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後味の悪い話『医療事故の被害者』


334: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 18:51:46.42 ID:YpT0DwVa0

修道院と言えば映画のパピヨン

無罪の罪で入獄させられたパピヨンが脱獄に成功し、南米のインディオの村で
共に暮らしていたが、ある日全員居なくなった 訳が分からぬまま軒下にあった
黒真珠の袋を手に街に戻るが、捕まりそうになり修道院に逃げ込む
真珠を差し出してかくまってほしい、と頼むと院長は真珠を受け取った
ほっとして眠りにつくパピヨン
そこに雪崩れ込んでくる警官 院長は真珠をガメて、神への寄付だ、という
「無実なら神がお助けくださるでしょう」と
再度刑務所に送られ拷問されるパピヨン

ミッションスクールで視野の狭い独善修道女に苛められてたので、我がことのように怒った




342: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/04/30(木) 00:00:01.48 ID:6SgBVFD+0

>>334
本当に救いようがないな




337: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 20:45:27.53 ID:L5p4fhUy0

修道院つながりで同じく映画「けがれ無きいたずら」「マルセリーノ・パーネ・ヴィーノ」が
微妙に後味悪い

男子修道院に拾われた赤ん坊マルセリーノ、修道士は初め村で育ててもらおうとしたけど
結局情が移って修道院のみんなで育てることになった。
育ての親は修道士だから全員「パパ」
ある時、マルセリーノは「ママ」の存在を知って、どうして自分にはママがいないのか
不思議に思う

同じころ、マルセリーノは修道院の屋根裏にいる男を見つける
お腹を空かせているらしい男に、台所から盗んだパンとワインを与え、親しくなる。
ママについて男と話をするマルセリーノ 
「僕のママはどこにいるの?」「私の母と一緒にいるよ」
修道院にマルセリーノを引き取りたいという話が来たりして、いろいろあるんだけど
最後に男がマルセリーノに何でも願いをかなえてあげると言うと
マルセリーノは自分のママと男の母に会いたいと答えた。
男はマルセリーノの願いを叶えてやる。
男は実はイエス・キリスト(教会にあった磔刑像に)で、願いがかなったマルセリーノは
天国にいる母と聖母に会いに行く=死ぬ

CSでやってて「涙なしには見れない」とか言われてるけど
マルセリーノは死ぬし、可愛がって育てた修道士達も大事な子を失うし
そんな願いを叶えたのは神じゃなくて、磔刑像に宿った別の何かじゃないの?
と思える話だった





338: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 23:05:31.35 ID:6QklWETs0

キリスト教徒にとって最大の幸福は神の国に招待されること
どんなに苦しくても自殺はダメなくせに子供や若者が突然死ぬと果報者扱い
……っていうのは日本の汎神論者には後味悪さの定番でしかないわな

医学が未発達な時代は乳幼児の死亡率が今よりずっと高かったので
地上で苦労して生きるより可愛いまま天使たちと一緒に神に愛される方が幸せだと
思わなければやってられなかった側面もあるだろう

とするとマルセリーノにとっては修道院はあまりいい環境じゃなかったのかもしれない
って考えるとまた別の後味悪さが




340: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/04/29(水) 23:30:15.53 ID:uU+EzvWJ0

仏教の「子供が親より早く死ぬと無条件で賽の河原送り」も中々酷い
ただ地獄の他の拷問に比べたら可愛いものかもしれないとも思う




389: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:34:06.75 ID:Dz5+w9tC0

高橋葉介の短編

主人公の青年(メガネ)は、親友(暗そうなイケメン)と広い居間で話している。
話題は、庭の池に住んでいる巨大な亀の話だ。

メガネの「いやー、見事なもんだね。ここまで育てるのには苦労したろ?」と言う問いに
親友は「うん、今年で25年目かな……」と答える。

ふと、親友はその亀との出会いを語り始める。
子供の頃、彼は道を歩いていると、露店のオッサンがいた。
籠の中の3匹のカメを見せて
オッサン「ボウヤ、亀はいらないかね? 今なら3匹で1000円だよっ」と尋ねる。
少年時代の親友が「いらないよ、そんなの」と答えると、何とオッサンは亀の一匹をトンカチで叩き殺してしまった。
親友の「何するの、やめて!」と言う静止にも、「売れないんじゃ、こうするしかないだろう」 と、オッサンは二匹目のカメも叩き潰してしまう。
「買わないって言うなら、残った一匹も……」とトンカチを振りかぶるオッサンに「分かった、買うよ!買うから酷い事はやめてっ!」と結局購入してしまう。




390: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/05/03(日) 17:38:38.00 ID:Dz5+w9tC0

オッサンは、次の日も同じ場所に居た。
ある時はヒヨコ、次の日は猫、次の日はウサギ……。
様々な小動物を購入するように迫り、購入を渋るとトンカチを振りかぶって殺そうとする素振りを見せる。
心優しい親友は、毎回購入する事になってしまったのだった。

親友「どれも、あの亀ほどは長生きしなかったけどね……」
メガネ「やれやれ、ヒドイ人もいたもんだな」
親友「でもね、あの日の事だよ……」

親友はその日も同じ道を歩いた。
もし自分がその露店に行かなかったら、その生き物は殺されてしまう。
そんな事を考えてしまうからだ。

しかし、その日の売り物は毛色が違った。

オッサン「太っ腹なボウヤ、今日の商品はコレだよ。10円でどうだい?」

赤子。人間の赤子だ。




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