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高3の春、左顎の下部にしこりが出来たので病院へ。医者「悪性腫瘍です」→ゆとりだった私は悪性腫瘍ってなに?状態。その後、徐々に事の重大さが分かり始めて…


11:名も無き被検体774号+ 2012/02/26(日) 01:06:42.60 ID:Zloc48I00

その時はまだ、

血液内科って何wwwwかっこいい名前www
来週学校行ったら友達に自慢するばいwwww

くらいの余裕はあった。

血液内科の先生は夕方になるとのことなので、

その間、ご飯を食べたり、なんだろうねー?と言い合ったりしながら

17時くらいに待合室に行った。

が、いつまで経っても呼ばれない。

19時くらいになっても呼ばれないので、さすがに飽きて

また来ればいいだろうと思ったので、

看護師さんに「日を改めても良いですか?」と聞いたところ、

「先生に確認します」と言われた。

戻ってきた看護師さんから、

「すみませんが、もう少々お待ちいただきたいとのことです」

と言われたときにもまだ、

ちっめんどくさいなー 
明日休みだからいいかーwww三連休おいしいですwww

くらいに思う察しの悪いアホゆとりだった。




12:名も無き被検体774号+ 2012/02/26(日) 01:07:44.21 ID:Zloc48I00

>>10

そうそうwwww普通の人ならそう思えるんだが

マジで何のことやらという感じだった。




15:名も無き被検体774号+ 2012/02/26(日) 01:09:12.33 ID:Zloc48I00

20時を回りさすがに
おなかがすいてきたころ、診察室に呼ばれた。

その先生は、父と同い年くらいで

眉毛が異様に長かったので、眉毛先生としよう。

眉毛「耳鼻科で結果は説明を受けてますか?」

私「えっと悪性腫瘍ということは聞いています」

眉毛「正確に言うと、その中でも高悪性度のものになります」

私 「はぁ・・・・」

J( ー`)し 「入院は、必要なんでしょうか」

眉毛「若いから進行も速いでしょう。
すぐにでも入院してください。半年くらいになります」





17:名も無き被検体774号+ 2012/02/26(日) 01:12:48.43 ID:Zloc48I00

そこでやっと、事の重大さを悟り始める。

半年って・・・・

高校卒業できるのか?まずは来月の遠足・・・
もう遠足に行く服買ったのに・・・

お正月はかまぼこ食べまくる自分的イベントが・・・
クリスマスはケンタのチキン・・・

受験はどうなるんだろう・・・

まさか、全部無理だったりして(笑)

いやいや(笑)

2秒くらいで↑のようなことを考えていた。

遊ぶことと食うことしか
考えてないというのがおわかりいただけるだろう。

眉毛先生はとても良い人だった。

動転する母と私を相手に、改めて病気のことや、
治療方法の説明をしてくれた。

ほとんど覚えていないのだがw




18:名も無き被検体774号+ 2012/02/26(日) 01:15:45.02 ID:Zloc48I00

入院が嫌で嫌で悲劇のヒロイン()を気取って
泣いている私に、眉毛先生が言葉をかけてくれた。

それだけはっきり覚えてるので書かせてください。

眉毛
「僕は患者さんには楽観的な言い方はしないようにしています。
 このまま放置したら確実に亡くなります。

 これが80歳の方だったら、辛い治療はせず、
 残りの時間を楽しく生きるような方針にするでしょう。

 でもあなたは、まだ17歳なんです。これから何十年も生きなきゃならないんです。」

そして、土日明けの月曜日からの入院が決まった。

診察室を出るとき、
母が先生に「お願いします。お願いします。助けてください。」

といいながら泣いていて、それが何よりも辛かった。

よくわからない責任感で私が泣けなかったwwww




20:名も無き被検体774号+ 2012/02/26(日) 01:18:44.92 ID:Zloc48I00

とにかく、しばらく学校には行けないことははっきりしていたので、

家に帰る車の途中で、何人かの友達に電話した。

話していると電話口で友達のほうが泣いてしまうので、
途中から友達への連絡はメールにしたw

こんな状況なのに、泣いてくれる友達がいて、自分は幸せだと思った。

どうでもいいけど、母が動転して事故とか起こさないかすごく心配だったw

私が幼稚園のころの話だが、
味噌汁にシャンプー混入してしまったり、

結構どじっこなところがあるからww




21:名も無き被検体774号+ 2012/02/26(日) 01:20:56.90 ID:Zloc48I00

帰宅して、妹と父に説明し、土曜日は家族で過ごし、

日曜日は昔から通っていた教室のピアノ発表会だった。

病気のことを話さなければならない相手がいた。

一人は、ピアノの先生。もう一人は、幼馴染のT。

Tとは、ひとつ年下で、ピアノがめちゃくちゃうまい男の子だった。

家はちょっと離れてるけど、ちょいちょい遊んだりする不思議な関係。

こいつとは後に色々あるんだけど、それはまた別の話w

私「T、ちょっといい?」

T「何?」

「私、ぶっちゃけ、癌になった。入院する。」

「え!?癌!?」

「ちょっ何気に声大きいwww」

「ごめん。でもどういうこと?」

病気の説明を色々として、
半年くらい入院になることと、
できたらお見舞いに来てwとお願いした。




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