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【後編】大学に通う意味が分からなくなって家でPCいじってたら二年間の留年が決まった。そんな最悪で最低な生活をしてた俺に「父が入院する事になった」との連絡がきた事で人生が…


201: ムー 2009/10/18(日) 15:37:14 ID:5880JggV

そう言って親父は紅茶を飲まなかった。

なぜかこのときの言葉を鮮明に覚えている。
親父が入院中唯一、俺に言った愚痴だったから。

体が思うように動かない悔しさからでた言葉だった。

でも俺はいや感じはまったくしなかった。
むしろどんどん言ってほしい。

俺にならなんでも、なにを言ってもいいから、
どうか親父との会話の終わりがきませんように。

その日の夜、俺は一度家に帰ることにした。
体力的にも限界だったし、これからに備えるために。

俺「じゃあ一度帰るから。またすぐ来るからね」

親父「・・・あぃ。じゃあな。」

親父と交わした最後の言葉だった。




202: 天王星のwiki見てきたら 2009/10/18(日) 16:37:18 ID:PYd1TewS

ムー、心が辛かったらもっといっぱい休め




206: 天王星のwiki見てきたら 2009/10/19(月) 22:40:30 ID:YYB9l6Hq

泣いた。続きまってるよ





207: ムー 2009/10/20(火) 11:46:33 ID:MBwZmKmv

みんなありがとう。

全部書こうと思ったけど思い出すとやっぱだめだね。

続きです。

俺は家に帰ってすぐベッドで寝た。
3時間くらいして、目が覚めた。

悪寒というか、
何か起こるような感覚に見舞われた。

親父の容態はどうだろうと携帯を手に取ったとき、着信が鳴る。

妹からの電話だった。 
出るのが怖かった。
今は2時過ぎ、こんな時間に電話・・・。

恐る恐る電話に出ると、泣いている妹の声だった。




208: ムー 2009/10/20(火) 11:54:53 ID:MBwZmKmv


「・・・お父さんが・・・、
 もう突然、・・・足が痛いって言い出して・・・

 そしたら・・・すぐに・・・心臓が止まって・・・・      」

そのあとは泣きながら聞き取れない声を発するだけだった。

俺「わかった、いますぐ病院行くから」

妹の返事を聞いて電話を切る。 俺は一度顔を覆った。

わかったてた。親父がもう長くはないってわかってた。
だけど、わかりたくなかった。

俺が家族が看病して、
またみんな一緒に笑いながら話すときがくると思ってた。

何気ない話を、どうでもいい話をしながら、
ときに笑って、ときに怒って、ときに喜んで。

もうそんなときはこないと、わかっていたのに。。。。




209: ムー 2009/10/20(火) 12:01:54 ID:MBwZmKmv

寝ている祖母を起こし、車で病院に向かう。

祖母も冷静を装っていたが、
動揺していることが手に取るようにわかった。

自分の息子を先に亡くしたのだ。
それはもう、俺の想像を遥かに超えるショックだったろう。。。

何か言葉をかけてやりたいところだったけど、
俺もそれどころではなかった。

俺自身、親父の看病をするって決めたに、
親父の死に目にあえないなんて・・・。

俺はどこまで、最低最悪なんだと。 
自分を責めながら、アクセルを踏む足に力をこめる。




211: 天王星のwiki見てきたら 2009/10/20(火) 17:40:43 ID:3eSVoQXs

ムー、辛いんだったらもっと休めって

このスレへの報告なんて一番最後の後回しで良いんだから




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