【2/2】初対面で「めっちゃかわいーw」と言われた事で嫌いになった女子に告白した話。その出会いは中学1年の時で…
645: のび太 2013/10/22(火) 22:35:00.65 ID:7IQcH8ZPi
チワ
「無理だよ。絶対に文化祭が終わったらバラバラになる。」
のび太
「俺に任せとけ。
今まで数々のピンチを乗り越えてきたんだぞ。
俺にできないわけがない!!」
といってガッツポーズを見せた。
俺はいつものようにきもちわるっと言われると思ったが、
チワ「ムカつくw」
と笑顔で言われ脇をつつかれた。
イチャイチャしてるなかで
山口の冷たい目線を感じるが気にしない。
しばらくして下校時間になり、帰ることに。
6人が並んで帰る。
こんな光景もあと4日で終わりだ。
なんだか虚しい気分になった。
虚しくなって急にチワの手を握った。
チワは始めはビクッてしてたけど
しばらくしてふつーに握り返してくれた。
でもそれに負けじと気づけば山口も手を繋いでいた。
648: のび太 2013/10/22(火) 22:52:54.48 ID:7IQcH8ZPi
告白した奴らが告白した奴の手を握って歩いている。
普通では考えられない光景がそこにあった。
こういうのはお互い分かってないと
出来ないんだなと改めて思った。
こうしていると初めて帰った時のことを思い出す。
あの時も腕組んで帰ったっけ。
そーいやこの辺で脅かしたな。
数年前のことのように全てを思い出していた。
そして神社につく。
前のようにお参りをした。
俺はもちろん文化祭の成功と6人の仲とチワとの関係のことを祈った。
649: のび太 2013/10/22(火) 22:57:00.75 ID:7IQcH8ZPi
そして前と同じくドラミちゃんにびびる。
神社を出ようとすると鳥居の前で
イワンコフ「写真とろ!」
と言い出したので写真を撮る。
これが俺たち最初で最後の写真になった。
駅に着いて山口と別れて、また俺とチワ2人きりになった。
窓に映った俺たちは前とは全く違うように見えた。
それはチワに対する思いや印象が変わったからだと思う。
特にここまで会話がなく、ずっと無言できた。
でも嫌じゃなかった。
なぜかこの沈黙が心地よかった。
なにも言わなくても何も思わない。
こういう関係を俺は望んでいた。
650: のび太 2013/10/22(火) 23:00:00.48 ID:7IQcH8ZPi
結局俺たちは喋らないまま駅に着いた。
そして俺はいつも通りにおくっていった。
でもなんだか怖かった。
なんだか急に不安になった。
そして俺は何を思ったかチワに
のび太「あらためていうけどさ」
のび太「俺やっぱお前のこと好きだわ」
のび太
「いろいろ考えて、
山口の気持ちとかも考えたけどやっぱり好きだ。」
チワ「…」
のび太
「それだけなんか言いたかった。
ごめん。じゃあそういうことで。」
チワ「まって…」
のび太「ん?」
と振り返ると泣きそうなチワが。
651: 名も無き被検体774号+ 2013/10/22(火) 23:01:15.66 ID:CgbgzCPI0
クライマックスか・・・!
653: のび太 2013/10/22(火) 23:05:35.90 ID:7IQcH8ZPi
のび太「どうした⁉︎」
と聞いてみるとうつむいて顔を上げない。
しばらくずっと顔をあげないまま黙っていた。
そして
チワ「ありがと!…なんでもない!じゃあね!」
といって電車に飛び乗った。
俺はそこから何も出来ずに
ただぼぉーと電車を見て突っ立っていた。
電車がいってしまうと我に返って自分の方面のホームに戻る。
654: のび太 2013/10/22(火) 23:10:08.39 ID:7IQcH8ZPi
この帰りはなんだか疲れがどっときて、すぐ寝てしまった。
しばらくして起きたら最寄り駅。
そこまで爆睡してかつ
最寄り駅で起きれた自分を褒めてあげたかった。
そして音楽を聞きながら帰路を歩く。
適当に携帯をいじっていると…
ーLINE1ー
誰からだろうと思い、みたらチワからだった。
そうとう長い文章だったので
多分告白の返事とすぐにわかった。
俺は深呼吸をして、おそるおそるそのLINEを開けて
チワとのトーク画面にタップした。
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