俺の部署に配属されたメンバーの中に小動物系のかわいい娘がいた。自称「ハムちゃん」→このハムちゃんと後輩以上恋人未満の関係になったある日の事…
937: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/10/03(木) 16:42:42
おっさんの独り語りだから、ウザいと思ったら読み飛ばしてくれ。
当時35歳だったモテないリーマンだった俺の部署に、
配転で何人か配属された。
その中に美人系ではなく小動物系のかわいい娘がいた。
自己紹介で
「みんなにはハムスターに似ているのでハムちゃんと呼ばれています」と
言っていたので、
みんなは本名の○○子ではなくてハムちゃんと呼ぶようになった。
そこで歓迎会で飲みに行った。
一次会と二次会ではハムちゃんと
一言ぐらいは話したような気がするが思えていなかった。
そして三次会にもハムちゃんは付いてきた。
すでに相当できあがっていた俺の記憶はここから先が無く、
気がついたら自分のベッドでYシャツ着たまま寝ていてすでに朝だった。
翌日二日酔いで会社に言ったら、
ハムちゃんに懐かれていた。
他の人にも話を聞くけど、微妙に俺に聞くことが多いような気がした。
ただ席は俺が一番近かったので、
近いヤツに聞いてるだけだろうと思っていた。
ハムちゃんは小動物系でちょこまか動くのがかわいいので、
みんなにかわいがられていた。
なかでも部長は彼女が入れるお茶が大好きで、
彼女がお茶を入れるとやたらと機嫌が良かった。
それと酒は強くなさそうで、
あまり飲まないのに飲み会には必ず参加していて、
二次会とか三次会まで付いてきた。
そして俺の家と帰る方向が同じだったので、
飲み会の後はよく一緒に帰っていた。
そのうちハムちゃんとは飲み会以外でも時々一緒に帰っていたが、
単に一緒にファミレスで晩ご飯食べたりする程度で、
たしかに仲は良かったが後輩以上恋人未満というような感じだった。
それに俺はもう一歩踏み出せない理由もあった。
938: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/10/03(木) 16:45:09
>>937
試演試演
939: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/10/03(木) 17:11:09
>>937
kwsk
941: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/10/03(木) 17:22:31
>>937
ある日曜日、ハムちゃんから連絡があって
彼女の家の近くの喫茶店で会うことになった。
公
「あのね、実はね、好きな人が出来たの」
俺はもの凄いショックを受けた。付き合っているわけでは無いが、
今のポジションが誰かに取られると思うと
もの凄く悲しいという気持ちが溢れてきた。
俺
「そうか、おめでとう。
じゃああまり誤解されるようなことをしたらダメだよ。
うまくいくといいね」
俺は一気にまくし立てた。
ハムちゃんは何か言いたそうだったけど、
これ以上ハムちゃんの声を聞くと情けないことに泣くのは間違い無かった。
俺
「じゃ帰るね。さようなら」
1000円置いて飛び出すように外に出た。
俺はまっすぐ走り出した。彼女は追ってこなかった。
そのまま走って川沿いの土手に言って思いっきり泣いた。
多分遊歩道歩いてる人には変な人と思われただろうけど、
気にしている余裕すら無かった。
彼女から電話とメールが届いていた。
でも俺は何も見たくなかった、
何も聞きたくなかった、何をいう気力も無かった。
ケータイの電源をきってポケットに突っ込んだ。
942: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/10/03(木) 17:38:32
ハムだから公かw 支援
944: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/10/03(木) 17:44:39
ハム=公、なぜだろう。動物のお医者さんを思い出したよ。
945: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/10/03(木) 17:47:19
>>941
気がつくと空が暗くなり土砂降りになった。
俺はとぼとぼと自宅方向に歩き出した。
途中のコンビニで傘を買うことも出来たのだが、
そんなことを考える余裕も無くまっすぐ帰った。
自宅に着いたら服を全部脱ぎ捨ててベッドに潜り込んだ。
どうやら風邪を引いたらしく考えがまとまらない。
何かの手が見えたような気がしたので、
その手を掴んで「△△子?」って言ったような気がする。
そしてまた意識が途切れた。
気がつくと月曜日の午後だった。
そばには心配そうに俺を覗き込んでいるハムちゃんがいた。
俺の持っていない氷枕などがあって、
ハムちゃんがわざわざ買ってきてくれていたようだった。
公
「鍵開いてたから勝手に入ってゴメンね」
公
「ずぶ濡れの服とかがそこら中にあったので勝手に洗濯しちゃった」
公
「ゴメンね、とにかくゴメンね・・・」
俺
「ハムちゃんが謝ることはないよ、俺が悪いんだし・・・」
そうしたらハムちゃんが泣き出した。
公
「全部私が悪いのに、どうして・・・」
しばらくハムちゃんは泣いていた。俺は何も言えなかった。
頭もあまり回っていなかったし、
何を言えば良いのかよくわからなかった。