてやる……愛してるぞ……」「うぅーーー……!!」
こんな、は、恥ずかしいこと平気で言わないでくださいよ……!!
「う、うぅ……きゅう……」
バタン。
「ちょっ、トレーナーさん!?」
トレーナーさんが限界を迎えて机に倒れ込みます。慌てて駆け寄ると、うんうん唸って意識を飛ばしていました……。散々暴れまわって、これですか……?? なんなんですかこの人は本当に……。




[6]次のページ

[4]前のページ

[5]5ページ進む

[1]検索結果に戻る

通報・削除依頼 | 出典:http://2ch.sc


検索ワード

ウマ娘 | ウマ | 怪文書 | | ヒシ | ミラクル | 温泉 | 旅行 | | 布団 | 冷静 | | 昨晩 | 記憶 |