日銀は消費者物価が今年度半ばにかけてプラス幅を縮小するとみている。ただ、価格転嫁の広がりなどを背景に物価は日銀の想定より上振れており、植田和男総裁は縮小ペースが「思っていたよりもやや遅い」と認識を示している。4月に公表した経済・物価情勢の展望(展望リポート)では、コアCPIの前年比上昇率は、2023年度が1.8%、24年度は2.0%、25年度は1.6%と見込んでいる。 □展望レポートのハイライト(2023年4月) : 日本銀行 Bank of Japan https://www.boj.or.jp/mopo/outlook/highlight/ten202304.htm