【ウマ娘怪文書】凱旋門賞制覇を目標としたフランス遠征にて観光も兼ねて休養日をとったサトノダイヤモンドと俺は将軍ナポレオンとその盟友であった芦毛のウマ娘マレンゴの銅像を見るためパリ郊外の広場に来ていた
1: 名無しさん(仮) 2023/07/28(金)00:14:46
「これが…ナポレオンと…」
「かの有名なマレンゴさんですね」
凱旋門賞制覇を目標としたフランス遠征にて観光も兼ねて休養日をとったサトノダイヤモンドと俺は将軍ナポレオン・ボナパルトとその盟友であった芦毛のウマ娘マレンゴの銅像を見るためパリ郊外の広場に来ていた。銅でできたナポレオンはまるで理想を指さすかのように天高く片手を次上げ、マレンゴと呼ばれるウマ娘はナポレオンの指の先を眺めていた。
マレンゴはナポレオンに気に入られ直属の部下とされたウマ娘であり、戦場において芦毛は目立つと別の部下に指摘された際ナポレオンは「それでも俺は芦毛が好きなんだ!」と言い放ったのは今も有名な話だ。
2: 名無しさん(仮) 2023/07/28(金)00:15:13
「マレンゴはナポレオンとの行軍で計8回負傷している」
歴史上、小柄な人物だったとされたナポレオンよりもさらに小柄なそのウマ娘はナポレオンの敗れたワーテルローの戦いでイギリス側に捕虜とされるまで、そして彼が亡くなりイギリスで余生を全うするまでの間ずっとナポレオンのことを考えていた。この話はウマ娘という種族を知る以上トレーナーとなるまでに一度は耳に入ってくる話である。
「私達は、1回の負傷で満足に歩けなくなることだってあるのに…凄いです…!」
サトノダイヤモンドはそう言うと目を輝かせて像を眺めていた。興味津々な彼女の横顔を見て微笑む。
改めて、観光も兼ねて休養日に外に連れ出したのは正解だった。サトノダイヤモンドは気分転換することができ、俺はフランス観光ができてさらにはホテルの部屋に2人っきりよりも遥かに貞操も安全。完璧な作戦だ。
3: 名無しさん(仮) 2023/07/28(金)00:15:38
「それでも…マレンゴさんは最後までナポレオンさんと結ばれなかったんですよね…」
マレンゴと出会った当時既に既婚者だったナポレオンは生涯マレンゴと結婚することは無かった。理由は諸説あるが、皇帝となったナポレオンと異国出身の軍人の自分との身分の差を感じマレンゴ側が自ら手を引いた説が有力である。
「本当はご結婚されたかったのでしょう…悲しい話です…」
「…そうだな…」
「結婚したくても周りの規律や風評が厳しく結婚できない…まるで今の私達みたいですね…」
「そうだな……ん?」
4: 名無しさん(仮) 2023/07/28(金)00:16:02
「…わざわざ革命の象徴ナポレオンとその愛バの像へ連れてってくださったその内情…お察ししました!」
サトノダイヤモンドは早口に捲したてる。
「凱旋門賞は日本バには勝てないというジンクス…そして…18歳以下は結婚できないというジンクス…丸ごと革命で破壊してあげましょう!不可能という言葉は私達の辞書にはありません!」
「ダイヤ…違う…待って…」
「私達のフランス遠征…本番はこれからです…!早速ホテルへ戻り作戦会議といきましょう!」
……まぁ…多分ナポレオンだってマレンゴと肉体関係あっただろうし仕方ないか。
俺はそう思いながらサトノダイヤモンドに手を引かれタクシーへ乗り込むのだった。
8: 名無しさん(仮) 2023/07/28(金)00:24:25
>>4
>18歳以下は結婚できないというジンクス
あの…法律…
10: 名無しさん(仮) 2023/07/28(金)00:26:37
>>4
>……まぁ…多分ナポレオンだってマレンゴと肉体関係あっただろうし仕方ないか。
諦めるなよ!
11: 名無しさん(仮) 2023/07/28(金)00:26:46
>>4
酷い酷すぎる