1: ばぐっち ★ 2023/07/29(土) 19:51:14.54 ID:??? TID:BUGTA
中古車販売大手ビッグモーターの自動車保険金の不正請求問題を巡り、損害保険大手の損害保険ジャパンが揺れている。これまでビッグモーターに37人もの出向者を送り、創業者の長男が損保ジャパンの前身企業に在籍していたことも判明。不正を見抜けなかった責任を問う声は日に日に強まり、さらには〝蜜月〟を疑う向きも出てきた。こうした中、損保ジャパンは社外弁護士による調査委員会を立ち上げ、事実関係の調査に乗り出した。両社が裏で何らか手を握っていたとすれば由々しき事態だ。金融庁も実態解明に乗り出した。
「損保ジャパンさんだけが入庫の紹介を始めたということで、そのお礼ですかね。『ありがとうございました』というような話で伺ったと思う」
25日、一連の問題を受けビッグモーターが初めて開いた記者会見で、創業者の兼重宏行前社長(71)からこんな〝爆弾発言〟が飛び出し、関係者の間で衝撃が走った。
ビッグモーターは自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の契約手続きを担う保険代理店で、損害保険各社から紹介される車両数に応じて契約を割り振っていた。しかし不正請求の疑いを受け、損保各社は昨年6月に事故車両の紹介を取りやめた。
■1社だけ事故車の紹介を再開
ただビッグモーターは不正ではなく現場の技術不足などと説明し、損保ジャパンが昨年夏に紹介を一時再開。他社は再開しなかったため保険の契約が損保ジャパンに流れたとの見方があるほか、ビッグモーターとの密接な関係を指摘する声も上がっていた。
兼重氏の発言は、この紹介再開を念頭に置いたものだったとみられる。「お礼」などという表現に、関係の深さがにじんでいるように見受けられた。さらに兼重氏は記者会見で、「損保会社の不正への関与は一切ないと思う」とも繰り返していた。
ビッグモーターはすぐさま火消しに動いた。25日のうちにホームページで兼重氏の「当時の記憶に事実誤認があった」として、謝罪や報告などが訪問の趣旨だったと訂正した。
保険代理店であるビッグモーターはもともと、損保各社の大きな得意先だ。このため損保各社は見積もりに関する指導などを行う出向者を送っていた。損保ジャパンが37人、東京海上日動火災保険と三井住友海上火災保険はいずれも3人だった。
損保ジャパンについてはさらに密接な関係を裏付けるような事実も新たに発覚した。関係者によると、兼重氏の長男で副社長だった宏一氏(35)が、平成23年4月~24年6月に損保ジャパンの前身の一つである日本興亜損害保険に在籍していたのだ。
経理などの業務を担当し「(不正請求問題に関係するような)営業や保険金査定の部門には属していなかった」(損保ジャパン)という。その後、24年7月にビッグモーターに入社した宏一氏は、降格処分を連発するなどして現場に強い圧力をかけたなどとして今月26日に副社長を辞任した。
損保ジャパンがビッグモーターに出向者を送り始めたのも23年で、両社の関係を問題視する意見が広がるのは必至だ。さらに損保ジャパンはビッグモーターの不正を早期に把握していた可能性も取り沙汰され、事実関係を確認するため、26日に社外弁護士による調査委員会を設置した。(抜粋)
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=