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後味の悪い話『医療事故の被害者』


178: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/04/20(月) 13:54:14.14 ID:Fz7Mxhpu0

そういうのは復讐じゃなくて八つ当たりって言うんだよ
元レスのアホも賛同得られると思って書き込んだんだろうけど
土人メンタル晒して恥かいてるだけだって自覚してんのかね




201: 1/2@\(^o^)/ 2015/04/21(火) 16:18:02.21 ID:IdCMpv690

SF短編『砂と灰の人々』パオロ・バチガルピ

『人間以外の生態系は破壊しつくされた世界。そこに一匹の“犬”があらわれる。
 タンパク質の餌を食べ、糞をし、ちょっとしたことで病気になる、本物の犬。』

地球が汚染されつくした未来
人類はその高度な科学力により、汚染された世界でも生存可能な超人的肉体へと進化している
チェンは友人のジャークとリサと共に、今では動物園でしか見れない希少な原生生物“犬”を発見する
リサは「犬を食べたい」と言い、ジャークは「犬を飼いたい」と言った
多数決となり、判断はチェンに委ねられた
チェンは新作ゲームを買うために貯金をしており、「犬を飼う費用をジャーク一人が負担するなら」という条件で犬を飼うことに同意した
ジャークは「やりたいことを我慢すればいいだけだ」と言って喜んだ

それから三人は協力して犬の世話をした。清潔な餌や水を用意し、糞を掃除し、病気になれば三人で交替して看病した
三人は犬と共に楽しい日々を過ごした

ある日、三人は犬を連れて海に遊びに行った
チェンとリサは二人で遊び、ジャークは犬と一緒に海を眺めていた

しばらくして、犬は浜辺に埋まった有刺鉄線に絡まり、瀕死の状態で発見された
犬は体中がズタボロになり、足の一本は切断寸前だった
チェンは「どうしてちゃんと犬を見ていなかったのか」とジャークを責める
ジャークは「俺だって海で遊びたかった。そんな常に見てなんていられるか」と答える
チェンとリタが有刺鉄線を外し始めると、犬は鼻を鳴らし、弱々しく尻尾を振った
リタは「見ていないで手伝え」とジャークに言う
するとジャークはこう言った
「食っちまおう」




202: 2/2@\(^o^)/ 2015/04/21(火) 16:19:46.04 ID:IdCMpv690

「ファッ!?」
チェンとリタは唖然とする

ジャークは、犬に経費が掛かるのも、世話に手間が掛かるのももううんざりだ、と言う
「なんならお前らが代わりに経費を持つか?俺はもう嫌だ」

チェン「どうして?この犬は友達じゃないか?」
ジャーク「お前らは友達だ。だが、こいつは動物だ」
チェン「でも、一緒にいると楽しいじゃないか」
ジャーク「新作ゲームだって楽しいぜ。それに、餌をやる必要も、糞を始末する必要も無い」
三人は顔を合わせ、犬に襲いかかった

三人は浜辺で焚き木をしてイッヌを焼いて食った
イッヌの肉は噂ほど美味しくなく、これなら遺伝子改造された生物兵器の方が美味しかった

三人は海で遊び始めた
もう犬に煩わされることは無いのだ
もう清潔な餌や水を与える必要も、糞の始末をする必要も、看病する必要も無い
犬から解放されて遊ぶのは本当に楽しかった

遊びながら、チェンは犬と過ごした日々をふと思い出す
そして、何かを失ったような気がした





204: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/04/21(火) 18:06:26.08 ID:upzy0xmD0

ぶっちゃけSFの設定いらなくね?




220: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 14:47:33.53 ID:WMfLA41b0

>>204
すまん。ワイの文章とまとめが下手糞で伝わらなかっただけで、バリバリのSFなんや

未来の人類は科学技術によって不死身に等しい生命力を有していて、汚染された砂や水を食して生きることが出来る
本物の動物は汚染によって殆ど絶滅し、野には生物兵器が徘徊している
チェンたち三人は野生の生物兵器を狩りに行くんだけど、そこにいたのは普通の犬だった
リサは犬を殺そうとするんだが、動物園で犬を見たことがあったジャークがそれを止める
三人は犬を連れ帰って科学者に見せる
科学者は貴重なサンプルとして犬の遺伝子を保存するけど、犬そのものには興味を示さなかった
科学者が言うには
「今この汚染された世界で本物の犬を飼う事は凄くコストがかかって難しい」
「犬は美味しいらしいから、食べてしまえばいい」らしい
リサは「本物の肉を食べたい」犬を食べたがるんだけど、ジャークは「かっこいいから」って犬を飼いたがる
経費はジャーク持ちで犬を飼うことになって、リサはぶつぶつ文句を言いながらも辛抱強く犬の世話を続けた
犬を飼っているうちにチェンの心境に変化があらわれ、昔の詩を読み始める

“切られても血は出ない ガス室でも息をしない 私は全身科学 私は神 だから孤独   『死者』”

その詩人は不死性をテーマにした詩ばかり書き、あらゆる科学的治療を拒み、若くして病死していた
チェンは「なぜこの詩人は不死を拒絶したのか」と考え悩む

三人と一匹で海へいき、チェンはリサと語り合う
リサ「犬は何もかも弱い。進化のどん詰まり。私たちも科学がなければ同じように弱い」
チェン「もし昔の人間が今の僕たちを見たら、なんて言うかな」
リサ「神だと思うはずよ」

あとは犬が絡まってパクパク。期待したほど美味しくなかった
スッキリ!

「人類は高度な科学力によって神に近い存在に成ったが、その代償に古き良き“人間の心”のようなものを失った」
という話なんだと思う




216: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 17:57:05.15 ID:G1EsSbPC0

昔、ポンキッキーズでやってた「花子さんがきた!」の1話

公園を歩く一人の少女。
足元には真っ赤な靴をはいている。
そこに一人の女の子がやってきて、「ねえ遊んで」と声をかける。
真っ赤な靴の女の子は「今から友達と遊びにいくから」と断ると
「誰も私と遊んでくれないの・・・」と寂しそうに言ったかと思うと
「いいわよ、遊んでくれなくても」と逆切れし、突然
「その赤い靴ちょうだああい」と恐ろしい声で言い
女の子の赤い靴を奪い、手を引いて空高く連れ去ってしまう。

その女の子は公園の銅像に乗り移った霊で
そうやって複数の赤い靴をはいた女の子を連れ去ってしまった。

そこに登場したのが、悪い妖怪や幽霊を倒す花子さん。
花子さんは銅像を見上げてこう呟く
「この子は公園でずっと一人でたっていて、とっても寂しかったんだよね・・・」

~終~

連れ去られた女の子、助けねーのかよ!!




217: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 18:08:42.96 ID:nB8ql0x60

覚えてる、懐かしいw

花子さんが助ける回と助けない回があるよね




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