【ウマ娘怪文書】勝負服はウマ娘の全力疾走にも耐えうる素材や縫製にもこだわり量産は困難だが、それはあくまでレースを目的とした場合の話 ライブの衣装のようにダンス程度の運動量を想定したものであれば複製は容易とされている
2: 2/3 2023/02/06(月)00:49:08
「『元の勝負服のほうがカッコいい』『スカートの宝石が淫紋みたい』『地固め標準装備はズル』等々の意見が寄せられました」
「そんな……気持ちは少し分かりますけど」
「また、『厚着でキスマークを隠してるんじゃない?』というコメントも……」
「ブルボンさんはそんなウマ娘じゃありません!」
撮影準備に奔走するスタッフ達が一瞬その手を止め、声の出所に視線を向ける
それはここにいた誰よりも、ニシノフラワー本人が驚いたほどの声量だった
ミホノブルボンは慌てるニシノフラワーを制し冷静に何でもないことを伝えると、現場は落ち着きを取り戻し準備に戻るのであった
「フラワーさん。誰もがそういう目で見ているわけでないことは分かっています」
「そ、そうですよね。ごめんなさい、私……」
「ですが、あなたの言葉で私の中のパラメータ『自信』が向上したのも事実です。感謝します」
ミホノブルボンとて心まで機械ではない。気に病むこともあれば他人の目を気にすることもある
自分に浴びせられた非難が幼い友人にまで及ぶのでは……と危惧しなかったはずがない
口下手な彼女は腰を屈め、言葉で伝えきれなかった感謝を抱擁をもって表すのだった
3: 3/3 2023/02/06(月)00:49:18
「……ありがとうございます、ブルボンさん。もう大丈夫です」
「はい。それでは撮影に移りましょう……ところで」
ニシノフラワーが落ち着き、いざ撮影開始……となるその直前。ミホノブルボンは裏方に視線を向けた
そこにいたのは彼女のマスターこと担当トレーナー、そしてニシノフラワーの担当トレーナーだ
「フラワーさんのマスターさんはなぜ屋内なのにマフラーを巻いているのでしょうか?」
「今日のトレーナーさんは寒がりさんなんだそうです」
「先ほどフラワーさんに衣装を届けに行ったときは巻いていなかった覚えがあるのですが」
「今日のトレーナーさんは寒がりさんなんだそうです」
「……」
「……」
「……了解しました」
好みは人それぞれであり、どんな理由があるにせよ他人のファッションにケチをつけるものではない
ミホノブルボンは気まずそうに目を逸らすニシノフラワーのトレーナーを見なかったことにして撮影に戻った
7: 名無しさん(仮) 2023/02/06(月)00:52:30
>>2
>ミホノブルボンとて心まで機械ではない。気に病むこともあれば他人の目を気にすることもある
体は機械と誤解される言い方はよせ
8: 名無しさん(仮) 2023/02/06(月)00:53:04
>>7
えっ!?
9: 名無しさん(仮) 2023/02/06(月)00:54:26
>>2
>『地固め標準装備はズル』
(ハナの取り合いに負けたんだな…)
24: 名無しさん(仮) 2023/02/06(月)02:08:24
>>2
>『元の勝負服のほうがカッコいい』
えろだぜー
>『スカートの宝石が淫紋みたい』
えろだぜー
>『地固め標準装備はズル』
マジなやつはやめろ