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【目線ダスカ】寝苦しさに目を覚ますと天井をスカーレットが這っていた カサカサという動きで部屋の隅から消えた蛍光灯の傍まで移動し全身が視界に入る


1: 名無しさん(仮) 2024/08/24(土)01:19:52

寝苦しさに目を覚ますと天井をスカーレットが這っていた
カサカサという動きで部屋の隅から
消えた蛍光灯の傍まで移動し全身が視界に入る
トレーナーは軽く呼吸をする。金縛りの一種だろうか
疲労やストレスが蓄積すると覚醒時にも夢を見るという
その気配はあった。ツインテールは重力に逆らっているし
このようなヤモリめいた動きをするには胸が邪魔なはずである
なによりこちらに背中を見せたままぐるりと向いた彼女の顔
普段の良く知る担当のダイワスカーレットの顔であるが
闇の中、瞳には反射するものも無いのに光が灯っていた
「?ɐɹı̣sɐʞuuɐqı̣ʇı̣ ouı̣ɥsɐʇɐ ɐɥɐʇuɐ」
何事かをそれが呟く。声色は彼女であったが不明瞭なそれ
思わず悲鳴を上げそうになった口を防ぐ
返事をするのも、反応して声を出すのも不味いとカンが言っていた
思わず握った首に下げたフクトレの護符がぐしゃりと塵芥へと変じる




2: 名無しさん(仮) 2024/08/24(土)01:20:16

つつ、と天井のそれの唇から何かが垂れた
玉虫色のそれがこちらの口元目掛けて降りて来る
動け、動けと念じるも身体は思う様に動かず
せめてもの抵抗にギュッと目を瞑りかけた寸前
ポコンというLANEの着信音が鳴るのとシーツを跳ね飛ばすのは同時だった
壁を蹴破り転がり出たトレーナーの手にした携帯には
本物のスカーレットからの「ちょっと寝苦しいんだけど」
そんなメッセージと共に添付された汗ばんだ胸元
普段なら叱咤する所を今はただその発育の良すぎるデカ牌へと感謝する
退避先の合宿所の中庭には同じ様に寝間着の同僚達と
それぞれの部屋の奥からはウマ娘の姿をとった光る眼の何かが見える
「物理は!?」
「当たるが通らん」
「フクトレ!」
「時間くれ。すぐには無理だ。生き残れ」






3: 名無しさん(仮) 2024/08/24(土)01:20:49

ねえウオッカ
今朝はトレーナー達何か皆寝不足なツラしてないかしら?





4: 名無しさん(仮) 2024/08/24(土)01:31:34

気軽に怪異が溢れ過ぎじゃない?




5: 名無しさん(仮) 2024/08/24(土)01:33:39

室内まで侵入する怪異はこれまでに居たっけ




6: 名無しさん(仮) 2024/08/24(土)01:33:45

眼だけが光っていた…




7: 名無しさん(仮) 2024/08/24(土)01:36:21

生霊だったりしないよな…




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