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【ウマ娘怪文書】アグネスタキオンが暴力的な臭気を放っていることに、ぼくは早くから気づいていた。だけど、あえて何も口には出さなかった


1: 名無しさん(仮) 2024/06/06(木)23:19:05

アグネスタキオンが暴力的な臭気を放っていることに、ぼくは早くから気づいていた。
だけど、あえて何も口には出さなかった。
ぼくの役割は、タキオンのレースのサポートと、簡単な身の回りの世話をすることだけだ。
それ以上は、踏み込んではならない領分というものがある。
ぼくは"部分"を知ればいい。"全体"を把握する必要は必ずしもないのだ。
「ふぅン……しかしスカーレット君にああまで言われては、ね」
顎に手を当てて、不承不承の態をとる。
「仕方がない、トレーナー君。風呂を貸したまえ」




2: 名無しさん(仮) 2024/06/06(木)23:19:33

脱衣所に入ったタキオンは、おもむろに制服を脱ぎ始めた。
飾り気のないグレー一色のスポーツブラが露わになる。
次に腰のファスナーを下げると、重力に引っ張られてスカートがすとんと地に落ちた。
パンツが見えた。
一連の動作は一切の淀みなく滑らかに行われた。
タキオンはスポーツブラもパンツも躊躇なく脱ぎ捨てた。
カゴに放り込んだパンツがうまく入り切らず、縁に引っかかっていた。






3: 名無しさん(仮) 2024/06/06(木)23:19:59

「おや、なかなか広いじゃないか」
もちろん寮の大浴場には敵うはずもない。
しかし一般的には広い部類であり、浴槽には二人一緒に入ってなお余るスペースがあった。
タキオンがプラスチックのバスチェアに腰掛ける。
「さあ、ちゃちゃっとすませよう。こう見えて私も暇ではないんだ」
ぼくは傍らに膝をついて、ボディソープを泡立て始めた。
もしゃもしゃと泡立てネットを揉み込み、きめの細かい泡を作っていく。
やがて、真夏の積乱雲のように、立体感のあるもこもことした泡ができた。
ひとかたまりの泡をすくい取ると、タキオンの背中にぺちゃりと貼り付けた。
「乙女の柔肌は丁寧に扱いたまえよ」





4: 名無しさん(仮) 2024/06/06(木)23:20:29

気分は左官職人のそれだった。
コテを使ってモルタルを塗り込むように、泡立てネットで泡を擦り付けていく。
タキオンを洗うにあたって、ぼくは"部分拡大法"を採用することにした。
デジカメのズーム機能は、部分を拡大して対象の微細構造を明らかにできるという利点がある。
その代わり、対象の全体像が不明瞭になり、構造間のつながりがぼやけてしまう欠点があった。
しかし、今回に限り、この欠点は利点として働くのだった。
タキオンは、ウマ娘だ。ウマ娘は、女の娘だ。
女の娘には、特有の構造がある。
例えば胸が大きいとか、お尻が突き出しているとか、腕が細いとか、骨盤が広いとか、そういうことだ。
それらの構造を、部分拡大法ですべて無視する。それが今回の狙いだった。




5: 名無しさん(仮) 2024/06/06(木)23:21:19

例えば、砂漠がある。
砂漠を俯瞰してみると、山あり谷ありの、様々な構造をしていることがわかるだろう。
しかし、砂漠にいる蠍の視点から見れば、一面茫漠とした大地が広がるばかりであり、そこに丘があることすらわからないだろう。
胸がある、お尻がある。
ただしそれは俯瞰して初めてわかることであって、拡大してみればそれとは気が付かない。
それがぼくの理屈だった。
タキオンの背中にたっぷりの泡クリームを塗り込んだぼくは、今度は彼女の前面に回り込んだ。
拡大して、拡大して、拡大する。
視界が肌色一色になったことを確認して、ぼくは優しく泡を擦り付けた。




6: 名無しさん(仮) 2024/06/06(木)23:21:44

淡々と。無心に。一定のペースで。
タイプライターで一行一行般若心経を書き込んでいく要領で、上からタキオンの体を走査していく。
何も考えなければ、肌色一色の世界が続くだけだ。
いや、一部はピンク色をしていて、一部は彼女の髪色と同じ色をしているかもしれない。
しかし、そういうことではない。
重要なのは、"部分"しか知らないということだ。
ぼくはタキオンの全体像を知らない。
底知れぬ彼女の真意を知ることはない。
だが、それでもこうしてトレーナーを続けることができる。
ぼくはそのことに満足している。




8: 名無しさん(仮) 2024/06/06(木)23:22:08

一部のトレーナーには、担当ウマ娘を支配しないと気がすまない者がいる。
また、担当ウマ娘と密接なつながりを持ち、私生活まですべて共有してしまう者もいる。
なにが正しいのかということは、ぼくにはわからない。
ぼくはタキオンの股間に手を差し入れた。
ぴくりと一瞬だけ身体が震えたが、すぐにその緊張は解けていった。
続けて両足にボディソープを揉み込んでいく。
拡大して拡大して拡大することで太ももの構造がぼやけていく。
全身を泡に包まれたタキオンは、どこかで見たゆるキャラを連想させた。
「くすぐったいよー早く洗い流しておくれよー」




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