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【ウマ娘怪文書】いくら珈琲を飲んでいたとしても、休日の昼下がりの温かい陽気は眠気を誘わずにはいられない。隣にいる彼の温もりを肌で感じて、穏やかなピアノの音色に耳を傾けていれば、なおさら


8: 名無しさん(仮) 2023/02/26(日)01:56:49

甘く、甘く、蕩かされてしまった。もう、元には戻らないだろう。ミルクを入れた珈琲が、元の珈琲とミルクに戻ることはないように。
それでもいい、と。一滴残らず飲み干されるまで、一緒にいられるのなら、それはきっと幸福なのだと。
そう、思ってしまうくらいには。




9: 名無しさん(仮) 2023/02/26(日)01:57:07

「ごめんって、ね?」
「…だめです。許しません」
でも、やっぱり仕返しくらいはしたいのだ。私が少し困っていると、彼はどうもそれを面白がるような癖があるから。
少しくらい苦味があるほうが、私たちの関係には相応しいだろう。たとえそれが浅瀬で戯れ合うような、ささやかな抵抗だったとしても。
「ひとつ、言うことなんでも聞くから」
だから、彼も本気で抗ったりはしない。私が求めるならば、いつかはこうして身を委ねてくれる。
全てはきっと、スパイスなのだ。相反する味があるから、元の味が引き立つように。
彼に少しだけ意地悪をされて、拗ねた私が、彼を独り占めして。
そんなささやかな調味料が、私たちの関係に、少し彩りを添えてくれる。
愛し合うことの味に飽くことは、きっとないだろうけれど。




10: 名無しさん(仮) 2023/02/26(日)01:57:22

「そのまま。目を逸らさないで…」
私の瞳を、彼は好きだと言ってくれた。ただ綺麗なだけじゃない、吸い込まれてしまいそうになる、と。
それはきっと、私も同じ。好きなひとの瞳は、囚われてしまいたくなるほど美しい宝石に見えてしまう。
「…んっ…ん…」
まるでそうするのがあたりまえのように、あなたの唇に吸い寄せられる。その中に私の淹れた珈琲の味がすると、どうしようもなく安心するから。
この唇は、わたしのもの。もういじわるなんて言えないように、ずっと塞いでいてしまおう。





11: 名無しさん(仮) 2023/02/26(日)01:57:34

あなたを感じていたい。ここにいると、伝えてほしい。
「…今日はずっと、抱きしめていて」
もう、あなたしか見えないのだから。




12: s 2023/02/26(日)01:58:45

おわり
カフェにちょっといじわるして拗ねられたい




13: ? 2023/02/26(日)01:59:15

抱けーっ!!!




14: 名無しさん(仮) 2023/02/26(日)02:00:26

罰として一日中おくちでスタミナグリードされちゃうんだ…




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