【ウマ娘怪文書】脚本・演出/テイエムオペラオー主演/バクシントレーナースペシャルサンクス/ニシノフラワーオペラ『シラノ・ド・ベルジュラック』
2: 名無しさん(仮) 2023/04/26(水)22:08:51
あらすじ
主人公バクトレは、容姿に恵まれず、女性からはとことんモテない男だったが、剣術の達人で、さらに詩人としても一流の文武に秀でた男で人望は厚かった。
そんなバクトレは、従妹のバクシンオーにひそかに恋をしている。バクシンオーは美しく、数多の男が彼女に言い寄るが、バクトレはそんな男たちを追い払う。だが、彼は自分の醜い顔貌を気にして思いを打ち明けることはできない。
3: 名無しさん(仮) 2023/04/26(水)22:09:06
ある時、バクトレは美青年チョウキョリと意気投合するが、バクシンオーがチョウキョリに思いを寄せていることを知る。
バクトレは、バクシンオーのために身を引くことを決意し、それどころか口下手で口説く事ができないチョウキョリのために、バクシンオーを口説く言葉を代筆する。
バクシンオーは、チョウキョリの美しく情熱的な言葉に胸をときめかせる。
4: 名無しさん(仮) 2023/04/26(水)22:09:27
ある夜、バクシンオー邸のバルコニーの下で、チョウキョリはバクシンオーに愛を伝える。しかし彼の口からは凡庸な言葉しか出てこない。バクシンオーが幻滅を感じ始めると、バクトレが闇に紛れてチョウキョリの代役となり、美しい修辞に彩られた愛の言葉を告げる。彼女はその言葉に陶酔し、チョウキョリに接吻を許す。チョウキョリとバクシンオーの仲はついに成就するかに見えた。
5: 名無しさん(仮) 2023/04/26(水)22:09:48
しかし、バクシンオーに恋慕していたタンキョリ伯爵は、バクシンオーに慕われているチョウキョリとバクトレに嫉妬し、2人を戦場の最前線に送ってしまう。
バクトレは、戦場からもバクシンオーに向けてチョウキョリの名義で手紙を書き続ける。
バクシンオーは、連日送られてくる情熱的な手紙に心を動かされ、危険を顧みず戦場へ慰問に向かう。
6: 名無しさん(仮) 2023/04/26(水)22:10:39
そしてチョウキョリに面会したバクシンオーは、チョウキョリに対して、たとえ彼が美しくなくても人格を愛していることを伝える。
しかし、チョウキョリはこの言葉に絶望する。バクシンオーの知る彼の内面は、バクトレのものなのだから。
絶望したチョウキョリは無謀な突撃を行い、戦死する。
7: 名無しさん(仮) 2023/04/26(水)22:11:07
何年ものち、想い人だったチョウキョリを喪ったバクシンオーは、言い寄ってくる男になびくこともせず修道女として生活していた。
バクシンオーの楽しみは、週に一度のバクトレの訪問であった。彼から、世の中の様子を聞くことを楽しみにしていたのだ。