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目覚めると知らない部屋の布団の中で寝ていた。見知らぬ女『朝食作りましたよ?』無邪気な子供みたいな笑顔の女の正体は…


989: 920@モーコネーヨ 2009/08/07(金) 00:25:09

これは推敲せずにその場の勢いで書いてるから、、

続き、

10分程無言で歩いて駅前に付くと

嫁「…それでは」呟いて早足で去っていく後姿

俺「待ってください」思わず、呼び止めた。

でも何も言葉を用意してなかった。

嫁「…」首だけこっちを向けて目を珍しくまん丸にして、

俺「…歩いて帰るんですか?」何のことやら

嫁「…その、つもりですが?」何となく落胆している感じ。

2mぐらい離れて嫁の髪を後ろにまとめた後姿を見ると、特に尻と太もも、

明らかに一人で夜歩かせては危険であると思った。

その事は俺のセンターポールの状況が証明している。

万一痴漢にあったら義父に顔向けが出来ない、ここは俺が守らねば。

俺「…夜道ですから家の前まで送らせて下さい」

嫁「…はぁ」嫁は呆れたような顔をした。

俺「…暗くて躓くといけません、、サンダルですし」

嫁「…ええ、夜道は暗いと躓きますね、サンダルですし」

ちなみに駅から嫁の家までは街頭が点いていて普通の感覚だと暗くない。

家までの10分ちょいは嫁の真横を歩き、無理にでも会話をする事にした。

俺「…毎日毎日、雨ばかりで鬱陶しいですね」でも天気話、

嫁「…そうですね、もう直ぐ七夕なのに、織姫と彦星は会えないかも」

愛し合っている男女がたった一年に一回の邂逅を妨げられる、

そんな話が嫁の口から出た、ここは是非とも会える話で繋げないと。

俺「ああ、七夕って梅雨の時期にやる物じゃないんですよ」

嫁「そうですね、月遅れでやりますよね、仙台とかでは、、」

俺「月遅れじゃダメなんですよ、旧暦じゃないと八月の終わり頃です」

嫁「…何故ですか?」

俺「天の川は月が出ていると見え難いんです、ベガもアルタイルも」

嫁「…?」

俺「太陰暦で七日だと真夜中頃に月が沈むんです」

嫁「ああ、そうですね」得心したよう

俺「ロマンティックですよ」

続く

 




990: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/07(金) 00:40:53

あんた文才あるなあ。

でももげろ!

 




991: 920@モーコネーヨ 2009/08/07(金) 00:43:32

続き

俺は大学時代の彼女と2人で車の中でみた七夕の夜空を思い出していた。

嫁は急に立ち止まった。

嫁「…(俺の名字)さん、彼女いるんですか?」優しく笑ってた、目以外は。

俺「居ません!、、、今は」嫁の目が怖かったので、小声で付け足した。

大学時代の彼女は遠距離恋愛→隙間風→新しい男→二股かけられ

→クリスマスの計画は?ごめんなさい、だった。

俺「彼女はいませんが、心に決めた人はいます」ギャンブルに出た。

嫁「…そうですか」見事にいなされた。

しばらく無言で歩くともう嫁の家の近くに来ていた。

嫁「私はどう見えます?」投げやりに嫁が聞いてきた

俺「何の事です?」

嫁「彼氏、いるように見えます?(俺の名字)さんから見て」

俺「居ないですよね!」

自分の願望を口にした。興奮していたと思う。

嫁「…残念だけれど、、あ勃ってます」嫁は少し膨れた顔をした。

俺「…好きな人は要るんですか?」俺は瞬間両想いだと確信した。

嫁「…好きな人も、居ませんよ?」あっさり間違っていた。

俺「…もう、着きました」家の前だった。

嫁「あ、でも気になる人は居るんです!」嫁は何故か焦ってた。

俺「気になる、程度ですか?」

嫁「…ええ、今は」

何故か見詰め合っていた。

俺「これ持っていてください」俺は傘を嫁に手渡し、

嫁「…」両手で傘を抱えていた。

俺「はい」コンビニのレシートにメアドを書いて渡した。

嫁は何も言わず家の中に入っていった。

紙切れと、、、、傘を持ったまま。

日付が変わり1時ごろ、嫁からメールが来た。

あいさつから当たり障りのない日常的な文章が続いて最後に、

「旧暦の七夕の日に天の川が見えたらまたメールして良いですか?」

俺は牽牛のように我慢できない性格だった。

矢継ぎ早にメールを何度か送りあい、気が付けば土曜日のお昼に

デートをすることになっていた。

続く

 





