【ウマ娘怪文書】「君が飛翔脚を覚える日が来るとはな」感慨深げにトレーナーがナリタタイシンを見つめる
1: 名無しさん(仮) 2024/05/01(水)01:18:01
「君が飛翔脚を覚える日が来るとはな」
感慨深げにトレーナーがナリタタイシンを見つめる
レースにあってはレース後半に中団以降で速度を上げる追込スキル
そして日常においてそれはウマ娘の空中移動を可能にする
「とはいっても一瞬の間だけどね」
即ち、中空にウマソウルを凝縮させて力場として具現化
それを足場として移動を行うのがこのスキルのキモだ
既にウマ娘の間ではこのスキルが流行し
高く築かれたトレーナー寮の堀をこれを利用して横断
そして高射砲によって撃ち落とされる風景が日常と化していた
「お陰で皆機銃の射程外までピョンピョン飛ぶもんだからさ、
それこそ星にでもなるつもりかっての」
「元々トレーナーにとって自分の担当は恒星みたいなもんだから」
「ふーん?アンタにとってのアタシも?」
「まあな」
2: 名無しさん(仮) 2024/05/01(水)01:18:11
「あ、そう」
ひょい、とタイシンの姿がトレーナーの側から離れ皐月の空に舞う
「こんな星空の中に混じったら流石に見失うんじゃないの?」
ポラリス
「いや。俺にとっての北極星を見間違えたりはしないよ、それに…」
トレーナーもまたタイシンの後を追う様に空へと駆けだす
「側にいる、と言い出したのは俺の方だからな」
指導者たるもの、当然教えるべきスキルを使えるのは自明の理であった
ターフではウマ娘に地の利があるものの空中戦では五分
何よりナリタタイシンは逃げウマではないのだ
「じゃ、証明してみせなよ」
煌めくようなウマ娘は星の様ではあるが
さりとて恒星とは違い並ぶ事も、その手に掴む事もできる
やがて夜空に大小二つのオーラを纏った星が舞い、そしてぶつかり合い
そのうち一つになって一条の流れ星と化した
3: 名無しさん(仮) 2024/05/01(水)01:18:22
晩春のティンクルスター・サプライズ
4: 名無しさん(仮) 2024/05/01(水)01:20:35
セリフはとんでもなくロマンチックなんだけどなあ…
5: 名無しさん(仮) 2024/05/01(水)01:22:53
撃つな
飛ぶな
6: 名無しさん(仮) 2024/05/01(水)01:28:52
健全なウマ娘とトレーナーのあるべき姿
7: 名無しさん(仮) 2024/05/01(水)01:29:56
このトレーナーナイフ使ってそう