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オカルト、怖い話を語れ『畑を耕したら尋常じゃない程の骨←翌日消える』


129: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 21:29:30.53 ID:i3QEdobO0

「えーっと、では今回の詳しいお話をお聞きしてもよろしいですか?」
Tさん
「そうですねすいません、お坊さんはここがどういう土地かご存知ですか?」
「いえ、牡蠣と海苔が名産地ということくらいしか・・・」
Tさん
「そうですね、海産物は有名ですね、あとこの地域では豚とか鶏とか家畜も地産品なんですよ」
「はぁ・・・」
Tさん
「ここには屠殺場があるんです。しかもずいぶん昔からの」
「はぁ・・・」
Tさん
「私達はまったく知らなかったんです」
「はぁ・・・え?」
Tさん
「私達はそういうことは知らないで・・・知らされなくてここを買ったんです」
・・・ん?家畜の供養とかそういう方向かな?
その時はその程度に考え初めていてビビリ具合も少し引き始めていました。
Tさん
「お坊さんに嘘を言うつもりでなくて、お墓みたいなものでなくて、お墓と最初にお話したのは
最初からこのお墓みたいなものの話をすると他で全部断られたからなんです。すいません」
奥様
「本当にお坊さんに申し訳ないです、でもそう言うしかなかったんです」
あぁ、近隣の僧侶から断られたって話にリンクして行ってんだな、と思いました。




132: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 22:36:54.77 ID:i3QEdobO0

戻りました随分長くなってるので早く終わらせたいのですが、
事実を知って頂いて感想をお聞きしたいので長文をご容赦下さい。

で、そんなお話をお聞きしている時でした。
だいたい昼の12時過ぎ真昼間、窓の外は天気で明るく綺麗な自然が見える中、
話をしているリビングは、この家の入口→玄関→廊下→リビング→キッチン
てな感じの場所にあり、あとは廊下の途中に2部屋、2階への階段も見えたので
2階にも部屋があるようでした。そのリビングのフローリングの床が、
突然、誰かが手のひらで思いっきり叩いたかの様に「バァン」と大きな音が鳴り
足に振動が伝わりました。
僧侶なのでいわゆるラップ音的なものや無人の場所で人の声的なもの
薄っすら影的なものなどを見たり聞いたりしたことは正直ありましたが、
こんなにハッキリした音(しかも大きい)と振動を感じたのは初めてだったので
「うわっ」と声が出てしまいました。
Tさんは、無言だったと思いますが、奥様は同じく「ぎゃっ」と悲鳴をあげました。
で、間髪入れずにキッチンの奥にある窓がガタガタと音をして揺れました。
私が座ったソファーの真正面だったのでハッキリ見えたのです。
また、うわっと思っていると、その窓のガタガタが大きくなって最早、見間違えとかの
レベルは大きく超えて誰かが外から思いっきり掴んで揺らしているかに思えました。
こう書きながら今でもゾクっとして鳥肌が立ちます。




133: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 22:48:12.51 ID:i3QEdobO0

「なんですか?これ?」恥ずかしげもなく私は口にしました。
Tさんは目を逸らしながら
「これも1つなんです」
「え?1つ」
Tさん
「お坊さん、すいません、これだけじゃないんです。どうか助けて下さい」
「え?」
奥様
「本当に助けてほしいんです、お願いします」
「え?」
そのうち、窓のガタガタはおさまりました。
もう完全にビビった状態でしたが、それよりもこんなハッキリした不思議な現象が
起きるものなのか、そっちに考えが移っていました。
馬鹿げてますが、某TV番組「なんとかリング」のドッキリなのかとも考えました。
「Tさん、奥さん、分かってること全部話して下さい。私に何ができるか分かりませんが
今の状態だとまったく理解することが出来ません」
Tさん
「そうですよね、すいません。この家は一昨年から建築が始まって去年の春に完成して
去年の夏過ぎまでこんなことは何もなかったんです」





134: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 23:05:24.52 ID:i3QEdobO0

Tさん
「それが、去年の夏か秋口くらいに庭でバーベキューしてそのゴミ、土に還る様な生ゴミを
堆肥にしようと思って畑にする予定だった場所を耕した時からなんです」
「さっきみたいなのが始まったんですか?」
Tさん
「はい、というか、最初はその畑の予定地を耕そうと掘り起こしたら、牡蠣殻が大量に出てきたんです。
困ったと思いながら少し別の場所を掘り起こしたら小動物というか鳥の骨が出てきてしまって、
だったら最初の牡蠣殻の場所を深く掘ってそっちに移そうと深く掘ったら
今度は中型の動物、まぁそうです豚です、豚の骨が大量に出て来たんです」
「ここがさっきお話してた屠殺場の死骸埋葬地だったってことでしょうか?」
Tさん
「私も最初はそう思って役場に駆け込んだんです。でもそういう記録はないと一点張りで
だから写真も撮ったりしてそれを持ち込んだんです。でやっと見るだけ見るってことになって、
だけど、あ、写真がこれです」
「うわ・・・」
大量の骨、しかも尋常じゃない程の骨、Tさんの言うとおり牡蠣殻も混じっていました。
骨も大小、あと何となく新しいものと古いものが混じってるかの様な写真でした。
「これは酷いですね、で対応してくれたんでしょ?」
Tさん
「それが・・・こうやって写真もあるからお坊さんには信じて欲しいんですが、こんなにあった骨が
役場の担当者が来る日になったら綺麗に消えていたんです・・・」
「え?」
Tさん
「え?って思うでしょ、でもなくなってたんです全部。だから役場は対応できないってことになって」
「え?この証拠写真は?」
Tさん
「信じてもらえませんでした、実際役場の人間は見れなかったんですから・・・で、その数日後からなんです」
「町ぐるみの嫌がらせとか、そういうのは?」
Tさん
「それも考えました、でも、さっきの音とガタガタ、お坊さんも見たでしょ?あれ、誰かが嫌がらせでやってる
感じしましたか?」
「・・・いえ、でも写真が」




