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【日銀】植田日銀が多角的レビュー着手、政策金利指針を廃止-YCC維持【金融政策決定会合】


1: 名無しの投資家 2023/04/28(金) 13:46:17.20 ID:9eRi49VE

→不確実性が極めて高い中「機動的に対応しつつ粘り強く緩和継続」
→25年度の消費者物価見通しは1.6%上昇、目標の2%に届かず

日本銀行は28日の金融政策決定会合で、1年から1年半程度の時間をかけて多角的なレビューを行うことを決めた。先行きの政策指針となるフォワードガイダンスを廃止した。長短金利を操作するイールドカーブコントロール(YCC)政策を軸とした現行の大規模な金融緩和策は維持した。9日に就任した植田和男総裁ら新たな正副総裁が初めて参加した。

  発表文では、日本経済が「デフレに陥った1990年代後半以降、25年間という長きにわたって、物価安定の実現が課題となってきた」と指摘。その間に実施されてきたさまざまな金融緩和策が「わが国の経済・物価・金融の幅広い分野と、相互に関連し、影響を及ぼしてきた」ことを踏まえて多角的レビューを実施する。

  2016年9月の総括的検証や21年3月の政策点検のような短期的な政策課題への対応とは一線を画している。

  米連邦準備制度理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)は、長期的視点に立った政策検証をここ数年の間に行っている。FRBは19年初めから実施し、長期的に平均2%を目指す平均インフレ率目標の導入などの新たな枠組みを20年8月に公表。ECBは20年1月から着手し、21年7月にインフレ目標を中期で「対称的な」2%と、従来の「中期で2%を下回るがそれに近い水準」から引き上げた。

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植田和男日銀総裁(4月10日)Photographer: Kim Kyung-Hoon/Reuters/Bloomberg

  YCC政策の運営では、短期金利にマイナス0.1%を適用し、長期金利(10年物国債金利)はゼロ%程度を誘導水準とする方針を維持した。長期金利の許容変動幅も上下0.5%程度に据え置いた。

  日銀は「内外の経済や金融市場を巡る不確実性が極めて高い中、経済・物価・金融情勢に応じて機動的に対応しつつ、粘り強く金融緩和を継続していく」としている。

  東京外国為替市場では会合結果の発表後に円売りが優勢となり、ドル・円相場は1ドル=134円台後半に上昇している。

□展望リポート

  新たな経済・物価情勢の展望(展望リポート)で初めて示した2025年度の消費者物価(生鮮食品を除くコアCPI)の前年度比上昇率の見通しは1.6%と、目標の2%に届かない姿となった。23年度は1.8%、24年度は2.0%と、前回1月の展望リポートからそれぞれ上方修正された。
□経済・物価情勢の展望(展望レポート) : 日本銀行 Bank of Japan
https://www.boj.or.jp/mopo/outlook/index.htm


  全国コアCPIは1月に前年比4.2%上昇と41年4カ月ぶりの高水準となった後、政府のエネルギー価格抑制策の効果で2月と3月は3.1%上昇に鈍化した。ただ、先行指標となる4月の東京都区部コアCPIは3.5%上昇と、食料品を中心に原材料高を価格転嫁する動きが継続し、前月の3.2%上昇から伸びが加速した。

  ブルームバーグのエコノミスト調査では、9割弱が今回会合での現状維持を予想していた。ただ、植田総裁がYCCの副作用に言及していたこともあり、市場の一部ではYCCの修正や撤廃も見込まれていた。フォワードガイダンスが変更されるとの見方も出ていた。23年度から25年度のコアCPI上昇率の予想中央値はいずれも1.8%だった。

  植田総裁は10日の就任記者会見で、先行きの金融政策運営について「現状の経済・物価・金融情勢を鑑みると、現行のYCCを継続するということが適当」とし、マイナス金利政策も続ける考えを示していた。

>>2 へ続く

日銀会合注目点:植田総裁デビュー、緩和継続見通しも根強い修正観測 - Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-04-26/RTPLPODWRGG001