995: 920@モーコネーヨ 2009/08/07(金) 02:02:57

続き

寝転んで居たが眠れぬまま朝になり、どんよりと曇り空を気にしながら

待ち合わせの場所、ターミナル駅の駅ビル内本屋に居た。

しばらくすると嫁が来た。

その日の嫁は始めてみる化粧顔で、水色の半袖膝丈ワンピース、水色の傘

黒のハンドバッグ、黒のパンプスで何処となくお嬢様っぽい服装をしていたが、

その片手には黒のコウモリ=俺の傘。

俺「なんで?持ってきたの?」やや批難気味に、手には家にあった折り畳み

嫁「え、だって一本しか持ってないって言うから困ると思って」不満気味、

ああ、嫁は何も分っていない。

チェーンのコーヒーショップに場所をかえ説明する事にした。

俺「昨日の夜傘を渡しに来てくれた時、お義父さんになんて?」

嫁「(俺の名字)さんが忘れたからとどけると、」嫁は不思議そうな顔

俺「で、傘をもったまま家に帰った時はなんていったの?」

嫁「駅まで探しに行ったけれど居なかったと、、」まだ?マーク

俺「で、今日はなんて言って家を出てきたの?」

嫁「…恥ずかしいので女の子と友達と遊びに行くと、、、」??

ああ、この馬鹿女は一生俺が面倒見てやらんと、思った。

俺「で、なんで、俺の傘を持ってくるわけ?」

嫁「あ!」

俺「…問題ないこと、ないよね?」

嫁「ある、どうしよう」顔面蒼白だった。

義父は当然、俺達が隠れて付き合っていると思うだろう。

ま、まさに隠れて付き合うつもりだったんだが、、

実態以上に親密な関係だと思われるだろう。

義父の性格上、筋を通してないのは不味い。

が、どうしようどうしようと頭を抱えている嫁を見て名案が浮かんだ。

俺「お父さんに真面目に付き合っていると言うのはどうだろう?」

嫁「え、、?」

俺「そう言えば許してくれると思う」

嫁「ああ、」納得したようだった。

良かった、筋さえ通せば義父は話のわかる人だ。

これで俺の半年の努力は報われた、と思った途端、

続く

 




996: 920@モーコネーヨ 2009/08/07(金) 02:04:00

続き

嫁「やっぱりダメです、それじゃダメです!」

俺「でも、お父さんにちゃんと言うべきだよ、何でいけないの?」

嫁「だって(俺の名字)さん、ほかに心に決めた人が居るんでしょ?」

嫁「私の事、好きでも何でもないんでしょ?」

嫁「それなのに付き合っているというくらいなら、一人で怒られます」

湯気をたてて怒る嫁、不満そうなアヒル口で俺を見る。

ヤレヤレ今までの流れで何でそう思うのかね?

嫁だって気付いていたと後から教えてくれた、

でも「手順を省くな」って言うのも変でしょって事だそうだ。

俺は嫁の目を見詰めて、今までの気持ちを告白した。

そしてこれからの気持ちを約束した。

最後に今の気持ちを態度で示した。

衆人環視だよ、でも嫁にキスしたさ、左手の薬指だけど。

それから2時間後俺と嫁は義父の前で正座していた。

さらに3時間後俺と義父は死ぬほど酒を飲んでいた。

因みにその時持っていた折り畳みはコーヒーショップに忘れたが、

縁結びになったこうもり傘は、、

もってねえよ、だってとっくの昔に風で骨が折れて曲がったんだもん。

でも俺の一本しかないセンターポールは、

嫁が大切に自分用として保管してる。

嫁の持っている専用の袋の中に。



 




998: 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/08/07(金) 02:10:07

>>996

全部読んだからモゲロw







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