死ぬ程洒落にならない怖い話 『小屋』
816 :本当にあった怖い名無し:2023/01/24(火) 12:38:01.56 ID:wNxSWjTN0
4番目の歌も先生は聞き取れていたらしいけど歌の全容は教えてくれなかった。この歌は簡単にいうと家族に殺された刺し子は家のしたに埋められた。という歌だそうだ。俺達が経験したことから推測するにあの小屋は何十年、何百年前のもので、もうこの世に存在しないものだった。だが家族に殺された刺し子は死後恨みで力をまして刺し子が殺された年くらいの子供がくると自分の死体が埋まっている場所の上に小屋を見せたのだろうと、妹も祓った理由も一緒で妹はあの時の俺たちと同じ年になる。だから刺し子は妹に憑いていてそこから俺や東に危害も加えようとしていた。夢も妹に取り憑いていた刺し子が見せていたのだろう。そしてそんな妹が近くにいる俺が1番危なかったそうだ。だけど逆に俺が妹の近くにいたことで東にはあまり干渉しなかったらしい。
818 :本当にあった怖い名無し:2023/01/24(火) 12:48:55.11 ID:wNxSWjTN0
先生は頑張って祓えったが完全には祓えてないらしく、いつかまた現れるかもしれない、しかし先生の奮闘でかなり刺し子を弱らせることができたので次の仏滅とか友引の日になにも起こらなければ大丈夫だろう。そして俺たちは運がよく明日は大安で、新年も近い、正月や大晦日は良い神様の力が強くなって刺し子のような霊の力は弱まるという。なにより天皇陛下の即位も近い、これには凄い力があるらしい。これでもっと刺し子の霊は弱体化していきやがて干渉する力も失うそうだ。
しかし、あの山にはもう立ち入らないように先生から言われた。さすがに外界には干渉できなくなるがあの場所ではやつのテリトリーだ。絶対に近寄るなって念を押された。
820 :本当にあった怖い名無し:2023/01/24(火) 12:55:17.53 ID:wNxSWjTN0
あの小屋を見つけてから12年たった今でもあの小屋の存在はわすれない。あれから俺にはとくになにも起こってないし、俺は高卒認定試験もとって国公立の大学に進学した。いまは社会人になってそこそこの会社で働いてる、いまでも先生とは連絡をとってて安心してはいけないと毎回言われてるからあの日和尚さんがくれたお守りはいまでも肌身離さずもっている。ここに書き込んだのも久しぶりに東とあいに行くことになって昔のことを深く思い出したからだ。
824 :本当にあった怖い名無し:2023/01/24(火) 13:20:24.94 ID:wNxSWjTN0
あとかきこんだ理由としてもう一つある先生が最近なくなったからだ。葬式にいくと先生の息子から手紙を受け取った。手紙にはこう書いてあった。
「俺君へ、お元気にされていますか?俺君にどうしても伝えなければいけないことがあります。最近コロナや地震で人々の不安が大きくなっています。やつも力を増してきたのか私の周りで霊傷が起こるようになりました。私はもう長くないのでしょう。私がしんだら俺君に危害を加えるでしょう。なのでこれを受け取ってください。」中からすごい量のお札や御守りが出てきた。「これを肌身離さず持ち歩けば三ヶ月は大丈夫でしょう。」って手紙の最期に書いてあった。俺は御守りやお札を見返してると中からメモが出てきた。そこには先生の知り合いの寺や霊媒師の電話番号が書いてあった。
「無駄だと思いますが一応書いておきます」ってのも書いてあった。
825 :本当にあった怖い名無し:2023/01/24(火) 13:21:47.74 ID:wNxSWjTN0
今おれはその霊媒師や寺を回っているけどどこでも私には無理って、断られてる。俺はあと三ヶ月しか生きられないのでしょうか?
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