ぼっち「す、好きですっ、おねえさんっ」廣井きくり「んあ?」
17: 2023/06/07(水) 00:39:41.625 ID:UxkKOxoNp
ぼっちちゃんが稼いだ金全部酒に突っ込みそう
18: 2023/06/07(水) 00:42:06.668 ID:yTsosxwo0
廣井「え?い、いやそりゃぼっちちゃんがギターうまくなって結束バンドが有名になったら私もうれしいし、
そうなったらもっと、バンドとしても交流の機会も増えるだろうから…、えっと、その」
ぼっち「わたしのこと、みてくれますか?」
廣井「え、あ、は、はいっ…」
ぼっち「そうですか、あの、それじゃわたし、失礼しますね。おねえさん、今日はその、ありがとうございました」
ぼっち「心配してみにきてくれて…その、うれしかったです、それじゃっ」
廣井「え、あ、あのぼっちちゃん!?…行っちゃった…」
20: 2023/06/07(水) 00:42:42.006 ID:yTsosxwo0
数週間後 スターリー
ぼっち「っ…、っ…」
ギュインギュインギュイイイイイン ジャアアアアアン!!!
虹夏「ぼっちちゃん最近気合はいってるねー」
喜多「ほんとですね、以前にもまして練習熱心になってるっていうか…」
リョウ「うん、それに…」
……
練習を覗き見る廣井
廣井「(………ええ…)」
廣井「(…なんか、めっちゃうまくなっていない…?、ひとりちゃん)」
21: 2023/06/07(水) 00:45:18.679 ID:yTsosxwo0
廣井「(え?まさかこないだの話でやる気になって…、本気で私に追いつこうとしてる?
やる気になってくれるのはいいんだけど…え?うそ、ぼっちちゃん、本気で私のこと…?うそでしょ?)」
廣井「(いやこの調子で成長されたらマジで追いつかれそうなんですけど、てか追いつかれたら
どうなっちゃうんだ…?だって私とぼっちちゃんは一回りくらい違うし、いや…その)」
廣井「(いやいや…んなわけない…きっとそのうちぼっちちゃん気持ちも落ち着いてくる…よね…、
かつての私がそうだったように…いや、それでもぼっちちゃんに将来思い返したときに恥ずかしくなるような黒歴史
を作る原因となるのは…、私ってことになるのが、なんというか)」
22: 2023/06/07(水) 00:45:30.687 ID:yTsosxwo0
廣井「(いや、てか、わ、わたしそんな好かれるようなことしたっけ…?年上として…正直ぼっちちゃんに好かれるような
ことした覚えはひとつもないんだけど…、いったいなんで…?)」
廣井「(てか、自分のときは…、どうだったっけ…?)」
星歌「さっきからなにブツブツ言ってんだお前は?」
廣井「ひゃあっ!」
23: 2023/06/07(水) 00:46:22.093 ID:yTsosxwo0
星歌「いい歳してなに変な声あげてんだ、気持ち悪いなっ」
廣井「な、なななんだ先輩か…急に後ろから声かけて、驚かさないでくださいよ」
星歌「お前が影でこそこそぼっちちゃん達の練習覗きながらブツブツ言ってるからだろ、何してんだお前、普段なら普通に話かけるのに…」
廣井「い、いや別に…」
星歌「なんかお前、こないだからおかしくないか?まあ今日は、この間みたく顔青くしてないだけましか。顔赤いし」
廣井「え!?は、はああああ!?あ、赤くないし、べ、別にそんな顔赤くなってないしっ!」
星歌「いや普通に赤いだろ、どーせまた昼間から酒飲んできてんだろが」
廣井「え!?あ、あ、ああそうそう、酒、ね。そーだった、さ、酒飲んできたんだった、だから顔赤いんだ、あ、はははは」
24: 2023/06/07(水) 00:47:05.398 ID:yTsosxwo0
星歌「ったく、酒もほどほどにしとけよ。バンドはじめる前はそんなに酒飲んでなかっただろ?」
廣井「あー、そうだったかなー、もう忘れましたよそんな昔の話はね」
星歌「ああそうかよ、ほんとめんどくさい奴になっちまって、あーあ」
星歌「………、昔はもっと素直で可愛かったのにな」ボソ
廣井「(…)」
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