135: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 23:16:59.02 ID:i3QEdobO0

Tさん
「写真があっても駄目なんですよ。そのものがないと・・・で、役場の人間が来た次の日、やっぱりあるんです」
「え?骨?」
Tさん
「はい、今日もあると思います、見ていただきたいんです、お願いします」
私は携帯を持ってTさんと奥様と一緒に庭に向かいました。
骨があるなら私の携帯で撮影しようと思ったからです。
玄関で下履きを履いている最中にも「バン!」と音がしてどこかの窓がガタガタと揺れる音もしました。
奥様
「私達も馬鹿じゃないからこの音も録音したりしたんですよ、でも骨との関連はないと言われるし
そもそもこれは何だって逆に聞かれて、こちらが困っているんです」
慌ててムービー機能で録画しようとしましたが、既に現象はおさまっていました。
で、三人で庭に出ました。入口から右周りに歩いていくと海の見渡せる景色の良い庭に出ました。
敷地の一番端っぽいところに不似合いなブルーシートが広げられていました。
もう僧侶という立場ではない感覚でした。
何か不思議なことが起こっているらしいし、実際に音と振動は聞いて見た、それは間違いない。
ビビリの私なのにこのあまりにもハッキリした不可思議な現象の興味が強まる一方でした。




136: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/14(火) 23:30:49.64 ID:i3QEdobO0

ブルーシートに近付くと周辺の芝生が少し枯れた色になっていました。雰囲気は十二分でした。
Tさんにブルーシートをめくって頂く前から念珠を握り口にしなかったですが経を唱えていました。
ブルーシートがめくられると、Tさんの言うとおり、不快になる程大量の骨と牡蠣殻などがありました。
Tさん
「ほら、あるでしょ、この通り、お坊さん、見えるでしょ?これ、ここ、これ」
ん?この嫌な光景を目にしながらまた不思議な違和感を覚えました。
臭いがしない・・・
「Tさん、これだけ骨やらゴミ、というか色々なものがありながら臭いしませんよね?」
Tさん
「ずっと土に埋まっていたからじゃないですかね?それよりもお坊さん見えますよね?」
「はい、見えますよ。私の携帯で写真撮って良いですか?」
Tさん
「はい、どうぞどうぞ、お願いします」
ひょっとして撮影出来ないっていうよく聞くパターンか?と思いながら撮影ボタンを押すと
カシャッ
無事に撮影出来ました。
「Tさん、ちょっと触っても良いですか?」
Tさん
「もちろんです、どうぞどうぞ」
私は素手では流石に触る気がしなかったので、近くにあった小さなスコップで一番手前にあった
骨を触ってみました。コツン、感覚はありました。実在している物体でした。
その後、他の骨を触ってみましたがやはり感覚はありました。
その時、奥様が「あっ!」と小さく叫びました。
声の方を見ると奥様が自宅の窓(後で確認したらキッチンの窓でした)、を指差して
「あれ、あれ」と私に見るようにという仕草をしました。




154: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/06/15(水) 17:37:10.96 ID:ZbB+G9wW0

Tさんの奥様が指をさされた先を見ると文字通り呆気にとられました。
それを見たときには驚くことも声が出ることもなかったです。
そこにはTさんのお宅の窓枠を両腕で握って振っているような動作をする
灰色の作業服を着た男性がいました。
この世のものではないというのは流れでも雰囲気でも充分理解出来ていたのですが、
何というか、真昼間の大都市の上空に細部までハッキリ見えるUFO(私は信じてます)が
現れたというような感じで、あまりにもハッキリ見えすぎて、驚いたり出来なかったんです。
多分数秒だったと思いますが、フリーズしていたと思います。
その私にTさんが
「お坊さん、あれです、あのシャツの男、あれもなんです」
と慌てながらでも小さな声で話されました。
「え?シャツ?」
私にはハッキリと灰色の作業服の男性が見えていますが、
Tさんは「シャツの男」と仰いました。
「Tさん、シャツの男ですか?」
Tさん
「え?お坊さん見えてないんですか?あれが」
「いえ、男性は私にも見えているんです」
Tさん
「え?」
「でもシャツじゃなくて灰色の作業服なんです」
Tさん
「え?汚れたTシャツじゃないですか・・・泥まみれの」




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