後味の悪い話『医療事故の被害者』
439: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/05/07(木) 17:18:34.22 ID:/wG6zTFv0
なんか星新一に似たのがあったな
夢の中で好きな家具を増やしていったら、消すことができなかったから最終的に潰される、て話が
460: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/05/09(土) 09:33:21.77 ID:Z5Y2YIim0
童話 べっかんこ鬼
笛吹峠に一匹の鬼が住んでいた
あっかんべーをしているような締りのない間抜け面をしており
人間にも恐れられるどころか笑われる始末で
「べっかんこ鬼」と呼ばれていた
ある日、べっかんこ鬼が山の墓場で昼寝をしていると
美しい娘がやってきた
娘はべっかんこ鬼を見ても知らん顔
この娘、ユキは目が見えないのだ
ユキは母親の墓の前で
「いじめられるから、もうここから帰りたくない」と泣いた
それを聞いたべっかんこ鬼はユキを山の住処へと連れ去ってしまった
恐怖に震えるユキ
べっかんこ鬼の差し出す食べ物に手を付けず、
いっそ自分を食べてしまえばいいと言ってべっかんこ鬼を拒絶する
困り果てたべっかんこ鬼は、山母(ヤマカカ)様のところへ相談に行った
山母様は、ユキを里に戻すように言う
「イヤでたまらない里よりも、おまえのほうが嫌いなのじゃ。鬼だから」
悲しみに打ちひしがれるべっかんこ鬼
ユキに里に戻してやると告げるが、
なかなか決心がつかず、笹笛で心を落ち着かせようとする
その悲しい音色に心打たれるユキ
「おらァ、ひとりぼっちだ。だけど、おまえがいてくれたら・・・。」
そう言って泣くべっかんこ鬼を見て、ユキは山に残ることを決め、
二人は夫婦となった
461: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/05/09(土) 09:34:38.71 ID:Z5Y2YIim0
ユキはべっかんこ鬼の優しさに触れて幸せだった
べっかんこ鬼もユキがいてくれることを心から幸福に思った
しかし、山の美しい景色も、一面の花もユキに見せてやることが出来ない
「一番見たいのは、あなたのべっかんこ顔」そう話すユキの為に
べっかんこ鬼は山母様にユキの目を治す方法を聞きに行った
「山の奥深く咲くという赤い花の汁を垂らせば、目が見えるようになるだろう
しかし、その花は呪いがかかっていて、摘むものは命を落とすという、止めておけ」
そういう山母様に
「命懸けの仕事は鬼の仕事だ」と答えべっかんこ鬼は花を探しに出かけた
険しい崖を登り、やっと赤い花を見つけたべっかんこ鬼は
喜び勇んで二人の住処へと戻ったその時、一発の銃声が轟いた
さらわれたユキを取り戻すため山を探し回っていたユキの父が
べっかんこ鬼を見つけ発砲したのだ
462: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/05/09(土) 09:35:32.14 ID:Z5Y2YIim0
銃声を聞いて飛び出してきたユキを抱き寄せ、その目に花の汁を垂らすべっかんこ鬼
ユキはべっかんこ鬼の体から血が出ていることに気づき動揺する
「おまえさま、どうしてこんなことに」
しかし、べっかんこ鬼はユキを見つめたまま動かない
「どうじゃ、見えるか?おかしな顔じゃろ?」
ユキはぼんやりと視界が開けていくのを感じた
ユキが生まれて初めて目にしたのは
血まみれで息絶えていく間抜けた顔をした鬼の姿だった
「いいえ、ちっともおかしくなどありません、お前様、しっかりして!」
鬼にとりすがるユキに父親は声をかけた
「怖かったろう、一緒に帰ろう」
ユキは、父の手を振り払い、恐ろしい顔で睨みつけると、
「あんたは、鬼じゃ!」と叫んだ
「夫を返せ、返せ、返せ!」そう叫ぶユキの顔は
いつしか鬼のようになっていた
ユキに拒絶され、父親は一人山を降りた
ユキは山の岩屋で一人暮らしたという
465: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/05/09(土) 11:31:23.84 ID:aTYl14ls0
以前勤めてた住居型老人ホームであった話
爺さん婆さんばかりだけど、結構色恋沙汰も多かったんだが
その中でAというオッサンがBという上品なお婆さんに言い寄りまくって問題化した。
部屋に尋ねていって無理に入り込もうとしたり、Bの隣の席の奴を押しのけて自分が座ろとして揉めたり。
色々あってBさんは別のホームへの移動の話も持ち上がったが
持病が悪化してそのまま亡くなってしまった。
Bさんは以前から希望していた、そのホームを見下ろせる墓へ埋葬された。
しばらくしてAがその墓に定期的にお参りにいっている、という話を聞いた。
何だかんだ言って本気でBさんが好きだったんだなあとちょっと感動していたら
Bさんが埋葬された墓の管理事務所から苦情がきた。
Aが生ゴミをBさんの墓の周囲に撒いて帰るのでカラスが常駐するようになった、と。
お詫びがてら上司と他の職員がいったところ、Bさんのお墓は既にからすの糞だらけ
家族がきて掃除をするらしいんだが、すぐにカラスが来て荒らすらしい。
Aに話を聞くと「だってあいつ俺を相手にしなかったんだから当然だろ。
生きてる頃に仕返しできなかったんだから、死んだ後墓に仕返しするしかない。
糞まみれになっていい気味だ」と開き直り。
その後いくら止めても隙をみて生ゴミをもってBさんの墓にいくのは止めず
結局、別のことで退去するまで続いた。
余談だけど、このAって元教師で校長先生まで勤めてたとのこと…
467: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/05/09(土) 12:48:32.15 ID:ZfV/HGi10
>>465
病院勤めの知人が、病院に来る学校の先生はほぼ間違いなくおかしい
なんでも自分たちの思い通りになると思ってるって愚痴ってた事があったわ
477: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/05/10(日) 00:23:54.71 ID:jd7cnGJ80
>>476
無理やり自分の思想押し付けたりな
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