【2/2】初対面で「めっちゃかわいーw」と言われた事で嫌いになった女子に告白した話。その出会いは中学1年の時で…
575: のび太 2013/10/19(土) 15:39:13.79 ID:9bQk0doEi
ガタンゴトンッガタンゴトンッ
電車が来た。
俺たちはそれから何も話さずに電車を眺めていた。
するとチワがその電車に乗って
チワ「…じゃっ……」
とさみしそうに手を振る。
やっぱりチワはわかっていた。
のび太「また明日。」
そう言って手を振っているとき
のび太「カボチャケーキ…」
チワ「えっ?」
のび太「カボチャケーキ出来たら頂戴」
チワ「やっぱりのび太はのび太だねw」
チワがちょっと笑った。
576: のび太 2013/10/19(土) 15:41:22.82 ID:9bQk0doEi
でもその後に悲しい顔をして
チワ
「はぁー、ほんと……なんなの…
これ以上あたしを困らせないでよ…」
のび太「は?」
チワ
「なんでいっつも決めたって思うときに
変なこというの!」
チワ
「もう嫌。ほんとに嫌。
こんなんだったら文化祭やらなきゃよかった」
と、いきなりキレだした。
のび太「なんで怒ってんだよ…」
チワ「だってそれはのび太が…いやもういい。」
のび太「なんなんだよ…」
チワ「ごめん…」
と今度は急に謝り出した。
のび太「は?wもう意味わからんw」
チワ「とりあえずカボチャケーキはあげるよ」
のび太「どーも」
577: のび太 2013/10/19(土) 15:43:29.82 ID:9bQk0doEi
ーマモナクデンシャガハッシャシマスー
チワ「じゃっ今度こそバイバイ」
のび太「うん、バイバイ」
そう言ってその日は別れた。
俺はチワが言いたいことが全く理解できなかった。
今日はチワはおかしいし
まぁ明日聞こうとそんな軽い考えをもっていた。
まさか明日返事がかってくることは俺はしるよしもなかった。
639: のび太 2013/10/22(火) 22:01:12.83 ID:7IQcH8ZPi
みんなにとってはごく普通の、
俺にとっては運命の日がやってきた。
俺はいつも通りの時間に起きて、いつも通りの電車に乗り、
いつも通りの時間に席についた。
いつも通り授業が始まり、
終わって、また始まってとごく普通の日常だった。
そして授業は全て終わって、放課後に。
期限が明日と迫っていたので猛スピードで編集をしていた。
編集を二つのパートに分けてそれから俺のパソコンで
合わせると言う風にしたので、
ほぼ俺がメインで編集をしていた。
640: のび太 2013/10/22(火) 22:06:50.67 ID:7IQcH8ZPi
チワ「なんかすごいね…編集って」
のび太「うん、まぁ慣れたらカンタン」
やけに今日のチワは近い。
しかもちょっと優しい感じだし、スキンシップが多かった。
チワ「ありがとね…ほんと感謝してる」
のび太「なんだよwwきもちわるっw」
チワ「まぁほんとに思ったことだからさ」
なんだかチワの様子が変だ。
やけに素直だ。
山口は他のやつと喋っていた。
俺とチワが並んで座っている。
急にドキドキしてきた。
緊張もしてたし、なにかがくると確信していた。
しばらく沈黙が続いてから、チワが口を開いた。
642: のび太 2013/10/22(火) 22:14:48.65 ID:7IQcH8ZPi
チワ「ねぇ…」
のび太「なに?」
チワ
「もしさ、もしこの文化祭が終わって
この6人がこれっきり
こんな風に遊んだりしなかったらどうする?」
のび太「それはないよ。」
チワ「えっ?」
のび太「もしとかじゃなくて、それはならない。」
のび太「俺たちは文化祭が終わっても絶対仲良くしてる。
それだけは断言できる。」
チワ「この6人がバラバラになるの…いや?」
のび太「当たり前だよ。
俺前に”この時間が一生続けばいいな”っていったじゃん?」
チワ「うん…」
643: のび太 2013/10/22(火) 22:24:15.53 ID:7IQcH8ZPi
のび太
「俺さ、今までのクラスの友達で
ここまで深く仲良くなったの始めてなんだよね。
こうやって一緒に帰って、飯食って、
笑って、悩んでってこんなこと本当に始めてなんだよ、
自分でいうのも恥ずかしいけどさみんな好きなんだよ。
だから絶対にバラバラになって欲しくない。
俺がそうさせない。」
ちょっとカッコつけすぎたかもしれない。
こんなドラマみたいなセリフ現実で言うとも思わなかった。
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