【ミリマス】もしも、周防家に桃子以外誰もいなかったら (16)(完)
1:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2023/05/28(日) 11:28:17.21:sxcqLxfDO (1/16)
桃子「ねぇ、お兄ちゃん。今日、家に両親もおばあちゃんもいないんだよ」
P「両親はともかくおばあちゃんはどうしたんだ?」
桃子「定期検診か何かで明日まで入院だよ」
P「そっか、大変だな。それで、今度のライブだけど」
桃子「むー」
2:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2023/05/28(日) 11:37:25.70:sxcqLxfDO (2/16)
桃子「もう!お兄ちゃんってば女の子にここまで言わせて何とも思わないの!?」
P「だから大変だな……って」
桃子「もう!もう!もう!もう!」パコパコパコ
P「ははっ、久しぶりに体を使ったコミュニケーション発動だな」イタイイタ
桃子「ふーんだ!」プイッ
P「……」
3:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2023/05/28(日) 12:13:01.53:sxcqLxfDO (3/16)
P「もう、俺が泊まるとか必要ない……ってのはわかっているよな」
桃子「……」
P「沈黙は肯定と取るぞ。何でもってわけじゃないが、桃子ももう少しで中学生だ。一人じゃできないってわけじゃない」
P「さらに言うと、胸は環には一周り負けてるが(ポカッ)みんなより芸能界の経験がある人気アイドルで第一線を張る実力者」
P「それなのに男を家に上げてもいいというのか?」
4:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2023/05/28(日) 12:14:12.45:sxcqLxfDO (4/16)
P「それとも何か。俺は男として「それ以上言ったら噛むから」……どうなんだ?」
桃子「……」
桃子「……好き」
桃子「好き……だから。お兄ちゃんが好きだから」
桃子「こうして二人でいるだけで、手の震えが止まらないぐらい好き」
桃子「何か間違いがあってって願っちゃうぐらい……」
5:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2023/05/28(日) 13:33:27.09:sxcqLxfDO (5/16)
桃子「……駄目だよね。前の…………私じゃないんだから」
桃子「いくら独り身でも、三十路の男性を一人しかいない部屋に上げちゃ駄目だよね」
桃子「……うん。大丈夫。今から、少し街を歩いて声をかけてきた危なそうな人について行っちゃうだけ」
桃子「スキャンダルにならない程度に襲ってもらうだけだから」
桃子「ふふっ、初めてを大事に取っておくからこんなことになるんだよね」
桃子「……でも本当は……本当は初めては」ボソボソ
桃子「好きな人がよかったな」ボソボソ
ガチャ
6:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2023/05/28(日) 13:34:05.41:sxcqLxfDO (6/16)
ダキッ
桃子「あ……」
7:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2023/05/28(日) 13:35:26.45:sxcqLxfDO (7/16)
桃子「や……離してよ、プロデューサーさん」イヤイヤ
桃子「私のことを、自分の好きにしちゃうような勇気もないんでしょ」
桃子「だったr「黙れ!」……ッ!」
P「そんなに初めてを捨てたいなら……」