4月決定会合でのYCC修正、日銀内で慎重な意見広がる-関係者 - Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-04-19/RTCPEPT0AFB401

日銀の早期政策修正予想やや後退、総裁発言や米欧金融不安-サーベイ - Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-04-19/RTCG9LT0AFB701


2023年4月28日 13:06 JST 更新日時 2023年4月28日 13:24 JST
Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-04-28/RTRI0SDWLU6C01




2: 名無しの投資家 2023/04/28(金) 13:46:32.30 ID:9eRi49VE

□政策運営方針
・ 短期金利:日銀当座預金のうち政策金利残高にマイナス0.1%の金利を適用
・ 長期金利:10年国債金利がゼロ%程度で推移するよう上限を設けず必要な額の長期国債を買い入れ
・ 長期金利の変動幅を上下0.5%程度とする。明らかに応札が見込まれない場合を除き、長期金利について0.5%の利回りでの指し値オペを毎営業日、実施する
・ 金融市場調節方針と整合的なイールドカーブの形成を促すため、大規模な国債買い入れを継続するとともに、各年限において機動的に買い入れ額の増額や指し値オペを実施する
・ ETFとJ-REITはそれぞれ年間約12兆円、約1800億円に相当する残高増加ペースを上限に必要に応じ買い入れ
・ CPや社債などは感染症拡大前と同程度のペースで買い入れを行い、買い入れ残高を感染症拡大前の水準(CP等:約2兆円、社債等:約3兆円)へと徐々に戻していく。ただし、社債等の買い入れ残高の調整は社債の発行環境に十分配慮して進める




3: 名無しの投資家 2023/04/28(金) 13:55:46.28 ID:JLDbFbkf

25年のCPI1.6%、異次元緩和続けても徐々にCPI下げ予想って永遠に今の状態を続ける宣言?
植田さん任期終わるよ?
黒田のコピーの5年にするつもりなんだろうか





7: 名無しの投資家 2023/04/28(金) 14:19:58.12 ID:x2udkLWV

植田は黒田みたいな異次元緩和を是正するだけで金融緩和路線ってのは変わらんよ
世界的なインフレ下で金融緩和続けて4%というのが状況だからな




10: 名無しの投資家 2023/04/28(金) 14:49:39.21 ID:39efW/iw

>>7
それ根本的に見方を間違ってるわ
欧米に比べてコロナの正常化判断が1年遅れになっていたりが原因で
リベンジ消費が欧米の1年遅れになっていて価格転嫁も欧米の1年遅れになっていて
インフレ率の推移も欧米の1年程度遅れているだけ

これから爆発的に需要が増えて日本のインフレも爆発的に加速するぞ
年に2%のインフレどころかたったひと月で1%以上インフレ率が上がるのも時間の問題
訪日外国人旅行者数一つとっても中国人が待出来ておらずコロナ前の6割の水準でしかないが
逆に言えば中国人観光客数が元に戻るとこれから一気に倍増し
外国人観光客がコロナ前の6割の水準の今ですら人手不足による供給制約が激しい旅行業界が
一気に賃上げ競争を引き起こし他の業界にも玉突き的に人手不足の加速が波及し
インフレ圧力が一気に加速するのが目に見えている

という状況に資源価格の再燃が年後半以降に起きようもんなら
70年代の狂乱物価の再来になるわな




13: 名無しの投資家 2023/04/28(金) 15:25:51.09 ID:39efW/iw

>>10
ついでに言うと電気代やガス代の価格統制等で
目先のインフレ率を形だけ下げて供給制約下で財政による総需要拡大を行い
インフレ圧力をさらに増大させるということをやっているから
このままだと年後半には日本のインフレはとんでもないことになるわな

目先のインフレ率を下げる代わりに政策対応しない場合よりも
後になってインフレをさらに加速させるという政策やってんだから




8: 名無しの投資家 2023/04/28(金) 14:21:20.10 ID:MxdhSain

民間企業が末期症状なんで日銀が延命措置続けてるだけ
緩和継続を日銀のせいにするのはお門違い




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