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難病で母が亡くなって一年経った。ふと寂しさを感じるけど、生きてるうちにいろいろしてあげられた


8: 名も無き被検体774号+ 2014/08/25(月) 01:29:50.00 ID:FL+ICrcx0

病状はさっくりいうと「小脳萎縮症」
小脳が日に日に小さくなっていく難病で原因は謎、治療法もなかった。
ただ進行を遅らせる薬はありました。




9: 名も無き被検体774号+ 2014/08/25(月) 01:32:40.55 ID:FL+ICrcx0

私が24歳の時、地元を離れ東京で仕事に就いて一か月が過ぎた時に
父親から
「週末帰ってこれるか?母ちゃんのことで大事な話があるんだ」
と言われ実家に帰りました。

前から膝が悪いと何度かヒアルロン注射を打ちに
病院に連れて行ったことがあったので「足がそんなに悪いのか?」
と思いながら実家に帰りました。




10: 名も無き被検体774号+ 2014/08/25(月) 01:36:47.86 ID:FL+ICrcx0

帰ってみると父親と母親と地元で一人暮らしをしている姉と
家族全員集合し父親がポツリと話し始めました

「母ちゃんは足が悪いんじゃなくて小脳が縮んでいく難病なんだ
ってこの前ちゃんと検査して分かった。」

何を言っているのかわかりませんでした。
母親は何を言うでもなく下を向いたまま黙っていました。





11: 名も無き被検体774号+ 2014/08/25(月) 01:39:11.39 ID:FL+ICrcx0

「どういうこと?」私は父親に尋ねると
「治らない病気だ。治療法もないし、手の施しようがないってお医者さんが…」
目を真っ赤にさせながら涙こそ見せなかったが話す父親が印象的だった。




12: 名も無き被検体774号+ 2014/08/25(月) 01:42:55.70 ID:FL+ICrcx0

その時すぐ姉は泣きだした。
鼻声で「手術とか…助からないの?」と父親に言っていたが「ダメみたいだ」
今考えるとその時泣かなかった自分がなんだかむなしく思えた。
気丈にふるまっていたが頭の中は真っ白だった。

その後姉の鼻をすする音と、
父親の貧乏ゆすりの音だけが響き何とも言えない空気が流れた。




14: 名も無き被検体774号+ 2014/08/25(月) 01:44:46.20 ID:FL+ICrcx0

沈黙の後に母がぽつりと言った。
「しょうがないね。」

その言葉は今でも鮮明に覚えている。
その日母親が話した唯一の言葉だった。




13: 名も無き被検体774号+ 2014/08/25(月) 01:44:04.84 ID:x29ViqHa0

10代の時に親を亡くす人もいるけど、
10代で親を亡くすってどういう気持ちになるんだろうか。。。




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